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葬式のやり方で意見が合いません回答受付中

回答数回答 3
有り難し有り難し 15

実家での葬儀についてです。
私は一人っ子です。
10年前、実家の祖母が亡くなり葬儀をしました。結婚して実家は離れていましたし、子供たちも小さかった時だったので葬儀については何も意見はせず従いました。時代錯誤なやり方に不満もあったのですが。
そして今、実家の80歳の母が肺炎で入院中でここ数週間に何度も危ない状態になっていて もうダメかもしれないと覚悟した父が葬儀の話をしています。
10年前の祖母の葬儀の時は父がその2年前に脳梗塞を患い入院前から退院直後などの記憶が曖昧になり新しく覚えること考えることが苦手になりとなっていたのですが母と父の兄弟がサポートして何とか終えました。父が長兄です。喪主も務めました。
今はその時とは親戚なども代も違う付き合いになり付き合い方も変わり参列してもらう人も少なく見積もり 近所の方も亡くなられた方も多く過疎のエリアなので来てくださる方は減ると思います。ですが やり方としては前と同じやり方でないと この地域の特性などに従い簡素に出来ないとの一点張り。
私としては親戚も近所の方も高齢でありまた私のいとこ達、親からしたら姪、甥も結婚して遠方にいたり子育て真っ只中で大変な時期であるので簡素にしたいのです。
ですがまず父は自宅でやりたいらしいのです。自宅で納棺して通夜をやり翌日近所の方に見送ってもらい出棺したいようです。
祖母の時は夏で暑くてお坊さんも汗だくで大変でした。クーラーは今もありません。10年前より今の方が暑いので 暑い日にそんな人が実家に集まり狭い中でやるとなれば参列者の体調も心配ですし、あの時は元気でお手伝いしてくれた親族も何人か亡くなり動ける人わかる人が少なく掃除に片付けお茶出しなど誰がやるというのだろう と。
私の旦那は違う地域出身な為 うちの方の風習なども知りません。だから客みたいになるかと思います。言われたことのみやるだけかと。戦力にはなりません。
なので私が一人苦労するならばやり方を変えて 自宅にら戻らず病院からそのまま葬儀の場所に安置してもらい全てを葬儀場でやりたいのです。
自宅に安置したら誰か泊まらないとなりません。食事やお風呂、困ります。葬儀場に安置したら全員帰宅出来ます。きっと自宅に安置したら気になって泊まった人は一睡も出来ないでしょう。色々な面で考えたら全て葬儀場の方が安心でラクなのに理解してもらえません。

2025年4月17日 23:00

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

旅立たれる方が悲しまないように!

葬儀の時には、いろいろな揉め事が噴出するものです。
昔で言いますと、焼香順位で親戚で大げんかになったことなども、よくある話でした。
それぐらい葬儀と言うのは、いろいろな人の思いや思惑が交錯して、思いが噴出するものなのです。

お父様やあなたの思いも、吹き出してぶつかり合っているのだと思います。

そして、このようなぶつかり合いの時というのは、普段のあなたの心の不満や不足の気持ちも一緒に増幅しているのではないでしょうか?

普段から相談されていないのに、自分ばかりが大変な思いをしないといけないとか、周りは何もしれくれないから大変なのは私ばかりだとか、私はちゃんと全部考えているのにとか・・・。

ひょっとすると自分でも気がついていない憤懣ヤル方ない気持ちをお持ちなのではないでしょうか?

もしそうならば、少し落ち着いてみましょう。

ご近所のことやお手伝いのことなどは、今の時代は葬儀屋さんとの相談でなんとでもなることですので、そこの優先順位は下がってくることです。

それよりも、普段からお母様がどのように思われていたのかとか、喪主様の考えとかが、優先されるのではないでしょうか?
その上での助言としての話になると思いますし、助言者の立場でのお話あいになると思います。

もちろん実際に行動する人の大変さや参列者への配慮などもありますので、そこは葬儀屋さんに状況を聞いてからの喪主様との相談説得になるのではないでしょうかね。

相手にも思いがありますので、ぶつかり合っても仕方ないことです。
あなたの考えているようにだけはできませんので、落ち着いて、とにかく落ち着いて、何が大事で何を優先されるべきかを話し合われることを考えてください。

