娘が性的な暴行を受けましたが
数年程前に10代だった娘が性的な暴行を受けました。
その後中絶手術も受け、無事に終わりました。
しかしその後娘は塞ぎこみ引きこもりのようになってしまいました。
確かに犯罪の被害者になってしまったのは不幸なことですが、その後落ち込んだり傷付いたりするのは本人のせいでしょう。
不幸に酔って前に進もうとしない娘の姿に苛立ちを覚えます。
ただでさえ近所の目もあるのに、このままでは就活すらしなさそうです。
そうなれば娘はずっと親が年老いても脛をかじり続けるのです。
わたくしには定年後のビジョンがあり、退職金の使い道も決まっています。
このままではお先真っ暗。
そこでお坊さん達のお知恵をいただきたい。
どうかあわれな娘を救ってやってください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
娘さんを第一に
こんにちは、初めまして。
まずは犯罪の被害に遭われた娘さんのご心中と、父親であるあなたのご無念をお察しいたします。
最初にお断りしておきたいのは、アドバイスできることが少ないということです。
その理由としてまず第一に、この質問が一番の当事者である娘さんによって発せられたものではないことにあります。仮にあなたが何らかのアドバイスを聞いて、娘さんに話したとしましょう。娘さんにとっては、そもそも頼んでないアドバイスなど聞きたくもない、と思うのではないでしょうか。
第二の理由として、質問の前提として分からないことが多いのです。
とても大きな要素ですが、今娘さんは心療内科或いは犯罪被害者ネットワークなどとの支援を受けられているのでしょうか。そのような支援を受けている、いないとでは心の快復に大きな差が生まれます。
また、ご両親と娘さんとの間で、これまでどのようなやり取りが行われたのでしょうか。娘さんの苦しみにどのように向き合われてきたかの足跡がわからないのです。娘さんは、こんなことを口にした、こんな考えをしている、ということについてはアドバイスできます。しかし、そのような文言が文章中には全く見られません。
ただ、折角なので少ない情報量の中でも、私の率直な感想を言います。
「不幸に酔って前に進もうとしない娘」、「犯罪の被害(中略)その後落ち込んだり傷付いたりするのは本人のせい」という所にあなたの娘さんとの向き合い方が図らずも現れていると感じます。
娘さんは、きっと汚されたことへの言いようのない苦しみ、屈辱感、後悔、不当な犯罪への怒り、周囲が自分を見る目への恐怖・・・様々なものが心の中で荒れ狂っているでしょう。それは「不幸に酔」うとか、そんな言葉で片付けられる問題でしょうか。
あなたは、「近所の目」「親が年老いても脛をかじり続ける」「退職金の使い道」等と、自分が「このままではお先真っ暗」であることを心配しています。
言わずもがなですが、 娘さんこそ今、ここの現実が「真っ暗」です。
「お先」ではなく、今が。
どんな犠牲を払おうとも、娘の心と将来を守ってやる!、その心こそが、私のアドバイスなどより100倍娘さんを勇気づけると思いますが、いかがでしょう。
【追記】
独りで歩めない程弱っている人に、「自業自得」だ、歩め走れと説く仏様を私は知りません(字数制限)
質問者からのお礼
娘は中絶した病院以外は支援団体にも公的機関にも連れていってません。
周りに知られたら大変です。
今はどこから情報が漏れるかわかりませんから。
仏教の教えでは原因はいつも自分の中にあるのでしょう。
娘は今が真っ暗だと仰いましたが、仏様は見方を変えれば明かりが見えると説かれました。
結局本人がその気がないから不幸のままなのです。
性的暴行はよくないことですが、その後の展開は娘の自業自得ではないでしょうか。
追記に対して
最初に書かなかったわたくしも悪いのですが、娘は暴行を受けて以来自傷行為や家庭内暴力を行うようになり、わたくしたち夫婦に暴言を吐くようになりました。
犯人を憎むならまだしもなぜ家族に当たるのか。
親からもらった大事な身体を痛め付けるのは親への当て付けともとれます。
さすがにこれは甘ったれです。
暴行を受けたのは娘のせいではない。
しかしその後不幸なのは本人のせいです。