回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
価値にとらわれないで
価値というのは、誰が決めるのでしょうか?あなた様でしょうか。わたしでしょうか?他の誰かでしょうか。
人間だけが価値という概念をつけることができるのです。そのことにとらわれること事態が仏教では愚かなことなのです。
価値があってもなくても、生産性があってもなくても、皆、生きています。ただ生きています。
同じように苦しみ、楽しみ、一喜一憂して生きています。
価値など考えずに、あるがまま生きればいいのです。明日のことはわからないので、今、目の前にあることを大事に生きるようにしましょう。
人生を尊いと思って生きることは、一見、良いようですが、それが人生の足かせになることがあります。
ですので、自分に無理に価値など見出さず、今を大事に生きてください。
生きとし生けるもの全て価値があります
真言宗では生きとし生けるもの全てに価値があるという考えがあります。
生産性がなくともそこにあるだけで安心したり、笑ったり、悲しくなったりするものや人はあります。
この世に必要でないものはないと思います。
修行しようと思えば虫からでも学ぶことができるということばを聞いたことがあります。
つまり、修行をするというのはその人が学びたいと思う心があればできるということです。
必要か不必要かは自分の心のもち様で変わるということです。
人の考えの及ばない世界
月卯さま
こんばんは。
生産性があるとかないとかいうのは、人間が考えた価値観の中の話にすぎません。
私たちは、人間の考える考え以前の世界で生かされているのです。
そんなに人間は偉くないのですよ。
ですから、謙虚に優しく穏やかに生きていくために、人間の本質を知ろうと、仏道を歩むのです。
人を評価したり、自分を卑下したりすることすら及ばない世界なんです。良い悪いなんて言う前に生命をいただき
生きているのです。
質問者からのお礼
お忙しい中回答していただき、ありがとうございました。