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カウンセラーさんとの別れ

回答数回答 1
有り難し有り難し 14

読んでくださって有難うございます。
私は、2年にわたり、1人のカウンセラーさんのお世話になっていました。
月に1度、そのカウンセラーさんのところへ行って、話を聞いていただいてきました(カウンセリングです)。
私はうつ病があり、色々と悩みや不安を抱えていました。
私にとって、そのカウンセラーさんと面談できることが、ずっと心の支えになっていました。「次回の面談の時、何か良い報告ができるようにしたい」と思いながら過ごすことで、踏ん張ってこられました。
おかげさまで、今では、私の状態が、とても良くなりました。
そして、最近、カウンセラーさんのほうから、「このカウンセリングは、いったん終了してもいいんじゃないかな? あなたは初めて来たときには元気がなかったけど、こんなに元気になったから、もう大丈夫だと思う」という意味合いのことを言われました。
私にとって、そのカウンセラーさんの存在はとても大事でした。その方がいてくださったからこそ、ここまで回復できました。
正直なところ、私としては、そのカウンセラーさんには、ずっとお世話になりたかったです。
でも、カウンセラーさんのほうから、そうおっしゃられたので、私としては「このまま続けたい」と言うことは気が引けました。私の頭の中では「ひょっとして、カウンセラーさんは、私に、もう来てほしくないのかな?それを遠回しに告げてきてるのかな。それなら去らなくちゃいけないな・・・」という不安もよぎりました。
一方で、確かに、私は元気になった・・・。
カウンセラーさんの本当の想いは分からないけれど、とにかく卒業の時がきたんだ、と思い、その日でカウンセリングを最後にすることにしました。
ところが、その後、とてもとても心細くなってしまいました。
あんなに調子が良くなっていたのに、ここ数日、寂しさと悲しみで、心がぐらぐらに揺れています。
お坊さまは、相談を受ける機会が多いと思いますが、「この人はもう大丈夫だ」と思ったときには、そう告げることはありますか?
とりとめなくてすみません。
私は、カウンセリングを受けるにあたって、マナーはきちんと守り、公私混同するようなことはしていませんでした。
そうはいっても、突然、孤独になってしまいました。あんなに元気になっていたのが嘘のように、心が不安です。
これは、きちんと受け止めなければいけない「諸行無常」なのですよね?


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

終わりの近いことを伝えます。

花になりたい 様 相談ありがとうございます。

私もカウンセリングしています。
やはり元気になられる方には、自立を促すために、そろそろ終わりが近づいていることをお伝えします。おそらくあなたのカウンセラー様もあなたの自立を願っての事かと思います。
回数が増えれば費用もかかりますから、その点も考慮して負担のないようにすることも、カウンセラーは考えていますから、あなたの元気になられる状態を見られて判断されたのだと思います。なので自分に自信を持っていいのだと思いますよ。

孤独や寂しさを感じる時は、カウンセラーの善き言葉や笑顔を思い出して、いつも励まされてることを感じて、自分を責めずに自分を癒して、寂しい時をやりすごしてください。カウンセラーの判断は、きっとそれであなたが乗り越えられるという事だと思います。

そして、どうしても難しい時は、メールなり電話なりで現状報告的に少し相談してみるのも悪くないと思います。
頼る時は誰かをちょっと頼よってみる、頼らないで居られそうなら自分で対処してみる。こうしてだんだんとなれて来ることができる場合もありますから、決めつけすぎずに、対処してみてください。
参考までに
一礼

追伸:このたびは、「おきもち」をいただきありがとうございました。ご縁とご恩に感謝し、これからも精進してまいりたいと思います。またご相談等ございましたら、ハスノハをご利用するか、メールでもいただきましたら、ご返信させていただきます。コロナと酷暑で大変な夏ですが、どうぞお体ご自愛ください。再礼

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お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

釋 孝修さま

温かいご回答を有難うございました。
早々にお返事をいただきましたのに、お礼が遅くなり申し訳ありません。
釋さまのお言葉を繰り返し拝読し、ここ数日、自分の頭を冷やしておりました。

そうですね。
カウンセラーさんのご判断を受け止めて、少しずつでも、面談のない暮らしに慣れていきたいと思います。
この寂しさは、いつかは必ず向き合わなくてはいけないものですね。
面談の機会はなくなりましたが、カウンセラーさんが仰っていた言葉は、何をする時にも私の心に浮かんできます。笑顔も思い浮かびます。

カウンセラーさんとの関係は良好でした(だからこそ、今、こんなに寂しい)。
もしここで私がケジメなくしつこくぶら下がってしまったら、せっかくの良い関係が、壊れてしまいますね。
少なくとも、年内は連絡を取らずに、自分を慣らしていきたいと思います。
その後、私の心が自立できたら、「元気にやっています」ということを、年賀状などで、お知らせできたらいいな、と思います。

これからしばらく、ちょっと辛いかもしれません。
でも、「やりすごして」みます。
やりすごす、というのは、生きる上で大切な方法ですね。
決めつけすぎずに、対処してみます。
釋さま、
この度は、私を救ってくださって有難うございました。

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