戒名の長さが違うと同じ浄土に行けない?
母が亡くなった時立派な戒名を父がつけていたのですが、その父が亡くなり自分が喪主になった時、檀家であるお寺の対応があまりにも心ないのに腹が立って、父の戒名を短いものにしてしまったのです。
鬱状態で判断力も働いていない時でした。10年以上たった今でも夢に父が出て来て心苦しいのです。夢の中で別に父は私を責めたりはしないのですけど。母と父は戒名の格の違いで浄土で出会えていないのでしょうか。だとしたら酷いことをしてしまったと後悔しています。
つけ直すということはできるのでしょうか。未だに檀家のお寺には不信感を持っているのですが。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
金のおの、銀のおのではないですが
戒名の違いは、
金の舟、銀の船、銅の船
のような違いと思ってみてください。
どれもちゃんと浮かんで目的地に行けますから安心してください。
豪華な舟で行ってもらいたいかどうかの違い。
そしてその戒名料は回り回って、
この世に残されたものたちが安楽に暮らす助けに
なったら一番いいですよね。
安心して下さい、必ず出会えます
拝読させて頂きました。
お戒名や法名の長さと浄土への往生は直接関係ありません。
お戒名は仏様のお弟子さんになるという意味での名前ですから長さは一切問題ではないのです。
仏様は、仏様のお浄土に生まれたいと心から願い、仏様のお名前を切実にお呼びなさる方を必ず自ら迎えてお導きなさって下さいます。
お父様は必ず仏様に導かれお母様やご先祖様方に優しく迎えられて心から安心なさって下さいます。そしてその再開を喜び分かち合っておられます。どうか安心なさって下さい。
そしてあなたもお父様がお浄土に往生なさるようにと願うと共に、あなた自身もその天寿を全うなさるときには必ず仏様にお導き頂いてお父様やお母様やご先祖様方にあたたかくお迎えなさって頂きます様にと心を込めて仏様にお願いなさって頂いて仏様のお名前を心からお呼びなさって下さいね。
必ず仏様はあなたをお救いなさって下さいますからね。
至心合掌 南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
菩提寺さんへの対応はもう少し落ち着いてから冷静になってお考えなさってみて下さいね。あわてることはありません。
戒名は二文字
お寺に不信感を持ちながら、喪主を勤めるのは大変だったろうと思います。
戒名を付け直すことはできますが、皆様がすでにお答えのように、お父様が浄土に往生することと、戒名の長さは関係ありませんので、どうぞご安心ください。
10年以上たっても後悔が湧いてくるとは、なんともお辛いですね。
心無かったという、お寺の対応に関しても、胸の内に納めずに、hasunohaを含め、僧侶に相談していただけたらと思います。
ちなみに真言宗の場合、
△△院××○○居士(信士)の時、
△△院を院号(いんごう):故人のお寺への貢献など
××を道号(どうごう):故人の特技・趣味・資質・業績など
○○を戒名:故人のご性格など
居士(信士)を位号(いごう):故人の信心について
と呼び、全て合わせて法号(ほうごう)と言います。
戒名が二文字なのは、どの宗派も一緒ではないでしょうか。ですので、本来は長い短いはございません。
ちなみに上杉輝虎の戒名は謙信、武田晴信の戒名は信玄で、戦国大名のような権力者でも戒名は二文字のみです。
質問者からのお礼
沙門 一緒様 Kousyo Kuuyo Azuma様
回答ありがとうございました。長年ずっと心に重くのしかかっていたようで涙が止まらなくて自分でもびっくりしました。本当に良かったです。私もいつお迎えが来てもよいように念仏を唱えて供養いたします。ありがとうございました。
<追記>
増田様
ご回答ありがとうございました。戒名のご説明を丁寧にしていただき興味深く拝見いたしました。戦国武将も二文字。大河ドラマや歴史好きだった父もこういう知識は生きていたら喜んだと思います。ありがとうございました。