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過去にあった嫌な体験の忘れ方回答受付中

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有り難し有り難し 7

いつもありがとうございます。

タイトルの通りですが、
現在産後2ヶ月、夜間授乳をしていると産院での嫌な記憶を思い出してしまいます。
分娩時や産後1週間の入院生活で、ある助産師さんからの辛いあたりを思い出すと涙が出ます。
思い出すタイミングは主に夜、授乳をしている時です。
辛いあたりを受けたのは主に授乳中だったので同じような状況にあると、ついその時の体験を思い出してしまいます。

余談ですが、夜間授乳は、赤ちゃんと一対一であること、両手が塞がっているので読書などができないこと、赤ちゃんの刺激にならないように電気やテレビもつけないのこと、なのでぼーっと過ごすことになるため考え事をしてしまいます。

嫌な体験を忘れる、もしくは思い出さないようにするためにはどうしたらいいのでしょうか。

2025年4月6日 23:18

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

明るい未来を見据え、過去は過ぎり捨てる習慣を。

拝読させていただきました。

ご出産おめでとうございます。
まだ二ヶ月とお首も座っていない状態ですので目も離せなく色々と普段できていたことができずと考えることも増えていると思います。また睡眠不足からも思慮深く思い通りにならないことが数多とあるとお察しいたします。

本題に入らせていただきますと。
仏教では、とにもかくも「こだわらない」という結論に行き着きます。
・嫌な体験を忘れる。
・過去を思い出さないようにする。
この上記2点も"こだわり"になります。
厳しくとらえないでくださいね。
「忘れようとしていることにこだわっている自身がいる。」ということです。

人は誰しも一つや二つは過去を振り返れば羞恥なことや、失敗・後悔などの念に駆られることがあります。

仏教では「一水四見」という言葉があります。ようは同じ出来事であっても、人それぞれの把捉により心象は異なります。

前進する人生に躓かない人はいません。
「失敗」を後悔と捉える人が多く見受けられます。「失敗を経験」として捉えることが大切で、成功した体験は「自信」として捉えることが肝心です。

▪️良薬は口に苦し
ことわざ がありますように、ニガい薬ほど効果があります。人生も同じように出来ているのです。過去に起きた辛い経験などはやがて自身を支える大きな幹と成っていきます。
これを"物心一如"として捉えていきます。物の理(真実)は、心の理(真実)は同じであると捉える習慣性を付けていくことで、人生に無駄なことなど一つも無い。今は試練であり、この山を越えれば必ず新しい景色が待っているんだと。
自身を信じる力を少しずつ付けていくことで、不安(魔)は小さくなったり、不安(魔)は逃げ去っていくようになります。

今、お子様から目を離さず、睡眠不足も多々ある時期と存じますが、自身に我慢の境界線も知っておき、旦那様にも頼る勇気と家族の絆を作っていってください。

子は鎹(かすがい)です。

参考程度までにしてくださいませ。

合掌

2025年4月7日 2:27
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有り難し
おきもち

祈るこころに佛心が宿る。 変化多き時代を生きる私たちにできること、それは正しい道しるべであります。 選択肢が多い世の中になり、何が正解であるのか?すべて正解であります。しかし、人は損得で判断するのでなく、正しいか正しくないかで判断する人間であることを説いていきます。 ※電話相談は受け付けませんので、あらかじめご了承ください。

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