人の物を盗む
よく父の貯金箱から小銭を盗んでいました。何回も繰り返して父も気付いてとても痛い目にあいました。ですが懲りずに今度は財布から札を盗むようになりました。そしてまた気付かれましたが怒らませんでした。これはもう呆れられてるんだと、そこから私お金を盗むのはもうしないようになりました。
その分、物を取るようになりました。音楽をよく聞くのですが、イヤホンをよく無くし、兄から黙って借りてそっと返したり、黙って借りてうっかり返すのを忘れてバレて注意されたり…。
私の兄は今年受験生で予備校は映像授業なのでイヤホンが必須です、予備校用のイヤホンを自分のイヤホンが壊れたので黙って借りて出かけました。ですが何処かでイヤホンを落としてしまいました。家に帰ると兄から聞かれました。それでも知らんぶって
「ちゃんと机の上に置いてあった.ないはずがない。お前しかおらん。」と。
何回も繰り返してバレてるのに疑わない筈がないと、最初は知らんぶっていましたが無くしちゃったと小さい声で言いました。
今回は本当に怒られました。あれがないと授業が受けれない本当に困ってると。
殴られないだけマシと思えと言われました。
謝れてなかったので部屋に行って小さい声ながらも謝りましたが、出ていけと追い出されました。 あんなに怒った兄は初めて見ました。無くしてしまったので新しく買って返しますが完全に信用は無いです。
これは前者より前の話ですが別居している母が泊まりに来た時もお金が減り、母は私が起きた頃には帰り父から知らない?と聞かれました。私は身に覚えがなく本当に知らないと答えました。父親は自分の金じゃないし知らないと私が言ったのですんなりそれで終わりましたが、それ以来母がは泊まりに来なくなったし会えなくなりました。このことは誰のせいか結局分からず終いで家族内はきっと私と思っているでしょう。
家族内で盗みをしていると自分じゃなくても真っ先に私が疑われる事の辛さを知りました。自分がした事なので勿論文句は言いません。
友達のものは盗まないのに家族のものは盗む勝手に借りる。
家族は毎日金を盗まれる物を盗まれるとヒヤヒヤしていると思います。私も借りたいならちゃんと本人に許可を得る、借りたものは返す。そういう人間になりたいです。信用されたいです。
どうすれば治りますかなんて私の意思次第だと思います。お坊さんの意見をお聞かせください。
父の機嫌の差が凄い。怒らせてしまうと暴力を振るい痣ができるほど。反抗期を認めてくれずこちらが機嫌が悪く素っ気なくすると暴力を振るう。 兄と父と住んでいて、女は私一人なので生活が息苦しい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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与える
みうみ さま
人の物、というより家族の物を盗むというご相談、聞かせていただきました。
最初はお金でしたが、ご家族は勝手に物をみうみさんに使われても、ある程度受け入れられてきたのでしょう。
お兄さんとの謝罪さえ許されない状況に驚いたことをきっかけに、少し見方が変わってきたのかもしれませんね。
お話を聞いて感じたのは、あなたの中には、まず家族の物が存在しており、その中でどう行動するかを考える、という姿勢があることです。
家族から与えられた環境の中で、どうしたら盗まずにいられるかを考えている。
しかし、あなたも人として家族に「与える」ことができる存在です。
与えるというのは、お金や物を提供することだけではありません。
気持ちを提供することも与えることなのです。
たとえば、予備校に行っているお兄さんに勉強に集中してもらうには、わたしはどうしたらいいだろうという気持ちを与える。
すると、わたしが借りたいときに借りる、という姿勢はそもそも生じないはず。借りるとしても「今日、使ってもいい?」という一言になるでしょう。
許可を得ずに勝手に借りてしまうのは、あなたが家族に与えられるままに自分の「今、使いたい」という気持ちを優先し続けているからではないでしょうか。
やってダメなら謝ればよいという姿勢は、他人からは与えられるはずのない許しを家族に感じ、信頼していたということ。だから、謝るときは小さな声、許してもらえないと落ち込むのだと思います。
しかし、そんなご家族との関係を、今あなたは見直しています。家族だけではなく、人生で大切な人は増えていくはずです。身近な人の気持ちを想像し、確かめながら、みうみさんが人に「与える」ものを見つけられるよう願っています。