父親の末期がん 最後をどう過ごせばいいか回答受付中
父親ががんで闘病生活を続けていましたが、ついに先日、もう効く抗がん剤がなく先が短いであろうことを病院から伝えられました。
父親との過ごし方で悩んでいます。
とても愛情をかけて育ててくれたと思いますし、父親のことは大好きです。ですが、昔ながらの頑固親父という感じで、近くに住んではいますが顔を出しても二言三言話して自室に入ってしまいます。仲が悪いわけではなく、昔からそういう距離感の人なのです。
色々話したいですが、なかなか普段のような他愛もない話を二言三言交わすだけで終わってしまっており、このままでは後悔が残るのではと思ってしまっています。
感謝を伝えたり、急に深い話をすると、「最期だからか」とお互い何となく思ってしまいそうでそれも気が引けています。そういう雰囲気にしたくないです。
最期が見えてきた父親と、普段通り過ごすべきか、きちんと感謝を伝えるべきか。
いい歳して自分で考えて行動すればいいことだと思いますが、どうしても答えがでないまま一か月経ってしまったので相談させていただきました。
親の死を受け入れられない、現実をみたくないという未熟な心のせいだということは薄々わかっています。
私はどうしたらいいのでしょうか。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
家族の存在が力になる、あなたの言葉が支えになると思うのです。
お父さんとの距離感があってもいいじゃない。
それでも、今はお父さんがいてくださっているのです。ですがその時間は、限られているのですよ。
何も会話がなくても、そばにいたいと思いませんか。お父さんの姿、顔、声、しっかりと感じて。
あなたの気持ちも、お父さんに直接 伝えましょう。いつか、直接に伝えることすら叶わなくなるのです。後悔をしても、どうすることもできなくなってしまうのですよ。
あなたの気持ちのままに。お父さんの顔を見たら涙が出てしまうのであれば、そんな想いもぶつけたらいいじゃないですか。「いろいろ話したいのに、なかなか上手く伝えられないけれど、お父さんがいなくなることが受け入れられないほどに寂しくて悲しい」って、泣いたっていいじゃないですか。素直に伝えましょうよ。こんな時に、本音を言わずに、分かり合えなくてもいいのですか。
難しかったら、手紙にしてもいい。
こうして、縁あって親子になったのです。ずっと一緒に、生まれた時からそばにいてくれた人なのです。その人を失うことが、どれほどのことか。そんな、複雑で言葉にならない想いも、そばにいるだけで届くのではないでしょうか。
お父さんだって、死を前に、どれほど怖いことか。別れて、遺していかなければならない家族を想い、無念であろうと思いますよ。
お父さんのいのち。最期まで生き抜いていただきたい。だからこそ、家族の存在が力になる、あなたの言葉が支えになると思うのです。
どうぞ、共に、大切にお過ごしくださいね。
いまのあなたをぶつけましょう
質問ありがとうございます。
私はホスピス病棟にて理学療法士として勤務しておりました。
いろんな方と向き合ってきました。
その経験をふまえてお伝えさせていただきます。
今のあなたをそのまま向けるのが一番ではないでしょうか。
時間は有限です。
悩んでいることをそのまま向けてみるのもよいのではないでしょうか。
今をぶつけてみる。
関わり方には正解はありません。
お父様と一緒に最期の時間を作っていく。
こんなこと悩んでる。こんなこと考えている。
どんな雑談であっても良い時間になるのではないでしょうか。
ぜひ今を大切にしてください。
合掌
ご質問ありがとうございます。
お父さんはきっと会いに来てくれるだけでうれしいと思いますよ。
ただ、以前コロナが流行った時に病院で面会することもできなかったご遺族が最後のお別れができなかったことを悔やんでいたことを考えると、言える時に言いたいことは全部言っておいた方がいいかもしれませんね。
普段の話も感謝の気持ちも、そしてまた会いに来るからねと希望の言葉も忘れずに。
もし亡くなっても浄土(天国でもいい)で会えることを信じて。
質問者からのお礼
中田様、聖章様
コメントいただきありがとうございました。
自分の心の内を面と向かって正直に話すのはできないかもしれませんが、それでも会える今のうちに、行ける日は顔を見せるだけでも行こうと思います。
鈴木様
コメントいただきありがとうございます。
悩んでる時間もない、確かにそうです。
自分の中で気持ちを整理したら、少し話してみようと思います。



午後から夜の時間帯は都合がつきやすいです。
◆こちらから、無理に聞き出すことは致しません。
言いにくいこと、言えない気持ちも大切にします。あなたのお気持ちのままに、ゆっくり待ちながら、その気持ちを大切に受け止めたいと思っています。
◆自死で大切な人を亡くされたり、死別により 死が受け入れられなかったり、心の整理がつかない方へ。30分ずつでも、オンラインで定期的に気持ちに向き合っていきませんか。吐露したり泣ける時間も、大事なグリーフケア 。
◆個別電話ってドキドキして勇気のいることだけれど、声が届くから、聞こえてくるから、ちゃんと繋がっているようで、そばにいるように安心出来ることもあります。
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◆出来るだけ希望時間にお応えしたいと思いますが、午前中は毎日 法務があります。
(相談は、hasunohaオンライン相談より受付下さい。お寺へのいきなりの電話相談は受けていません。法務が優先なので)
◆一人で悩まないで。待っていますね(﹡´◡`﹡ )