いじめに耐えられる心を育てるには?
22歳の女子プロレスラーがSNSで誹謗中傷を受けて気に病み、自殺しましたね。最期まで人や飼い猫に迷惑をかけまいと配慮して旅立ったのを知り、ここ数日涙が止まりません。お母さんに落ち度はないと思いますが、自分の子どもに普段からどんな声かけをしたらいじめにも負けない心を作ってあげられるだろうかと自問しています。
我が家は夫が単身赴任していて数ヶ月に一度帰るか帰らないかなので、私は普段二歳男児を一人で育てています。私も仕事をしているので、保育園に預けています。送り迎えの時は、これから離れるのだという寂しさや、やっと会えたという嬉しさから素直になれますが、家に一緒に居ると、やめようね、と言ったことを繰り返したり、私がせかされたり、だんだん気持ちの余裕が無くなって、二歳児相手に声を荒げてしまうこともしばしばです。保育園に行かない土日は、可愛い子供と一緒に過ごせる喜びよりも、ひと時も休めないことにどんよりします。休憩したいなと思ってベビーシッターを頼もうにもこのコロナ禍で頼みにくく、もっと子どもをいなしつつ、余裕ある母になりたいと思いながらなれていません。パパが居ないから、注意する方も、優しくする方も、一人二役で疲れます。自分の怒りは、ひと呼吸することでできるだけコントロールするしか無いのかなと思っていますがまだまだ修行が足りません。
こんな調子なので、まだ二歳とはいえ、唯一一緒に暮らす母親が気分屋ですから、息子は育つ上でどんな影響を受けるだろうと不安に思います。もちろん保育園や就学後の学校でも影響をたくさん受けるでしょう。友達との喧嘩もすれば、言われない言いがかりなどもあるだろうし、する立場になるかもしれません。
息子には、人をいじめてはいけないこと、仮にいじめられても自分は価値のある人間だと説いていきたいですが、どんな態度や言葉がそうした心を養えるでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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褒める
大人から見て「できて当たり前」のことでも、褒めてあげてはどうでしょうか。
たとえば、靴を片方しか履いていないとき、「早く左足も履きなさい」と大人は言いたくなります。
しかし、「左を自分で履いたの?偉いねぇ」と褒める。
また、大人から見たら泣かないのが普通で、子供が泣いたら「泣くな」と叱りたくなりますが、泣いていない普通のときに、「泣かずにできたね、偉いね」と褒める。
そうすることでお子さんには自己肯定感が生まれるでしょうし、「自分はやればできる」という自信がつき、困難に立ち向かう根気と勇気にもつながるかもしれませんね。
褒めるときに、お母さん本人が褒めるのも良いですが、「近所の誰誰さんが褒めていたよ」「誰誰のママが、あなたを褒めていたよ」と、第三者が褒めていたと伝えるのも良いと思います。