父が最期に見たものは
昨年、父を看取りました。
父の最期に立ち合ったのですが、その時の様子が忘れられません。
死の間際、徐々に全身の機能が停止して呼吸も止まりかけた時、それまで閉じていた父の眼が突然大きく開きました。その眼は真横の壁を見つめていたのですが、焦点は全く合っていないのです。家族で声をかけたり、視界に入ろうとしましたが、反応は一切ありませんでした。ただ、壁の「何か」を凝視していました。
父の視線は暫く壁をさまよった後、徐々に天井に移動していきました。そして、何か言葉を発しようとしたのでしょうが声にはならず、僅かに口を震わせた後、絶命しました。
この時に父が見たもの、いわゆる「お迎え」的なもののように思えるのですが、仏教的に説明がつくものでしたら、教えていただきたいです。
不急の質問で恐縮ですが、約一年経った今でも脳裏に焼き付いて離れない光景です。父は最期に何を見たのでしょうか。
思いやりの無い人が許せない 過去の恨みがなかなか手離せない 面倒なことから逃げようとする 身の丈に合わないレベルの物欲
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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何か分かりませんが、そのようなことはあります。
私たち自身は、まだ生きていてますし、臨死体験もありませんから、適当なことは言えません。しかし、多くの書物などては、亡くなる前ごろになると、目に見えない世界が見えたり、聞こえたりと、又、先に亡くなった両親とか親族がそこにいるということも聞きます。
ある意味では、死に対する恐怖感から安心へと導くものかもしれません。
たしかに、鬼や怖い人が迎えに来たら行きたくありませんから。
ともあれ、死は肉体から魂、意識が離脱することですから、いわゆるこの次元から離れれば同じような次元の世界とのコンタクトは可能ですから、お迎えの時期が近付けば、そのようなことはあり得るでしょう。
でも、お父さんがコンタクト?されたものはなんであるかは、ご本人しか分かりません。
でも、そういうことは否定しません。父も以前、亡くなる数日前から、庭に、皆(先に亡くなれた親族)が来ていると言っていました。
質問者からのお礼
鈴木海祥様
拙い文章にご回答をありがとうございました。
父は違う次元にコンタクトしていたのですね。改めて、身内とはいえ別の世界の存在になってしまったのだなあ…と思いました。
確かに、父が見た物は本人にしか分かりませんね。私にもその時が来れば、何かが見えるのでしょうね。
ご回答ありがとうございました。