hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

目蓮さん地獄の次の人生で二大弟子?

回答数回答 1
有り難し有り難し 14

目蓮さんの最期は、過去生の悪行為の報いで壮絶なリンチだったという話は有名ですよね。
前の生は地獄に落ち、その期間が終わって、目蓮さんとして生まれて
お釈迦様の弟子になる人生を生き。
地獄に行ってすら刈り取りが完了していない業があったから、リンチを受け、亡くなったのですよね?

前の人生で淫に耽り親を殺して(他の説あり)、地獄にまでいくほどの存在が、地獄での期間を終えたとはいえ、
地獄の次の人生がいきなりバラモン生まれのお釈迦様の二大弟子ですか?!と、驚いてしまいました。

よほどの凄い善因もどこかの過去生で
作っておられたということでしょうか?

2、地獄がらみで疑問に思ったこととして
別の話ですが、このサイトの問答で、或るお坊さんが、ご自身の来世は地獄だと述べておられるのを目にしました。
何ゆえにでしょうか?
ご謙遜で、自分は地獄行きと仰っておられるのでしょうか?
熱心に仏道を学び、智慧と福徳の修積に努めておられるご様子なのに、それほどの生き方をして、来世が地獄だとは…。

特に悩んでいるわけではないのですが、
もし教えてくださる方いましたら、宜しくお願い致します🙇


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

業の異熟

追記・・回答文字数制限上、別質問立てでお願いします

はすのふあさま

業の結果は、異熟と申しまして、過去世、現世の様々な行いが混ぜこぜとなりながらに結果をもたらしていく複雑なものであります。

目連尊者の例もそうですが、天界に生じることのできた者であっても、次生で地獄へ堕ちたという例がございます。

「一切悪趣清浄タントラ」という経典において、帝釈天が、天界で共に親しくあった天子無垢宝光という者が死んだ後のことを心配されて、世尊仏陀(ヴィルシャナ)に尋ねられるくだりが出て参ります。

その際、世尊は、天子無垢宝光は、過去世からの業の結果もあり、死後、地獄に落ちてしまっており、その後も六道輪廻の中を長らくに苦しみ彷徨い続けるとおっしゃられます。

まさか、天界で親しくあり、地獄に落ちるような所業が無かった天子無垢宝光が地獄に落ちてしまっていることに帝釈天たちは恐れおののき、悪い輪廻に落ちている者たちが、悪い輪廻から解脱し、悟りへ至るための方法をお示し下さいと懇願されて、世尊が、その具体的な方法を説示されておられるのが、このお経の全体的な内容となっています。

その説示されました方法に従って、帝釈天たちが、天子無垢宝光のために供養を実践することにより、何とか地獄、悪趣輪廻から逃れて、善き流れに乗ることができるようになるのですが、実は、天子無垢宝光が、帝釈天たちによって、そのように供養を行ってもらえたのは、その者は、過去世における強い仏縁があったことによっての功徳を積んでいたが所以であると、後に補足して説明されます。

つまり、確かなる仏縁や功徳が、過去世、現世のどこかにおいてあったのであれば、その後の輪廻転生の中において、多少の紆余曲折があっても、必ずやその仏縁、功徳による果報により、仏の道を外れずに、善き流れを進められる場合があり得ることをこの例は示しています。

拙生は、謙遜ではなく、戒律・三昧耶戒違背が多々であるため次生の地獄行はほぼ確実であると思っています。しかし、確かなる仏縁が途切れずにしっかりとあれば、地獄でも仏道を歩むことはできると確信しております。

もしかすると、地獄にある者たちを仏教において救える存在となることもできるかもしれません。そうなれば福徳資糧は人間道よりもより多く積むことだってできるのではないだろうかと思っております。

川口英俊 合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

川口様
お返事と教えをありがとうございます。
何よりも佛縁と功徳が大切ということですね。そして業のでかたは複雑なのだと心に留めておきます。

地獄においても苦しんでいる存在を救えるかも、川口様ならば出来そうに思います。そうなれば人間界よりも福徳資糧を積むことが可能、これもその通りだと思います。私はまだ、それが出来る実力がないので悪趣は避けたいと思っていますが、川口様ならば、どこに行っても仏道を歩めそうです。
記してくださったエピソードを読み、或る陀羅尼を思い出しました。その陀羅尼を伝えるお経では、
ある天界の天子が、あと数日で寿命はつきる、悪趣を何度も転生すると予言され、恐れおののいて帝釈天に助けを求め。帝釈天が代わりに世尊に彼が救われる方法を尋ね、或る陀羅尼を教わる、それを本人に伝え、本人が修したら、寿命も大幅に延び、悪趣にも赴かずにすんだ。

