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とても不安です

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有り難し有り難し 15

いつも丁寧に相談にのって頂きありがとうございます。ご意見を頂きたく、また相談させて下さい。

定期的に、月に1回程度、夜中急に不安感が強まることがあります。
鬱病手前になったこともあり、元から考えすぎ1人で抱え込んでしまうなどといった気質はあります。

時々その不安感がとてつもなく強くなります。
親と一緒に住んでいますし、彼氏は居ませんが、一緒に遊んだり色々な話を出来る友達もいます。
しかし、どうしようもなく寂しくて不安な気持ちに襲われます。世界で一人ぼっちの様な感覚に陥ります。
他の人は、恋人の存在などでこういう寂しさを紛らわして居るのでしょうか。

あまり他人に相談出来ず溜め込みやすい部分があるのですが、わたしはこういう時にちょっと電話とか出来るような恋人とかパートナーも居ないんだな、と悲しくなります。
とても寂しいです。

こういう時、とうやって過ごせばいいでしょうか。アドバイスを頂ければと思います。よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

どうにかできるものとできないもの

ご相談拝読しました。考えすぎて溜め込んでしまう傾向があり、孤独感や不安感が強まることがあるのですね。そうした時にどうしたらいいかわからなくなってしまうのですね。

でもそれはどうにかできるものなのでしょうか。どうにもならないものをどうにかしようとするからこそ、ますます苦しくなるのかもしれません。

そうした時があることを認め受け入れたならば、寂しい時は寂しいままに、不安な時は不安なままにそれらを抱えていけるのではないでしょうか。

恋人の存在は色々なものを与えてくれますが、逆に「恋人でさえもわかってくれない」という様に孤独感を強く激しく感じさせることだってあります。何かを埋めようと別の何かを持ってくることは根本的な解決にはならないのです。

さて、あなたは他の人の気持ちがわかりますか?何を考えているのか、どのように感じているのか…きっとわからないと思います。

もちろん想像することはできるでしょう。こういう時はこう感じるよな、こういう言動の時はこういう気持ちなんだろうなと。でもそれが有っているなんて確証はどこまで行っても得られません。

どんなに寄り添おうとしてもこの方法で人は究極的には孤独を超えられないのです。「わからない」「わかってもらえない」という高い壁があるのです。

この壁は叩き壊すことでなく、やはり壁とともにあることでしか超えられないのではないでしょうか。私もあなたもわからない。でも共にいる、というところで出会っていくしかないのでしょう。

程度の差や感じるタイミングの差はあれどもあなたがお抱えの課題は誰もが抱えているはずのものです。一人じゃないというのはその事実に目覚めることなのかもしれません。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
基本的には平日13時~15時のみ対応可能です。お寺の行事、急な法務で対応できない場合もあります。

質問者からのお礼

遅くなりましたが、
ありがとうございました。

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