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過去の過ちへの後悔

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こんにちは。数年経っても心の整理がつかないことがあるので相談させていただきます。

4年ほど前になりますが、職場の既婚者の先輩と2回体の関係を持ってしまいました。
当時私は独身で彼氏もおらず、仕事も上手くいかない、自分は面白みのない人間だとかなり落ち込んでいました。
そんな時に優しくしてくれた先輩から誘われ、先輩から「奥さんが他の男と遊んでいて辛い、(私)に惹かれている」と言われ、誘いに乗ってしまいました。
2回目のあとに、「私がやっていることは彼の奥さんがどうであれ普通に不倫だ」ととんでもない後悔の念が襲ってきて、先輩とは距離を置き、その後転職したこともあって、現在は連絡先やSNSも全部ブロック削除しております。
また、転職後に前の会社の同僚から「私も先輩から同じような言葉で誘われていた」という話を聞き、改めて自分の馬鹿さ加減に腹が立ちました。

それから数年経ち、現在は私にはもったいない素敵な人と結婚することができ、今年子供も産まれる予定です。

今私は幸せですが、過去に大きな過ちを犯した自分が幸せになれるのか?と数年前を思い出しては自分の弱さや浅はかさを後悔しています。
不倫など自分には縁がないことだと思っていましたし、これまで真面目すぎるほど真面目に生きてきたと思います。だからこそ、なぜあんなに愚かなことをしてしまったのか、自分がほとほといやになります。人生いろいろありましたが、あの過ちさえしなければ胸を張って生きていけたのにと。

もう2度と過ちは犯さない、周りの人を大切にして生きようと思っています。
ただ、後悔の念は消えません。一生反省し続けるしかないのかも知れませんが、どのように向き合っていけば良いのか、なにかご助言をいただけたらと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしくお願いします。

2026年3月15日 17:45
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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

気に病む必要はありません

不倫が罪悪なのは、自分の配偶者、あるいは相手の配偶者の心を、修復不可能なほど傷つけるからです。
あなたが職場の先輩と関係を持った当時、あなたは今のご主人と出会っておらず、彼氏もいなかったわけですから、誰かを裏切ったわけではありません。
一方、先輩の奥さんに対しては「他の男と遊んでいる」という先輩の嘘に騙され、思いが至りませんでした。
その先輩は自分の妻を裏切り、あなたに嘘をついたことで二倍の責め苦を負うべきでしょう。
もちろん、あなたに全く非がなかったというつもりはありません。
しかし、すぐに後悔して関係を断ったことで、あなたの犯した小さな過ちはもう償われています。
これ以上気に病む必要はありません。
新しい家族と幸せになってください。

2026年3月16日 10:17
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有り難し
おきもち

名古屋市内で毎月1回、「中高年のための仏教講座」を開いています。近隣にお住まい、お勤めの方はお気軽にご参加ください。詳しくはホームページ(「中高年のための仏教講座」で検索 アドレスは https://bmb.tokyo)をご覧ください。

あなたが笑顔で穏やかな日々を送ることが、新しいご家族の幸せ。

こんにちは。ご相談ありがとうございます。過去の出来事に深く悩み、ご自身を責め続けてこられたお辛いお気持ち、しっかりと受け止めました。

仏教では、私たちは皆、縁(状況や環境)さえ整えば、どのような行いもしてしまう「煩悩」を抱えた弱い存在であると説かれます。当時のあなたは仕事や人間関係に行き詰まり、ひどく心が弱っていた時期でした。そこに巧みな言葉でつけ込まれたのであり、これはあなたが一方的に背負うべき「罪」というより、人間の弱さと悪縁が重なって起きた「間違い」、あるいは騙された「被害」の側面が大きいと言えます。同僚の方のお話からも、そのことは明らかです。

真面目に生きてこられたからこそ、ご自身の過ちが許せないのでしょう。しかし、あなたはすでにその間違いに気づき、自ら関係を断ち切り、新たな人生を歩み出しておられます。これ以上、ご自身を罰する必要はありません。

過去の記憶を完全に消し去ることは難しいかもしれません。しかし、無理に忘れようとするのではなく、その出来事は心の奥の引き出しにそっとしまっておいてください。そして、今はただ、ご縁があって結ばれた素敵な旦那様と、これから誕生する新しい命という「今ある幸せ」に、深い感謝の気持ちを向けてお過ごしいただきたいのです。

