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大好きな祖父が亡くなりました。

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大好きだった祖父が亡くなりました。
祖母の家にお仏壇や位牌、御骨、等あります。
が、私の家で昔の写真とお線香を上げるのばダメでしょうか?
お仏壇などなく、写真立てとお線香のみです


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

どうぞなさってください

大好きなお祖父様が亡くなられたのですね謹んでお悔やみ申し上げます。

さて、お仏壇や位牌・御骨・等はお祖母様のお宅にあるけれども、あなたもご自宅で供養なさりたいとのご質問であると承りました。

誠にけっこうかと思います。是非ともなさってください。その際に写真と線香だけとのことについてですが、それでも構わないでしょう。お祖父様を思うお気持ちを表現したいということでしょうから。

しかし、一点知っておいていただきたいのは線香を上げて手を合わす対象はあくまでも仏様であるということです。亡き人は礼拝の対象ではありません。礼拝の対象は仏様であり、亡き人はあなたと仏様のご縁をつないでくれる存在です。

身近で大切な人のご命終から様々な思いが起こされた事と思います。ご自身の存在も何か根底から揺さぶられるような思いもされたのではないでしょうか。実はそれがすごく大切な事なのです。

亡き方がその命の終わりを通してあなたに伝えてくださったその感覚を、仏様に手を合わせながら教えに尋ねていくことが供養です。

「私はこうして命を終えていきました。あなたはどう生きて、どう死んでいきますか?」

という大きな問いかけをいただいているのです。亡きお祖父様を思うあなたが、実はお祖父様から先立って思われ、そして願いをかけられているのですね。

ご供養の方法はあなたなりでよろしいかと思いますが、こうしたことも知っておいていただけると有り難いです。

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はじめまして。北海道の片田舎の農村のお寺で住職をしております。 人生経験も仏法聴聞も、まだまだ未熟な私ではありますが、皆様のお悩みに対し真摯に向き合い、共に悩み共に考えたいと思います。 お話しする内容は「こたえ」ではありません。仏法を聞いてもお金が儲かるわけでも、人間関係に恵まれるわけでも、病気が治るわけでも、何ものにも左右されない心の持ち様が手に入るわけでもありません。 仏法の救いとは悩みが私の思い通りに解決することでなく、どんな悩みも私の現実として引き受けて、悩みながらも生きていけることだと私はいただいております。 悩みを救う(解決する)のではなく、悩む人を救う(悩む私という存在を引き受けていける)のです。 「こたえ」ではなく、「問い」を共有することで、悩み苦しみを引き受けて生きていける一助となれれば幸いです。 【回答について】 後から読み返し、誤字脱字に気づいた際は訂正を入れます。訂正ではなく、お礼コメントへの返信のため追記する場合はタイトルに〔追記あり〕と記載します。 なお、タイトルも本文も字数制限があるため際限なく追記できないこともご承知おきを。
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