不安を断ち切るには
最近体調が優れなかったせいか、考えこむことが多くなり、過去や未来について自責の念や不安がたえません。
自分の中で納得し一旦解決したことでさえ、しばらくするとまた思い出してしまって、思い出している最中でも大丈夫だと自分に言い聞かせてるのに、次々と嫌な想像や不安が押し寄せ、しかも、一つ追いやったとしても、また次の不安が頭に浮かぶ、といった次第で、とても疲れてしまいます。
そんな私を心配している家族にも申し訳なく、どうしたらよいのか途方にくれています。
どうかこのグルグルする不安な気持ちを断ち切るためにはどういう気持ちを持てばよろしいでしょうか?抽象的でまとまらずすいませんが、よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
禅病
"自分の中で納得し一旦解決したことでさえ"
ポイントはココだと思います。
それはもう解決したことなんでしょう?
それはもう納得したことなんでしょう?
それはもう済んだことなんでしょう?
座禅や瞑想をしていると、あなたと同じように過去の出来事や当時の感情などが、ふと心に蘇ってくる現象がたびたび起こります。しかし、それらは完全に放置し、その意味を問うなどして心を奪われてはならないというのが原則です。なぜかというと、心を病んでしまうからです。これは平常時にても同じだと思います。
過去を振り返って反省したり学んだりする事は大切ですが、心を奪われてしまうとなると、それは本末転倒です。努努気をつけましょう。
今この瞬間に…
拝読させていただきました、慈陽院の平本と申します。
自責の念や不安にお悩みになっているのですね。
まず結論から申し上げますと「なるようにしかならないと良い意味で開き直り、そして今この瞬間に意識を集中する時間をつくる」ということをおこなってみてはどうでしょうか。
人は、完璧ではないので失敗をするときは、失敗をします。間違った選択をしない人などいません。
大事なのは、失敗を活かし自分自身を成長させることです。
次に不安が頭に浮かんだら、今この瞬間の呼吸に意識を集中させます。
イスなどに座り、ゆっくり5秒程度吐いて、ゆっくり5秒程度吸うようにします。
呼吸の流れに意識を集中させながら1分から3分、慣れれば5分程度行ってみてください。
過去や未来の不安に向いている意識を今この瞬間に意識を戻して集中させるのです。
あと散歩に出かけて五感で自然を感じたりするのもオススメです。
不安というのは、危機察知能力なので生きていくうえでは、とても大切な能力なのですが、yataさんは、少し過剰に不安が働いてしまっていることで苦しまれていると思われます。
不安に対しては、対策を考えて実行します。そしてやることはすべてやった。あとは、なるようにしかならないと思い、今この瞬間に意識を集中させてみると、不安な気持ちを抑えることができると思います。
またお悩みごとがありましたら、私でもhasunohaでもご相談お待ちしております。
質問者からのお礼
転落院さま
心を奪われないようにすること、ここがグルグルする苦しさにつながっているんですね。新しい気づきでした。ついつい引きずってしまいあれこれ考えるのやめること、難しいですが努力していきます。ありがとうございました。
平本優眞さま
今この瞬間に集中する。そうですね、それが足りないと思います。日々の生活をないがしろにしてただ思い悩む時間ばかりでした。呼吸法を取り入れて、今の状態をよくしていきたいです。ありがとうございました。