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日蓮宗のお寺での読経について

回答数回答 1
有り難し有り難し 9

日蓮宗のお坊さんにお聞きしたいです。
在家信者が日蓮宗のお寺で読経するときの作法を教えてください。また、おすすめの品(ぼん)をおしえてください
ご教示いただけますと幸いです。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご参考まで

はじめまして。

まず、作法に関してですが、ご質問がザックリなので、欲しい答えと違ったものになってしまったら申し訳ありません。

僧侶の場合、ご宝前に向かって一礼し、着座、その後、体を前に倒しておでこを地に付け、肘を着いた状態で両手を両耳の横に上げます。これを「頂足」と言い、仏様の御御足が自分の掌に乗るようにします。仏様に対する帰依ということです。その後、姿勢を正して読経へ移ります。
初、勧請(かんじょう)
  仏様を道場にお呼びします。
一、開経偈
一、読経(適宜)
一、御妙判(日蓮聖人のお言葉)
一、唱題(南無妙法蓮華経と唱える)
回数は決まっておりませんが、一番重要です。  
一、宝塔偈
一、回向(仏様への感謝や、先祖の供養等)
一、四誓
結、唱題三唱

最後に始めにありました「頂足」をもう一度して、終わります。

以上が法要やお経をあげる時の基本の流れでございます。

次に、オススメの品について。
これにつきましては、まず、「一一の文文は是真仏也」と言われておりまして、我々凡夫の目には黒い文字に見えても、一文字一文字が全て仏様であり、どれも尊い文字である、ということを念頭に置いて下さい。その上で。
これについては、前半十四品の中心である「方便品第二」。そして、後半十四品の中心であり最重要とされている「如来寿量品第十六」。この二つがオススメというより、とても重要なお経であります。朝夕とお経をあげる時には、ここを読まれて下さい。
法華経の文字は六萬九千三百八十四字、どれも大切でありますが、最も重要とされる処を中心として、その他のお経も読み進めていかれると良いかと思います。
在家の方用のお経本もございます。そこに、「勧請」や「御妙判」、「回向」等の読み方も載っておりますので、参考にして頂ければと思います。わからないこと、質問等、こちらでも構いませんが、近くのお寺様に伺うのも宜しいかと思います。

ご希望に添えたのか解りませんが、ご参考までに
どうぞ、ご精進下さい。

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