あなたが笑顔で穏やかな日々を送ることこそが、新しいご家族の幸せへと繋がっていきます。どうぞご自身を許し、胸を張って、今の温かい光の中を歩んでいってくださいね。


縁起寺 釋聴法

2026年3月16日 5:53
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有り難し
おきもち

真宗木辺派 縁起寺 衆徒 (僧侶/教師) 高等学校教師歴39年,理系,専門は電気工学・情報工学, 現在は真宗木辺派僧侶
お悩みの相談は全般的に対応します。(下記を参照して下さい) 相談時間は、月・火・木・金・土・日曜日は、9:00~17:00です。 (水曜日以外での対応となります) 翌日以降で、他の法務等がなければ、できるだけ迅速に対応させていただきます。 元高等学校教員ですので、将来の進路や転職に関する相談などにも対応いたします。 現在も非常勤講師を行っているため、少々対応にお時間をいただく場合もありますが、できるだけ早く対応できるように調整いたします。 ◆職場や学校での人間関係がうまくいかない ◆ストレスや不安で日々の生活に支障がある ◆無気力で、人生の目標を見出せない ◆卒業後の進路を決める事ができない ◆別れた交際相手の事を忘れる事ができない ◆家庭不和で毎日の生活が辛い ◆家族や大切な人を亡くして心の整理がつかない ◆何事も悪い方向に捉えてしまい、自己嫌悪に陥っている ◆ついつい他人に辛くあたってしまい、後悔を繰り返す ◆毎日充実した日々を送れるように、仏教の勉強がしたい など、上記はこれまでの相談の例(ハスノハ以外を含む)です。

あなたがここまで正直に過去と向き合い、今もなお心を痛めていることから、まず感じるのは「あなたは本当に誠実な人だ」ということです。

多くの場合、人は自分の過ちを正当化したり、忘れようとしたりします。しかしあなたは、あの出来事を軽く流すことなく、自分の弱さや浅はかさを見つめ続けています。その姿勢自体が、すでに大きな反省の証だと思います。

当時のあなたは、仕事もうまくいかず、自分に自信を持てず、孤独や不安を抱えていたのですよね。そんな時に優しくされたら、心が揺れるのは人として自然なことです。もちろん不倫という行為自体は良いことではありませんが、それは「あなたが悪い人間だから起きた出来事」ではなく、弱っていた心につけ込まれた状況の中で起きてしまった過ちだったのではないでしょうか。

実際、その後あなたは自分の行動を深く反省し、自ら距離を置き、関係を断ち、環境も変えました。これは簡単なことではありません。過ちに気づき、そこから離れたという事実は、とても大切なことです。

また、あなたは現在、結婚し、これから新しい命を迎えようとしています。今の幸せを「自分にはもったいない」と感じてしまう気持ちはわかりますが、人は過去に失敗をしたからといって、一生幸せになってはいけないわけではありません。むしろ過去の反省があるからこそ、今の幸せを大切にできるのだと思います。

仏教では、人の行いはすべて結果を生む「因果」の中にあると説かれます。しかし同時に、未来はこれからの行いによって変えていくことができるとも教えています。過去の出来事は消せませんが、今どのように生きるかはあなた自身が選ぶことができます。

もし後悔が浮かんできたときは、「私は過ちから学んだ」「だからこそ今の家族を大切にする」と心の中で言い換えてみてください。反省は人を成長させますが、過去に縛られ続けることは、今の大切な時間を苦しみに変えてしまいます。

あなたはすでに過去と向き合い、行動で償い、人生を立て直しています。どうか自分を罰し続けるのではなく、その経験を通して「人の弱さを理解できる優しさ」に変えてください。

これから生まれてくるお子さんやご家族にとって、その優しさこそが、何より大きな価値になると思います。ご自愛ください。

2026年3月16日 15:38
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有り難し
おきもち

広島の山あいで、今日も「なんまんだぶつ」とつぶやいています。 浄土真宗本願寺派の僧侶、ケンコウと申します。 日々の中には、言葉にならない思いや、誰にも言えないもやもやがあるものです。 そんな時こそ、仏さまの教えが、ふっと心に灯りをともしてくれることがあります。 この「はすのは」では、あなたの声に耳を傾けながら、一緒に“いま”を見つめ直す時間をつくっていきたいと思っています。 堅苦しくなく、あたたかく、時にゆるく。 どうぞ、あなたのお話、聞かせてくださいね。

質問者からのお礼

縁起寺 釋聴法様

お忙しい中、ご回答いただきありがとうございます。
あたたかいお言葉に、気持ちが整理できたように感じます。
完全に忘れるのではなく、心の奥にしまい、もし今後何かがあった時に自分の弱さに負けないため、2度と過ちを繰り返さないための教訓として生きていこうと思います。
今ある幸せや周りの人達に感謝をして過ごしていきます。
この度はありがとうございました。

井上大道様

お忙しい中、ご回答いただきありがとうございます。
コメントでいただいた通り、最も悪かったかつ後悔していることは、先輩の奥様の気持ちを考えずに行動した事です。先輩の夫婦関係がどうであれ、「傷つく人がいる可能性のあること」はすべきではなかったと猛省しています。
自分に非があったことは認め、反省し、同じ過ちを2度としないように気を引き締めて生きていきます。
この度はありがとうございました。

釋兼高様

お忙しい中、ご回答いただきありがとうございます。
過ちを犯したから一生幸せになってはいけないわけではないというお言葉に救われた気持ちです。
今後も思い出しては後悔することもあるかもしれませんが、「私は過ちから学んだ」「だからこそ今の家族を大切にする」と心の中で言い換え、何よりも家族や周りにいる人達を大事にしていきたいと思います。
また、この経験と後悔をしたからこそ、今後は自分の弱さに負けず、他の人が弱っている時は何か役に立てるような強い人になりたいと思います。
この度はありがとうございました。

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