私はどうすればいいですか。
第一子を迎えました。息子は産声をあげることなく、生まれてきました。同意の上での中絶でした。
私が殺しました。唯一の母なのに、守ってあげることが出来ませんでした。分娩で3日陣痛に耐えました。息子はもっと苦しく辛い思いをしながら亡くなったと思うと、後悔が絶えません。
私が、殺したのです。自ら診察台に行き、逃げることも出来たのに 薬を入れたのです。最後まで息子は生きたいと願っていました。亡くなる前日に初めて胎動を感じました。母である私に最後まで助けを求めていました。
とても小さな息子は、天国まで行けるのでしょうか。まだ何も出来ない息子は1人でも大丈夫なのでしょうか。私はまだ何もできていないのです。息子にまだ、何もしてやれてないのです。母として、最後までついていてあげたいのです。ずっと一緒に居たいのです。お地蔵様が親代わりとなって…と話を聞きました。しかし息子の母は私しかいないのです。私がたった一人の唯一の母なのです。
どうしたら一緒に天国へ行けるのでしょうか。息子を殺したのに天国へ行きたいのです。ずっと一緒にいてやりたいのです。
彼も私の母も生きていることが供養だと言います。私はそうは思えないのです。自分を殺した人に生きていてほしくないと思うのです。幸せになってほしくないと思うのです。息子に唯一出来る私なりの償いだと思うのです。共に生きてあげることは出来ませんでしたが、共に逝ってあげることはできるのです。私ができる唯一の母らしい事だと思うのです。
最後まで最低な母でしたが、やっと息子のために出来ることを見つけられた気がしました。
まだ小さな息子にできる、母として唯一の事だと思うのです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
逃さんぞ?
"共に逝ってあげることはできるのです"
"私ができる唯一の母らしい事だと思うのです"
ええかげんにせえよ?
こんなのは、大きな大きな勘違いです。
あなたはどこまで命を粗末にすれば気が済むのでしょうか?
あなたは我が子のみならず、自分の命まで摘んでしまえば二重の罪を犯すことになりますが、そんな大罪人の希望がまんまと叶う道理がありません。ただでさえ行先が真反対を向いているのに、どうして天国などという善人の行く先で再会できるというのでしょうか?
"幸せになってほしくないと思うのです"
はい、同感です。
あなたはとんでもない罪を犯しました。咎人は罪を償わなければなりません。もし被害者が「幸せになって欲しくない」と望むのなら、あなたは二度と幸せになるべきではありません。幸せでない人生を寿命が尽きるまで背負い続けていかねばなりません。それなのに、手前勝手にそれをとっとと切り上げて、慚愧と苦悩の日々から逃げるなどということが許されるのでしょうか?
あなたの奪った命は、あなたが今ここでポックリと死んだくらいで償えるほど安いものだったのでしょうか?本当に悪いことをしたと思っているのなら、本当に亡き我が子を案ずる親心が心の片隅にでも残っているのなら、どこまでいっても満たされることのない不幸な人生を、寿命が尽きるその瞬間まできっちり生き切り勤め上げねばならないのではありませんか?
仏教はあなたを罪を帳消しにできるような、そんな都合のいい魔法ではありません。しかし、あなたが最後まで罪を背負い切れるよう支え励ますことを約束している。
母として出来ること
大変つらい心持ちでいらっしゃることと思います。
きっと産むことのできない事情もあったのですね。
決断をする上でも悩まれたことと思います。
「中絶することで、お子さんの命を奪ってしまった。」
これはもう変えようのない事実です。
この先どんなに悔やんでも、時間は戻せません。
……それなら自分も子供を追って死のう。
少々きつい表現になりますが、これは“逃げ”です。
「自責の念に真っ向から向き合い、お子さんの供養をすること」
これを実の母親として出来るのは、この世の中で唯一、あなたしかいません。
命には、必ず意味があります。
確かにお腹の中で生きていたお子さんの命、その命に意味を見つけられるのは、母親であるあなたでしょう。
懇ろに供養することは、あなた自身の修行です。
輪廻天性があるとするならば、葬儀を終えた今、お子さんの魂は来世に人として生まれるための修行の一歩を踏み出したはずです。
自分の死を受け止め、安らかになって、来世へと進んでいけるように。
どうか心から、お子さんに手を合わせてあげてください。
大丈夫です
本当にお辛い思いを打ち明けて書いてくださりありがとうございます。
母としてのお気持ち本当に胸を打たれました。
貴女には、まだ生きてお子さんにして差し上げることがあります。
心して読んでください。
今、貴女が亡くなっても、お子さんの魂と共に道に迷ってしまうかもしれません。
貴女が貴女の心を磨いて、しっかりと天国や極楽に導かれるような人になることが大事です。
お子さんは、親が立派に魂を磨いてその生涯を全うされるまで、その様子を見守りながら、お地蔵さまと共に待っていてくれています。
そして、将来この世でなすべきことを成し遂げて、ご立派に魂を磨かれた親ごさんと共に、あちらの世界に行くとも言われてもいます。
ですから、そのお子さんのことを忘れず、しっかりと供養の気持ちを持って、お子さんの為にも心を…魂を磨くように生きて頂きたいと思います。
今後人生で辛いことがあっても、そのことを心を魂を磨く糧として乗り越えて行ってください。
貴女の目には見えないお子さんも、貴女と共にそれを経験しています。だから、貴女が何かを乗り越えて幸せな気持ちになったら、そのお子さんも一緒に幸せを喜んでいると感じてください。
貴女がそのお子さんを忘れず、供養の心を持って生きることが、お子さんを生かす事であると感じてください。
幸せな人生を歩まれるようお祈り申し上げます。
合掌
その子とのご縁を大切になさって
拝読させて頂きました。
あなたのその子への思いを読ませて頂きました。あなたの悲しみ辛いお気持ちも読ませて頂きました。あなたのお気持ちを心よりお察しします。
あなたのその思いをありのままその子へお伝えなさって下さい。あなたが生きていく中でいつもその子はあなたの思いを受けとめて下さいます。あなたとその子とのご縁は永遠に続いていきます。
その子が仏様に救われますようにと心を込めて仏様にお願いします。南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
その子は必ず仏様が導いて下さり、沢山の方々がその子を優しくお迎えなさって下さいます。そしてその子は一切の迷いも苦しみもなく心穏やかに過ごして安らかにご成仏なさいます。
そしてこれからもずっとあなたを見つめ続けていくでしょう。あなたはその子と一緒に生きていくのですからね。
あなたのその悲しみや辛い思いはなかなか消えないでしょうけどもどうかあなたのその思いをありのまま素直にその子にお伝え下さいね。いつもその子はあなたの声に耳を傾けていらっしゃるのです。
いつの日かあなたがその人生を生き抜いて亡くなる時にも必ずその子はご先祖様方々と一緒にあなたを優しく迎えて下さいますからね。そして共に仏様のもと皆さんと一緒に安らかにご成仏なさいます。
あなたがこれからもずっとその子とのご縁を大切になさりながら皆さんと一緒にお健やかに生きていくようにと心からその子やご先祖様方々にお祈りさせて頂きます。