定年再就職の後悔
会社を定年退職し、そこを顧客とする会社に再就職しました。
退職に当たり再雇用で働くか、給料が良い再就職にするか半年毎日悩み続けまし
た。再雇用は福利厚生がよく立場もOBとして居られて、もちろん知った仲間ばかりで
ストレスなく問題無いのですが、自分の果たしてきた職務に比べると仕事内容が簡単
で物足りなく思い、職務を継続することでの再雇用が希望でした。
一方給与の良い再就職は誰でも行けるわけではなく、そういう意味で勝ち組で評価
が高いな、老後の金もかかるし、と毎日葛藤して苦しく、しかし必ず再雇用の方に気
持ちはありました。
ですが再就職先の熱心(しつこい)な誘いもあり、一度は簡単な職務での再雇用で
決まっていたところを、回答期限が迫ったある夜に「このまま再雇用されても、あの
職場では体と心を壊してしまう」と一晩眠れず、次の朝再雇用を断って再就職に自分
で決断しました。(今思うと葛藤が再燃しただけで時間をおけば静まったと思います
が。冷静さを失っていました。それだけ葛藤したので)
悩みは客先となった元の会社の構内事務所で働き、私が断った職で働く人を見た
り、客先となった元の後輩から苦情や要求されたことに、下に立って対応する毎に、
「あの時そのまま再雇用されていれば、こんな苦労はする必要はなかったし、笑って
気楽に働いていられたのに。しなくてよい苦労を背負いこんでなんて馬鹿なことを。
コロナのことで先行きも心配だ」と毎日毎日悩んで自分を責めています。
働きだしてすぐなのに、あの決断が自殺行為で大間違いだったと毎日暗く辛いで
す。金に目がくらんだこともあると思います。まず働く環境が第一で給与は二の次だ
とも後悔しています。
わたしはどうしたらいいでしょう。やめるわけにはいきません。でも苦しいです。
心の指針を教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
欲・怒り・怠け・プライドは煩悩
悩み苦しみの陰には、自分自身の欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩が起動しています。
仏教では、悩み苦しみの原因は煩悩であると考えます。
つまり、敵は自分自身の心です。
相手は自分なのだから、怖がる必要はありたせん。
苦しいなと思ったとき、後悔したときは、
「欲・怒り・怠け・プライドは煩悩」と念じるようにしてください。
追記
過去は脳内データにすぎません。
あるのは「今・ここ」だけ。
「辛い」のは、頭であれこれ妄想雑念を膨らませすぎているからかもしれません。
たとえば、どこの会社で息を吸っても、空気の酸素濃度に大差はない。
息を吸って息を吐くとき、過去に悩む必要はありません。
質問者からのお礼
早速の教え有り難うございます。まずは御礼申し上げます。良く噛み締めて働いてみます。
回答有り難うございました。取り返せないあの決断、煩悩、欲のせいと反省しても、やはり辛くたまりません。どうしたら良いでしょう