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集中力を高める方法はありませんか?

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私は昔からの集中力がありません。具体的には勉強や実験、レポート作業等をしていても、すぐに別のことを考えてしまいます。その度に集中しろ!と自分自身に言い聞かせますが、集中しきれていないためか、また別のことを考えたりミスをしてしまいます。

今までに弓道部に所属することで集中力を養うための努力は行ってきましたが、未だに集中力がありません。

仕事では細かい作業を行うことが予想され、集中力が必要だと考えています。

そのため集中力を高める方法、もしくは集中力を高めるための訓練法について教えていただけないでしょうか?


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「ウワノソラ。」興味のないことに頭だけで集中するのは難しい。

オブラートさん、こんばんは。

「集中力を高める方法、あり〼。」

ただ、ちょっと時間かかるかもしれませんが。気に入れば、実践してみてください。

集中力ってオブラートさんが仰いますが、「集中」という言葉につまずいて嫌になってたり、苦手と思っていませんか?

禅宗には「三昧。」という言葉があります。今の自分になりきるという意味です。
それはもう、他人の入り込む「隙」も「時間」も無い様子、完全に自分の世界に没頭している様です。

それが、おそらく普段使いの言葉にすると「集中する」ということではないでしょうか。

何か自分が好きなことに没頭している時の様子(身も息も心も調った)思い出してみてください。ある意味クレイジーな状態が「集中(三昧)。」です。

集中を「高める。」訓練方法としては、「よそ見をしない。」訓練です。
何か一つのことを、徹底的に追いかける、ココロを養うんです。
恐らく、だいたいの人は、頭を先に使ってしまうと思いますが、頭の継続って多分、長続きしないんですよ。なぜならココロが無いから離れてしまう。ココロで追っていくと、頭だけで考えるより長続きしてしまうのです。

ただ、瞬発的な集中は頭でパッとできると思うんですけど。
例えば作業時間の長い仕事なんかだと、心構えもないと、向き合えません。
その時々によって、「集中」の種類が異なります。うまく使い分けてください。

実際に座る、坐禅など具体的(息を調え、身を調え、心を調える)瞑想のトレーニングをイメージをされたかとも思いますが。
もっと簡単に、いつでもどこでも誰にでも出来る、身近な坐禅(行住座臥の坐禅、生活全てが坐禅であるという観念。)の有り様として上記の様に回答させていただきました。お役に立てるかはわかりませんが、予想される仕事や業務のご参考になれば幸いです。

合掌。

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おきもち

こんにちは。 埼玉県秩父市のお寺で住職をさせて頂いております、野村圭秀と申します。 縁に随って生かされている、そんなことを感じている40代の僧侶です。 沢山の回答はできませんが、よろしくお願いします。 【プロフィールを見てくださった方へメッセージ。】  一期一縁、再び訪れることのない今<時間>や此処<場所>を生きていく、というコトを私は心掛けるようにしています。 どんなに辛く、悲しく、暗い所にいても、心を閉ざしていたとしても、あなたのすぐそばにはきっと、自分が気づいていない『誰か』や『何か』が支えてくれているはずです。 大丈夫、きっと大丈夫です。 自分を信じて生きていくことが必要な時代です。 ただ、自分だけでは不安になってしまうので、もう一つ支えてくれる何かを見つけられるといいと思います。 例えば、私の場合は『宗教的な生き方(実践)』であり、それは『仏教』や『禅』という思考や教えをベースとした生き方です。 難しい言葉ですが『自灯明、法灯明』という生き方かもしれません。  あなたの場合は何に支えられているでしょうか?  ご自身で考えてみる機会になれば幸いです。 自分で考えることで、自身が救われていきます。他人が示すことができる正解などはありません。 その答えが少しでも見出すことが出来たならば、次の一歩が、次に進むべき道が見えてくるのではないでしょうか。 合掌 【おぼうさんず💗ラブ 記事】 https://hasunoha.jp/article/mihotoke/52                        

好きになること

 私には中学生の子供がいますが、プラモデルを作ったりしている時は、ものすごい集中力だなぁ、と感心します。この集中力を勉強にも...と思いますが、勉強にはこの集中力が出ないんですよね。

 このように、人間というのは、好きな事に対してなら、ものすごい集中力が出るようです。

 問いの中に「集中力をつけるために弓道を」とありますが、集中力目的でいくら弓道をやってもそれでは集中できないものです。弓道に興味を持ち、上手になりたいと思い、好きになってからこそ弓道に集中できるというものではないのでしょうか?

 集中力を高めるには、まず、それに対し興味を持ち、大好きになることだと思います。

 お仕事が細かい作業で集中力の必要なもののようですが、あまり根をつめすぎませんように。

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoha回答僧登録。 好きな言葉は「和顔愛語」。和やかな顔と思いやりの言葉という意味です。曹洞宗開祖道元禅師は、愛語には世界を一変させる力があると仰っています。回答には厳しい言葉を入れることもありますが、相手を思いやる気持ちがあってこその言葉と捉え、受け止めていただきたいです。 ※質問の答えについて、話の大筋は変えませんが、投稿してから誤字脱字を直したり、内容をよりわかりやすくするため、若干加筆修正することがあります。ご了承ください。 ※「お礼」は必ず拝読していますが、それに対して回答の追記は原則しないことにしています。ご了承ください。 ・回答する件数は減っていますが、ほぼ全ての質問とつぶやきに目を通しています。
話すのが苦手なので、原則不可とさせていただいています。どうしても!という場合は運営さんに問い合わせてみてね。

質問者からのお礼

回答ありがとうございます。
仰る通り「集中」という言葉に苦手意識を持っていたかもしれません。

御二方に回答していただいた通り、自分の仕事や業務に対して興味を持つように、自分の好きなことをしている時を思い出して取り組んでいこうと思います。

また「よそ見をしない」訓練にも取り組んでみようと思います。

回答していただき、誠にありがとうございました。

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