hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

互いに話さない息子たち

回答数回答 2
有り難し有り難し 9

長男20歳、次男16歳、互いに口をきかなくなってもう6年になります
長男が14歳〜15歳の1年半ぐらいの間、反抗期で私たちもギクシャクした関係にありました
それが過ぎて私たちとはよく話すようになったのに弟とは全く話しません
次男は長男のことがずっと好きだったので
寂しそうで時々、「今度話してみようかな」と言いながら無視されるのでは?という不安で話せていません
夫が長男に一度聞いたことがあった時は「何を話したらいいかわからない」と言ったそうです
数年前にカウンセラーに「兄弟同じ部屋で寝ています」と答えたところ、毛嫌いしていないから大丈夫と言われましたがそれからあっという間に数年経ってしまいました
切なくてしょうがありません
どうすれば話をするようになりますか?
何か私たちの対応が悪かったのでしょうか?
何かアドバイスいただければと思います
よろしくお願いします


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご参考になれば

こんにちは、初めまして。

ご家庭のことは、限られた文面で判断しくいことがあるので、参考程度にお聞き下さい。

「反抗期で私たちもギクシャクした関係」ということは、ご長男が反抗期に入る前からご兄弟には距離があった、ということで宜しいでしょうか。それとも同時期なのでしょうか。

何れにせよ、反抗期を過ぎてご長男とご両親とは「よく話すようになった」のに、兄弟中は悪いままのようです。

反抗期の中でどのような出来事が起きたのかは分かりません。

しかし、私はご両親が兄弟それぞれに違う対応をした、或いは一方を贔屓としたと長男さんに思われた可能性があると思います。

これは想像です。

ご両親が、兄弟の内、一方のことを褒めて、比較するようなことを二人の前で言う。長男さんの素行を嘆く内容を、次男さんに話す。次男さんを嘆く内容を、長男さんに言う。

こういった、兄弟の間を離間させる遠因となることを、気づかない所でしてしまったことはありませんか。

公平でいることは難しいです。
公平にする側と、それを享受する側でもズレが生じます。

ただ、ここまで頑なに口を利かないのは、気になります。
ほとんど憎しみに近い感情が、長男さんにはあるのではないでしょうか。

一般に長男は、親に従順な人が多いと聞きます。
だから、親とは口をきく。最終的に親を否定しない。

しかし、比べられた時に生じる嫉妬や、贔屓にされるされないという不公平感が、ひとえに弟さんに向けられている。親をめぐるライバルとしての感情、という可能性はありませんか。

多分に推測になりました。
話半分に聞いていただいて結構です。
では。

{{count}}
有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
このお坊さんを応援する

離れた視点で見守ってあげては?

やっと反抗期を乗り切ったと思ったら、「息子さんたちがお互いに口をきかなくなった」とのこと。心中お察しいたします…。

その上で申し上げますが、その年頃の男子としてはお二人の状況はごく自然であるように思います。また、その原因がご長男の「何を話したらいいかわからない」という告白に集約されているのではないでしょうか?この先、お二人で共通の趣味が見つかったり、同じような経験をしたり(家族で旅行やキャンプなど)した時、自然と共通の話題ができ、どちらからともなく会話が起こるはずです。それを陰ながら御見守りになっては如何ですか?お二人で同じ部屋に寝泊まりしているそうですが、口では話さなくとも、あいづちや反応などでそれなりにコミュニケーションを取れている部分もあるのかもしれません。

私自身は三人兄弟の長男で下に二人妹がおりますが、性別は違っても、兄として、ある意味ではライバル意識がありました。(長男なのに大人げないというツッコミが聞こえますが…)お二人にも少なからずライバル意識が芽生え、ひょっとすればそれが葛藤となって言葉を発せずにいるのかもしれません。

親御さんとして心がけることがあるとすれば、お二人を少し離れた視点から見守って差し上げ、さらにはお二人等しく認め、それぞれの自己肯定感を高めてあげることではないでしょうか?年齢的にはお二人ともいよいよ巣立ちの時期のようですから、不器用でもお二人が自分の足で歩むことができるよう、これまでより少し一歩ひいて見守ってあげてください。

両親からそのように見守られ、どうにか不器用ながら自分の足で歩むことができるようになった、一人の息子としてそのように思います。

hanaさんの御家族の今後益々のお幸せを祈っております。

{{count}}
有り難し
おきもち

東京都内広告制作会社にてプランナー職を経験後、大本山永平寺にて安居修行。曹...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ありがとうございました
もう独り立ちが近くなっているのに私たちに万一のことがあっても兄弟で協力もしないまま生きていくのだろうか、不安と焦りの気持ちを聞いていただきましてありがとうございました
長男は中1まで弟のことをとても可愛がっており、時にはケンカや小競り合いしたりスキンシップもありました
無理矢理話させることは出来ずに待つだけですが見守るしかないと思いました

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