過去の失敗について。回答受付中
過去にした失敗ややらかしてしまった事が頭から離れずにモヤモヤしてしまうことがあります。もうできるだけの対処はしているし今更できることも何もないし、きっと問題ないことなのですが、本当に大丈夫かな?と心配してしまう気持ちがとまりません。考えても仕方ないのはわかっているのですが、、もう悩むのは嫌なので前に進みたいです。どんな気持ちのもっていきかたをすれば楽になれますか?
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたの大切な経験ですから
拝読させて頂きました。
あなたは過去の失敗やあやまちがなかなか頭から離れずに悩んでおられるのですね。詳細なあなたのことはわからないですけれども、あなたのそのお悩み心よりお察しします。
あなたが過去のことがなかなか忘れられずにあれこれずっと思い悩んでしまうこととてもわかるように感じます。
私も以前サラリーマンだった頃に失敗やミスを引きずってしまっていつも不安にさいなまれていました。
会社内での私のあだ名は「心配症」でした。ですから先輩や上司からも気にするなと日々言われてばかりいました。しかしなかなか抜け出せなかったですね。それは私の性分でしたし、いつも責任取らされて降格人事になるのではないかと恐れていましたからね。
しかしその後私はお寺に戻って会社を辞めました。辞めた後から今までいかにムダなことをあれこれ考えて自分を追い込んでいたのかわかりました。私が悩んでいたことは会社辞めればあまり大したことないことでしたし、些細なことでした、或いは一つ一つの経験だと思うようになりましたからね。
なかなかそう直ぐに切り替えることはできないですけれども長い目で見ていけばあなたも一つ一つ自分を成長させていく経験だと思うことできるようになるのではないかと思います。
あなたがこれからも沢山の素晴らしい出会いや経験をなさり健やかにご成長なさっていきますように、一つ一つを大切に充実した人生を生きることできますように切に祈っております。至心合掌
そしてあなたを心より応援させて頂きます。
心は必ず変化する
諸行無常。心も無常であり、瞬間ごとに浮かんでは消えて変化してゆきます。
瞬間ごとに新しい心、新しい自分に新陳代謝しています。
なので、今のままの気持ちが続くわけではない、きっとこの心も変化すると希望を持ちましょう。
そして、心の時間(念)を1秒単位に区切って見ると、1日24時間の心の中で、嫌な気分の1コマ、失敗を思い出している1コマは意外と多くないと気付くかもしれません。
静かに輝く満月をたまに雲(嫌な思考や感情)が隠すことはあっても、雲は月を壊せず、ただ通り過ぎるだけ。
そして、よくよく観察してみると、雲が月を隠している時間は意外と少ない。
そのように、心が無常であることに安らぎを見いだせたなら、人生どこにいても心を休憩させられるテクニックにつながるかもしれませんね。
今がその学びのチャンス、悟りに一歩近づく好機なのかもしれません。