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迷惑

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有り難し有り難し 14

僕の半生は生きてるだけで他人に害や迷惑をかけ続けてきました。最近やっとそのことを自覚し深く深く後悔の念と申し訳なさが絶えず、とても苦しいです。

ひとりひとりに人生があって
人の影に見えない沢山の人々が関わっている事を感じています。

ですが、中々痛感するとまではいかない自分の浅はかさと厚顔無恥さに嫌気がさし、また害や迷惑を重ねてしまうのではないかと思うと嫌気がさします。

今後どういう心構えで生きていけばせめて無害な人生を送れるでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

反省の内容に復習を繰り返す

拝読させていただきました。

「真面目、真摯、正直、誠実」
さまざまな信念を心に抱きながら、人は生きているものです。
しかし、この真面目や誠実などに生きていく信念や志を持つには、それまでに反省なる失敗や後悔というものが無ければ、生まれないものでもあります。

人は生きていることで、誰かしらに迷惑をかけているものであり、生きることは、感謝を気付きながら、邁進してしていくことが大切です。

人生を考えると答えは出ません。一日一日の積み重ねが人生を構築させていくものであり、失敗がない人は自分の世界を広げることもできないものであります。

かの相対性理論で有名であるアインシュタインは人生をこのように述べています。
「人生とは自転車のようだ。倒れないように走り続けなければ、ならない。」
と、述べています。
このように自転車で人生を表現されたアインシュタインでありますが、倒れることもある。突然思いがけない事故(失敗)に遭遇することもあるものです。
世間が決めた基準から外れようが、何歳であろうと、乗り越えていける力が宿っているものです。

懺悔があって、初めて仏教が目覚める人が多いものであります。

後悔と捉えるのではなく、失敗と捉える心がけ、人間後ろ向きでは歩きにくい、前を向いて歩くほうが、色々なことを目にし、歩きやすい人生へと変わっていくものです。

合掌

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質問者からのお礼

ありがたいお言葉ありがとうございます。後悔の念は消えませんが、失敗の糧に変更できるように精進して参ります。

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