自身の生育環境への劣等感
よろしくお願いします。
自身の生育環境から来る悩みです。憤りのようなものに近いかもしれません。
家庭環境と、自身の性質が二重に悪い方に作用したこともあり(詳しくはプロフィールページに記載済みです)、自身の能力を出しきれずに生きてきたことに強い後悔があります。客観的に自分の人生を冷静に見れるようになったいま、もっと自身の人生を充実したものにできたのに、という気持ちが止まりません。
理解力、読解力、好奇心が比較的ある方なので、幼い頃からなんでも吸収して割とコツをつかむのは早い方でした。
合う環境に身を置けたならば、またはそれがどんな環境なのか落ち着いて自身と向き合って考えることのできる家庭環境であったならば、という思いが消えません。
旦那と比較をしてしまうことも辛いです。旦那は比較的家庭環境、生育環境土地柄恵まれてきた方で、そのことに自覚なく、のほほんと暮らしていることに腹が立ってしまいます。妬みの感情があって、ついもっとがんばれと言ってしまい、そのせいで最近ケンカが絶えません。
今の状況としては、過去に戻りたいと逃避をしているわけではなく、きちんと現状を分かった上で明確な目標を立て、それに向けて努力をしています。現在の自分の生活も充足感があり、幸せだと感じることもできています。自身の人生をようやくコントロールできるようになってきた実感がありやる気もあり、精神的には決して弱った状態ではないと思います。なのに、いつも頭のどこかにやり直せたらという気持ちがこびりついています。
これは、最近感じるようになった感情なので、心の回復に伴い現れてくる感情、悪いものではない、と思うのですが気にしないようにしたくても消えてくれず対処に困っています。長文となり恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
k
こんばんは、文章から、かなりご自分について言語化できていると感じます。そして、「気にしないようにしても消えてくれず」ということですが、そう感じているあなたを客観視するように癖付けてはいかがですか。
「ああ、また小さい私が過去に原因を求めているなあ」と。うずくまって泣いている少女を、なだめるように扱ってあげてください。その背中を撫でることはできても、代わってあげることはできません。
そして、そうしている「現在」が、また明日のあなたを作っているのです。
本人から見て、順風満帆の人生を送っている人は殆どいません。「幼少期にはこういうことがあった。そして、今はこう理解し受け入れることができている」という現在に至るあなたの歴史そのものが、これからのあなたを作ります。
可能であれば、今に至るあなたを旦那さんに自己開示してはいかがですか。旦那さんは、あなたの敵ではなく「私の選択肢を広げてくれる人」であるはずです。あなたの人生が変わるきっかけを、常に提供してくれている人です。もちろん、彼にとってのあなたも。
追記です。
「お礼」欄の書き込み、ありがとうございました。そうですか、お話しできているのは有り難いことですね。世の中には「そんな話は聞きたくない」と拒絶する人もいると聞きますから。「彼なりの受け止め」は、その通りです。それしかできない(あなたの感情をまるのまま、コピーしたように受け止めることは不可能である)ことを話す側が心得ておくのは、とても大切です。「同じ気持ちになって!」を求めるのではありません。「自分で抱え込むだけじゃなくて、話させてくれてありがとう」です。
質問者からのお礼
佐藤様
親身になってご回答いただきましてありがとうございます。
お返事を読む中で、過去への劣等感を感じていることにより今の自分が認められなくなってしまっていることに気がつきました。
過去のいろいろなできごとが今の自分に影響を与えていることは間違いない事実ですが、今の自分はあくまでも今の自分。連続的なものでも、今この瞬間の「点の自分」を見てあげたいと思いました。
自分で認められるような自分でここから先は在り続けるための努力をすることで、いつか振り返った時にその時の「今の自分」を心から愛してあげられると思います。
自分のことだけ自分中心の世界からはそろそろ出られる時期(だいぶ心の整理がついたようです)となりましたので、不条理だと感じる経験をしたからこそ知れた感情、考え方を大切に、その自分をもって周りに自分がされたかったように優しさをもって接していきたいと思います。
旦那には、自分の生育環境については詳しく話しております。能天気な性格なのもあり、ほんまにわかってる?と言いたくなることもありますが、彼なりに理解受け止めてくれようとしているのは強く感じることができます。
暖かく親身なアドバイスをいただきまして、ありがとうございます。話をしながら考えも整理されてきました。