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長男に対して…

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中1の長男が勉強できません。

小学生の頃から宿題もせず遊んでいました。
テストの点数がとても悪かったので、2年間塾に行かせましたが、帰ってきたらすぐにゲームで、塾の先生にもあきれられました。

中学生になり、自分の順位が分かれば変わるかなと思いましが、変わりませんでした。

昨日今日がテストです。
テストの点数が上がったらスマホを買う約束をしています。

でも数学が全く分からないといって「スマホダメだぁ」と苛立っていました。

諦めず一緒にやろう!と頑張って私が問題を解いたら「だから何?」と言われてしまいました。

私も苛立ち「もう勉強なんかしなくていい。学校も行かなくていい。あなたは何で生まれてきたの?ゲームをやるため?もう私はあなたの為に頑張れない。自分のことは自分でやって」と言ってしまいました。

長男は夜尿症です。
最近はトイレも長く入ります。

私が口うるさいからだと思うのですが、長男を見ているとイライラしてしまいます。

どうしたら優しく見守ることができますか?
どうしたら余裕がもてますか?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの標準をあてがったり 押し付けたりしない

私が息子ならこう思います。
母ちゃんは自分の「こうすべき」が強いんだよ。
他の子供といちいち比べんなよ。
自分の中の標準、捨ててくれない?
俺らは俺らの時代になりに暗中模索で生きる道探してんだから学校の勉強ができないくらいでいちいち子供の心を折る用は表情や態度とかやめてくれよ。かえってやる気なくすし、ネガティブになるだけ。
学校の勉強、最近役に立ってるのかよ?
自分だって、スマホやってんじゃん。何がいけないの?
むしろそっち使いこなした方が、これからの時代で生き残るためには必要じゃね?どうせ、ホラ俺勉強できねえんだから。だったら、好きな事で花咲かせるように尻叩いた方が、そっちで燃えるっつの。
…失礼しました。
そんな感じです。
大人の標準、大人目線の常識って、あてになりません。
新しい世代の方々は、自分たちの世代の感覚とは違います。
本当にいい子育てをしようと思ったら、今の子供たち目線も拾ってから接すると、つながりができると思います。

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

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