過去の後悔について
回答 2
有り難し 37人生での過去の後悔に囚われ、前向きに日々を生きることが出来ません。
3年前、京都の大学に進学し、大学生になりたての頃に既婚者の方と数回関係を持ってしまいました。
当時の自分は物事の善悪を見極める事が出来ず、倫理上許されない事をしてしまい大変後悔しております。
端的に言えば、調子に乗っていたのです。
今は、きちんとした方とお付き合いをしているのですが、彼女の笑顔を見る度に過去の後悔を思い出してしまい、道を踏み外した自分と一緒にいてくれる彼女を思うと本当に心が苛まれます。
過去の事は、死ぬまで誰にも言わないつもりでしたが先月、自分の心の弱さから打ち明けてしまいました。
それでも、彼女は赦してくれ、少しづつ一緒に忘れようと言ってくれています。
反省はしても後悔はするな、という言葉の通りもう二度と、浮気やそういった事はせず赦してくれた彼女を誠心誠意愛し、これからの日々を生きていくつもりです。
おそらく、過去の相手方の家庭には周知されていないのですが、家は知られているため、明るみに出てしまったら責任をもって謝罪を行うつもりです。
それでも心の整理がつかず、過去の後悔に囚われ、何も手につかない状況です。
自業自得なのですが反省すれば、自分を赦すことは許されるのでしょうか。
前向きに生きる資格はあるのでしょうか。
拙い文章で申し訳ございません。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
いつまでも過去のマイナス要因に囚われないことです。
まずは、３年前のこととは言え事実を認め、反省しているのですから、ここで一旦この件は忘れることにしませんか。
既婚者であった相手とは、どのような経緯でそのような状況になったのか分かりませんが、その後は会っていないのなら、相手としも思い出したくなかもしれません。
今は、ちゃんとした彼女がいるのでしたら、その彼女を大切にした方がいいです。
すでにその出来事を彼女に話してしまったのですから、今後は二度とそのことは口に出さず、そして忘れることです。
一番良くないことは、いつまでも思い続けることです。たしかに伊豆の踊子さんにとっては衝撃的な出来事で、一生忘れることはできないかもしれません。忘れろと言っても忘れられないかもしれませんが、人間は衝撃的なことは記憶に残ります。でも、その感情や罪悪感に縛られるかどうかは、自分次第です。
もし、将来、違う女性と出会い結婚にまで至るとして、その時にもその女性に、この件を話しますか？それは全くの意味のないことです。人生長い間生きていれば、次から次へと様々な経験を積み重ねていきます。
どんどんと記憶が塗替えられていくのです。
まずは、過去を反省したなら、そして二度と同じ過ちをしないと誓うならば、この件は終わりにしましょう。何故なら思い続けることは、決して良い原因を作っているのではなく、マイナスの原因になっているからです。
人間としての成長、経験をしたと思えばいいのです。
前を向くのも、下を向くのもあなた次第
伊豆の踊子さん
始めまして小山と申します。拝見させて頂きました。
まずは、強い彼女さんですね。人を許す事は本当に難しい事だと思います。
ただ、彼女さんがどの程度まであなたの行いを許しているかは分かりませんが、相談者さんの行いを受け止め、共に歩んで行く事を決意なさった彼女さんに、あなたへの愛と感じます。
仏教にはこのような教えがあります。
「過ぎ去った日の事は悔いず、まだ来ない未来には憧れず、とりこし苦労をせず、現在を大切に踏みしめてゆけば、身も心も健やかになる」
過去や未来にとらわれず今なすべきことを熱心にしなさいとお釈迦さまは仰っています。『人見るもよし 人見ざるもよし 我は咲くなり』どんな百の言葉よりも、相談者さんがこれからどう行っていくかで、自ずと見えてくるのかもしれません。
男性の浮気は満たされている時。女性の浮気は不安な時。と聞いた事があります。
気を付けなければならないのは、その時だけ猛省して後に彼女さんの優しさに甘んじて再び浮気をしてしまう事だと思います。どうかお気を付けください。
再び彼女さんを悲しませる事のないよう、そして伊豆の踊子さんが前を向いていけますよう、お釈迦さま、日蓮聖人の末弟として自坊より祈念申し上げます。合掌