所詮葬儀と言うのは儀式でしかありません。
何よりも葬儀の時に旅立たれる方が悲しまないように、されることが大切ではないでしょうかね。

2025年4月18日 8:37
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有り難し
おきもち

護摩行1200回以上・滝行:1100回以上もすると、お話しできることもできてきた行者です。 元々は在家の出身ですが、17歳で出会った師匠の生き方に感銘を受けて、18歳から師匠のところで内弟子修行。 ただ、この時点で師匠が僧侶であることを知らなかったという間抜けな弟子入りでした。 一体何になるために弟子入りするのか、その時はわからないままだったんです。 多感な時期に、弟子にならずにはおられないほどの生き様を見せていただけたことは、私にとって生涯の幸せだと今は思えます。 その後、内弟子行12年の間に夜中行・護摩行・籠山行・滝行・お百度行などを経験させていただきました。 結婚と同時に小さなお堂を預かって師匠のもとから独立。年間数百回を超えるご相談を聞いております。 人々を幸せに導く行者として、60歳を超えた今も季節を問わず変わらず修行を続けております。 また、別に事業もしておりますため、マーケティングやセールスなどにも詳しくなって、娑婆の厳しさと理不尽さも舐めてきています。 本当に救われる信仰として、実践に則したお話をさせていただきます。

ご質問ありがとうございます。
いろいろと大変だとは思いますがやはり一番近くで共に生きてきたお父様の意見を尊重することを私はお勧めします。とはいえ準備や人手など足りないと思いますのでその点は地元の信用できる葬儀社さんに相談したら対応してくれると思いますよ。
お坊さんが暑いのではと心配してもらいとてもありがたいのですが、その点は気にしないでください。お坊さんは暑い時や寒い時の修行を経験していますから大丈夫ですからね。
そして何よりも残されたお母様との時間を大切にしてくださいね。

2025年4月18日 12:16
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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答していますが、無知未熟ゆえに質問を読ませていただくことしかできないことも多々ありますがお許しください。 回答は私個人の意見や解釈もあり、場合によっては浄土宗の教義とは少し異なることもあるということをご了承ください。 また、寺の紹介ページに電話相談についても紹介していますのでどなたでも気兼ねなくご利用ください。 ハスノハのお坊さんがもっと増えますように。 合掌 南無阿弥陀仏

葬儀屋さんに色んな案を出してもらう

葬儀屋さんに色んな案を出してもらいましょう。
自宅を使う方が費用を抑えられる可能性はありますが、駐車場やエアコンの問題、家族の負担等を考えたときに、お通夜と告別式をセレモニーホールで行うことは多いでしょう。
その場合でも、私の地域ではご遺体はいったん自宅に帰ってきて、自宅で枕経を行います。
そして、お通夜と告別式はセレモニーホール、出棺して火葬場へという流れです。
また、大きなお寺の場合はお寺の本堂をセレモニーホール代わりに使わせてもらえる場合があり、お通夜の後の親戚の夕食も仕出し弁当等をお寺で食べさせてもらえる所もあるでしょう。
まずは、プロである葬儀屋さんに遠慮せずに相談してみましょう。
ご家族も、プロの意見になら耳を傾けてくれるでしょう。
あと、家族葬で行う場合でも、亡くなったという情報は近所等に隠さず、弔問したい人はお断りせずに受け入れましょう。
それでないと、お参りできなかった人達が後日自宅に次々とお参りに訪れ、家族の接客の負担がかえって増える場合がありますからね。

2025年4月18日 8:06
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

質問者からのお礼

たくさんの回答ありがとうございます。本人の意思…があれば聞いておけたらよかったですが長年の鬱病からの認知症で意思疎通が困難な状態でした。
やはり父の意思を尊重し納棺は自宅でやる方向で考え 近所の方など来て頂き他のことはセレモニーセンターにてやれるように話をしたいし いざという時には葬儀屋さんに説明して頂きうまくまとめていきたいと思いました。
気がラクになりました。ありがとうございました。

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