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「コロナ鬱」と思われる親の変化について

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

こんにちは。初めて投稿させていただきます。

タイトルの通りなのですが、コロナウィルスの拡大による外出自粛が本格化した頃から、60代後半の母の精神状態が不安定になっています。母は父と2人暮らしで、私含め子供たちはやや離れたところに住んでいます。

特別感染者が多い地域でもないのですが、極端に感染を恐れ、不安のどん底に沈んでいます。

かかりつけ医の話ではストレスから体調にも異常をきたし、そこから自身は感染したに違いないと思い込んでさらに塞ぎ込んでしまう。そのため体調も良くならず…という状況に陥っているようです。(体調不良と言えど発熱・咳などコロナウィルスの症状はありません)

不安にさせないよう報道番組を見ないよう言っていますが、なかなか改善されません。自分のことだけでなく、園児である孫たちはじめ家族への心配も過剰になってきています。

このような母に対し、どのように接し、どのような言葉をかけてやれば良いのでしょうか。元々母は健康なうえ非常に明るく朗らかでしたので、困惑しています。私含め、家族関係は良好でした。

よろしくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

未来志向と過去からのヒント

二寸 様 相談ありがとうございます。

お母様の不安な状態心配ですね。
「人はどんな時も、最期まで変わることができる」
は、私の信念的なものですが、
お母様にも、そんなことを知ってほしいですね。

「お母様には、コロナが治まったらどうなりたいの?」
「どんな楽しいことをしたいの?」
「お父様と二人で楽しく過ごすとしたら?」
「もしそれを実現するとしたら、今何ができるかな?何が楽しいかな?」
という未来志向的な質問をひたすら問います。
それには、信頼関係が大切ですが、親子の関係なら問題ないでしょう。

それと、コロナが流行以前に、
「何が楽しかった?」「どんなことで感動したの?」「一番笑ったのは?」
「もしそれを何の制約もなく、今実現できるとしたら何から始めたい?」
と、過去のからヒントを得る方法です。

上辺だけで、返答がふわふわした感じが続くようになるかもしれません。
そんな時は、二寸様が、心の底から、泣きながらでもいいから
訴えるように
「お母さん、本当にどうなりたいの?不安にしても何も変わらないよ
何を大切・大事にして、どう充実して生きていきたいの」
と真剣に真摯に問うことです。
さらに、
「私たちに、心の底から本当に伝えたいことは何?」
でしょうね。

ちょっとお母様に尋ねにくいでしょうが
お母様思いのあなたが、真剣に問えば、きっと不安を増長するような方向から
転換が起きていくと思います。
参考にしてください。
一礼

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有り難し
おきもち

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質問者からのお礼

釋孝修 さま
ご返答ありがとうございます。
私のなかでも心配が先にあるあまり、未来を前向きに捉えてもらうという考えがありませんでした。
収束したらなにしたい?お盆に帰るからいっしょに何かしようか?こういった明るい未来のことを考えてもらう言葉をかけていきたいと思います。
自分がどうすべきか見えてきたように思います。ありがとうございました。

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