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考えていると夜も眠れません

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無知な為私の書く内容が間違えているのかもしれません。教えて下さい。

 私の家は浄土真宗本願寺派の直門徒のようで田舎の祖母は菩提寺で葬儀をしました。最近母が亡くなり遠方である為こちらの葬儀屋さんに手配していただき葬儀を済ませました。菩提寺とは祖母の件のみで馴染みも無かったので葬儀が済んでからの連絡となってしまいました。

 母は田舎のお墓には入らずこちらで永代供養を望んでおり、私も嫁に出ている為家を継ぐ事は出来ないため祖母の代までで菩提寺さんに永代供養を頼みたいとお話ししました。

 後日、本来は葬儀、法事は菩提寺が行う事が筋であると手紙が来ました。こちらに来るのが難しいならお坊さんが出向いて下さるとの事でした。正直出向いて頂くと御車代など費用がかさむ為法事の度にお越しいただくのはお断りしたいのです。

 田舎にはお墓もあるので揉めたくは無いのですが菩提寺の言われる様にしなければならないのでしょうか。同じ浄土真宗本願寺派のお坊さまにお経をあげて頂くのと何が違うのでしょうか。どうしたらいいのかわかりません。

 


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

菩提寺さんとの関係をお勧めします

こんにちは、初めまして。
先ずは、お母様がお亡くなりとのこと、お悔やみ申し上げます。

こういったご質問で、少々難しいのは文面だけでは分からない点があることです。
この足りない部分を私の想像で少し補いながら、要点をまとめましょう。

1・「遠方」の程度
「菩提寺」さんは「遠方」である為、葬儀屋さんに依頼した寺院に来ていただいたようです。文面には書かれていないのですが、どれほど「遠方」なのかが分かりません。経験上、隣の市ぐらいでも「遠方」と表現する人も居ますし、100km以上離れていることを「遠方」とする場合があります。

また、「菩提寺」さんにとっては、多少「遠方」でも新幹線を使う距離でも「直門徒」のお悲しみならどこにでも、という意識だったのかもしれません。ままあることなのですが、「遠方」という判断で近所のお寺に頼んだのは、今となっては「菩提寺」さんの意向を事前に伺わなかった意味で少し順番を違えたとも考えられます。

2・「田舎にはお墓もあるので」
これは、その「菩提寺」さんの境内にある墓地でしょうか。或いは市営、私営でしょうか。いずれにせよ、「菩提寺」さんとの関係無しには対処できないように文面では伺えます。この意味からも、葬儀で頼まれる寺院に慎重を期すべきだったと思います。

3・「永代供養を頼みたい」
「母は田舎のお墓には入らずこちらで永代供養を望んでおり」とありますが、「家を継ぐ事は出来ないため祖母の代までで菩提寺さんに永代供養を頼みたい」とお願いされていることからも、その菩提寺さんとの関係を一定程度持たなければならない背景が見て取れます。

以上のことから考えると、「費用がかさむ為法事の度にお越しいただくのはお断りしたい」とのことですが、来ていただくか、あなたの方から出向いて「菩提寺」で法事をしてもらうということが宜しいのではないでしょうか。

お墓の事もある、「永代供養」のこともある、菩提寺とは接点がしばらくは必要であることを勘案すればその方が現実的だと思います。この点、お葬儀の時のお寺さんには、同じだけ必要に迫られる接点がないですから。

菩提寺さんには、知らぬこととはいえ、順序を違えたことを申し上げつつ、以後仏事を行わせて頂きたい旨をお伝えすれば良いと思います。

ご参考になれば

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

丁寧なご回答ありがとうございました。私が順序を違えてしまった事がそもそもの始まりなので菩提寺さんには申し訳なかった事をお伝えすべきですね。よく理解出来ました。ありがとうございました。

「葬儀」問答一覧

祖父の葬儀での出来事

先日祖父が亡くなり、生前からの祖父の意向もあり、家族のみ参列し、所謂直葬を執り行いました。 無宗教ということと、以前身内の葬儀の際にお坊さんの振る舞いについてとても嫌な思いをしたことがあったようで、それ以来自分が死んだら戒名もお経もいらないから家族だけで見送って欲しいとのことでした。 祖父の希望通りに直葬を執り行ったのですが、せめて火葬場ではお経を1回くらい読んで貰った方がいいのではないか、と親族の一人から声が上がり、じゃあそうしようということで、その際お世話になっていた葬儀屋さんに相談し、お坊さんを手配して下さるとのことで火葬の前に読経していただけることになりました。 お経が始まり、喪主である祖母がまず焼香し、それに続いて参列者が順番に焼香を行っていたのですが、一人ずつではなく三人ずつ焼香を行って欲しかったようで、お坊さんが読経中ですが参列者のいる後ろを振り返り、すごい目付きで睨んできました。 確かに焼香台は三つありましたが、特に何も言われなかったため、喪主に続き一人ずつ焼香を行っていました。 お坊さんの様子に気付いた火葬場の職員の方が、三人ずつどうぞと声をかけてくださったのですが、その間も時折こちらを睨みつけるように見ており、更には肩を竦めため息を吐いていました。 あまりの出来事に唖然としたと同時に頭にカッと血が登り、動悸が激しくなりました。 そのくらいの衝撃を受けました。 そのお坊さんにとっては数ある内の一つかもしれませんが、私たち遺族にとってはそうではありません。 大切な祖父を侮辱されたようでとても腹が立つと同時に悲しくて仕方ありません。 祖母も気付いており悲しがっていました。 こんなことなら祖父の言葉通り、読経してもらうべきでは無かったと後悔しております。 そのお坊さんへのお布施は一万円お渡ししましたが、お金さえ貰えれば後はどうでもいいのでしょうか? 腹の中で何を思ってようが自由ですが、それを表に出さないようたった数分も我慢できないのでしょうか、それが不思議でなりません。 上記したように、以前にもお坊さんのことで嫌な思いをしたことがあり、それに今回のこともあり、もちろんそんな事はないと分かってはいるのですが、こんな人ばかりなのですか? また、この悔しい気持ちの落ち着け方が分かりません。 アドバイスいただきたいです。 よろしくお願いいたします。

