愛猫の御骨の一部を持っていてもいいのか
先日この世を去った愛猫への気持ちを御相談させて頂きました。
その節は暖かいお言葉、心から感謝致します。
丁度、今日で愛猫が旅立ち1ヶ月が経ちます。
ここで、ずっと悩んでいた事がもう1つあり御相談させて頂きます。
御骨ですが、まだ当分の間は傍に置いておきたいのですが
いつかはあの子がお散歩を気持ちよさそうにしていた実家のお庭に埋めると決めていて、その際に御骨の一部を自分の元に取っておいても良いのかお聞きしたいです。
最近では、専用のカプセルが売っていてそこに一部を入れて持ち歩く方もいるようで
自分もそうしようかとも思うのですが、
そうするとあの子の一部を取ってしまう、切り離してしまっているようにも思えて
結局はずっと傍に居たいという私のエゴになってしまうので
そういう事をしてもいいのか、御坊さんのご意見をお聞かせください。
よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お骨をどうしたら良いのか
ペットとの別れはしんどいですね。
私は、ゆずさんが飼われていた猫のお骨の一部を、ゆずさんの手元に残しておいても良いと思いますよ。
お釈迦様が亡くなった後、仏教を後の世に伝えんとする人たちによって、お釈迦様のお骨は細かく分けられ、各地にお釈迦様のお骨、仏舎利と言いますが、それをおさめた仏舎利塔が作られたそうです。
また、今でも、亡き人のお骨の一部を宗派の御本山におさめたり、または、縁ある複数のお墓におさめるということもあります。
ゆずさんの愛猫が生きていた頃のことを考えると、お骨の一部を別の場所に移すというのは、確かに抵抗があることかもしれません。ゆずさんが、嫌だなという気持ちが強ければ、お骨の一部を分けることは無理にはしなくても良いとも私は思います。
その上で、もしゆずさんの心のなかでまだ結論が出ないならば、心が決まるまで、置いておき、どうしたいのかが決まれば庭に埋めたり、お骨を分けても良いではないでしょうか。
傍に居たいというのがゆずさんのエゴではないかというご指摘、大切な考えだと思います。そのことで少し厳しいことを言えば、傍に居たいということがエゴならば、実家の庭に埋めたいというのもまたエゴではないでしょうか。私たちの思いがエゴから離れることは無いのだと思います。
ゆずさんのお気持ちが納得できる形で、お骨を取り扱うことができれば、一番良いことだと私は考えます。
質問者からのお礼
お返事ありがとうございます。
確かにそうですね、どうして欲しいのかをあの子自身に聞けたらどんなにいいか。
しかしそれも叶わないことなので、ゆっくり焦らず考えて決心がついた時に決めたいと思います!
御骨を分けるのがいけない事ではないと分かって少し安心しました。
そこが気掛かりだったのであとは自分の気持ちですね。
じっくり考えてみます。
ありがとうございました。