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母の葬儀を神式でやりたい父を理解出来ない

2月5日に、母がガンで他界しました。まだ60代の若さでした。今、悲しみと喪失感に暮れて居ます。 そんな中でも、葬儀の準備を進めなければなりません。我が家は、代々仏教式での葬儀を行なって来ました。 しかし、何故か父が神道式にしたいと言い出したのです。 ちなみに、父は特別神道を崇拝している訳でも無く知識もほとんどありません。 神式では、代々のお墓に遺骨を入れられません。魂も輪廻転生の輪に入れず、神棚に奉られる状態になると聴きました。 私は、生前散々苦労して来た母を、極楽浄土に送りたかったのです。 生まれ変わって、来世こそは、苦労無く、幸せな人生を送って欲しい。 しかし、神式では嫌な思い出ばかりが残る我が家に、魂を縛りつける事になるのでは無いかと心配しています。 父が私に相談も無しに依頼した葬儀屋さんも、神式葬儀の事例はほとんど無く、儀式なども曖昧に形だけやっている状態です。 母の亡骸は、まだ自宅に安置されています。枕直しの儀に必要な小刀などを担当の方が置いてくれました。 しかし、刀の置く向きが違います。葬儀屋さんのスタッフさん側に、神式の知識が無いのです。 用意出来る祭壇も小さく質素で、どうにも必要な用具が足りていません。これでは、あまりにも可哀想です。 まさか、お葬式の件で父とケンカをするとは思いませんでした。 どうしても神式で葬儀を行いたいのであれば、そこは仕方がありません。 ですが、せめて今の葬儀屋さんをキャンセルして、神式の儀式に詳しい、専門の葬儀屋さんに変えて貰いたいのです。 枕直しの儀を取り行ってしまった後のキャンセルは、失礼に当たるので出来ないのでしょうか…。 逆に、儀式をしたにも関わらず、別の葬儀屋さんで2度目の儀式を取り行う事は、 母の魂が迷ってしまったりなどの影響があるのでしょうか…。 葬儀業者をキャンセルして切り替えた経験のある方。 そして、数多くの魂を送って来られた、お坊様。 もう時間がありません。何卒、救いの手を差し伸べて戴けます様、お願い申し上げます。 大切な母親が人生の最後に、主役になれる日が葬儀だと考えています。 とびきり美しく、良いお式だったと言って戴ける様なものにしたい。私が出来る、最後の親孝行です。

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檀家総代について

先日父方の祖父が亡くなり、週末にかけて葬儀等を済ませたのですが 実は父が檀家総代をしているお寺の住職の母親の四十九日が祖父のお通夜と告別式が終わった次の日にあり 父は間もなくその手伝いに向かいました。 亡くなる1ヶ月前から祖父は施設のベッドから落ちて大腿骨を骨折したのちに入院と手術をしていたのですが その際はちょうど住職の母親が亡くなったあたりのタイミングだったため 本来であれば医師からの説明のためずっと病院に居なければならないはずが 檀家総代であるという理由から葬儀をまとめなければならず あまりそばに居ることができないような状況でした 「なんとかして祖父のそばに居てやれないものか」と言っても 父は「俺が葬儀のまとめをやらなければいけない」と返され聞き入れてもらえませんでした その時でも色々と疑問に思うことはありましたが まだ祖父は生きている状態だったので とりあえずはあまり口を出さずにいました でもなんだか今回は話が違うような気がするのです 昔からお世話になっているお寺なので 色々と感謝することがあるのは間違いなく 手伝う義務のようなものがあるのは十分理解しているつもりなのですが 身内の、しかも自分の親を見送るという時に葬儀から荼毘まで最低限のことだけして それが過ぎたあとは先にひかえている他人の葬儀を優先的にまとめるというのは なんだか祖父をないがしろにしているような感じに見えてしまってわたしは納得できません。 せめて四十九日までは自分の親のために集中できないものなのかと ただでさえ葬儀の前も後も大変だというのに… 檀家総代というのは、大切な家族の時間を犠牲にしてまでこなさなければならないものなのでしょうか? 本人に言っても、まわりに相談しても 「仕方がないことだから」と言われて終わってしまいます。 自分の行いは大なり小なり必ず自分にかえってくるものです もし自分があの世に行くときでも同じようにないがしろにされても良いということなんでしょうか。 あまりに薄情な気がしてなりません。。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