こういった陀羅尼を誦して悪趣行きを回避なさらないのでしょうか?野暮な質問で申し訳ないですが…。

川口様
追記でのお返事ありがとうございました。
かしこまりました。
次の質問機会が来た時、他に質問したいことがあれば他のことを投稿するかもしれませんが、機会があれば、改めて質問させて頂きます。
ともかく佛縁強くしておくことと、功徳を積んでおくことが大事という事は受け止めました。佛縁はかなり濃いですが、功徳はまだまだの私なので、これを機に、功徳ももっと積めるように頑張りますね、ありがとうございました。

「地獄」問答一覧

地獄が存在するという宗派はどの宗派ですか

地獄に落ちるのが大変怖いです。 その恐怖によって重度の強迫性障害になって精神科に3年通院しています。 なぜそんなに地獄が怖いのかと言いますと、自転車な運転等で、違法な運転を繰り返ししていて、人を意図的に死なせてしまったかもしれないと、思ってしまうからです。 現状、警察にもお世話になっておらず、人を意図的に死なせようとした記憶はありません。なのでこの恐怖も障害のせいだとわかっているのですが、万が一人を意図的に死なせていたら「自分は地獄に落ちて拷問されるんだ」と思うと不安でしょうがありません。 自分は今の所無宗教なのですが、どの宗派に入れば救われるのか、そもそもどの宗派が地獄が存在すると説いているのか、それもわからず不安でしょうがありません。 また、自分が仏教に入るべきなのかどうかもわかりません。イスラム教やキリスト教に入るべきなのかもしれない、入らないと地獄に落ちるのかもしれないと毎日強迫的な観念に囚われています。 なので、仏教の宗派全体にお詳しいお坊さんがいらっしゃれば、良ければ私がこれから進むべき道や、考え方を教えていただけないでしょうか?

有り難し有り難し 2
回答数回答 1

悪人は地獄で必ず裁かれますか?

いつもお世話になっています。地獄は本当にあり、悪人は必ずそこで裁かれますか?前回質問させていただいた事と絡んでいますが、仮に義父としますが、かなり鬼畜な男で死ぬまで反省、謝罪、改心しませんでした。病気で死にましたがあまり苦しまずに死にました。また、健在な時も現世の裁きもすり抜け、バチもあたる事もありませんでした。事故に3回ほどあいましたが、なんとケガ無しでした。悪魔の強運というか、悪魔が味方についているのか?母も不思議がってました。しかし、あれだけ迷惑、悪行をして、反省しなかったのだから地獄に落ちて裁かれなくてはいけません。悪人は地獄で必ず裁かれますよね?お答えお願いいたします。なお、冥福を祈ってあげなさい というお答えは絶対しないでください。文章上、義父としましたが義父ではありません。血もつながっていないし、戸籍でも全く関係ありません。赤の他人です。この辺の経緯は話すとかなり長くなるので仮に義父としました。だから遺骨も墓もどうなっているのかわかりません。ちなみにこの男、親類、縁者他全て絶縁されてます。悪行をするからです。くどいようですが冥福、供養は絶対する気がないので言わないでください。お答えお願いいたします。追伸、どんな男か詳しく知りたい方は前回の私の質問を見てください。

有り難し有り難し 25
回答数回答 3

父を死なせた私は地獄行きなのでしょうか?

先日、父がアルコール性肝不全により亡くなりました。普段からアルコールを大量に飲むことによってなった病気だとお医者様からは聞かされました。 この病気の原因は父自身だと周りは言いますが、 私は父が亡くなったのは私のせいではないかと思っています。 私は中学の頃から約10年にわたり、父の私にかまってほしいという態度をうざったく感じ、父に酷い態度をとっていました。食事に誘ってくる父を冷たくあしらったり、リビングにいる父を毛嫌いし、自分の部屋で食事を取るように言ったり、リビングでテレビを見ることも嫌いました。また、会うたびに舌打ちをしたり、「死ね」と暴言を吐くこともありました(その後謝りましたが)、加えて一度、押し倒したこともありました。そんな態度の私に対して父も同じような言動をとってきて、仲は険悪になっていき、アルコールの量も増えていった気がします。 その頃から、父の勤務先の環境が本人と合わなくなり、父は鬱病を患い、仕事を辞めました。それに対して私の態度も悪くなっていきました。 そんな父が3ヶ月ほど前、肝不全で入院することになり、その際父に「その病気は私のせいか」と聞いたところ、「あれは自分も同じような態度をとっていたからおあいこで、酒は自分が好きで飲んでいる」と言っていました。その後退院した父でしたが、私はまた、夜中にリビングでテレビを見ながら食事をしようとした父に対して、自分の部屋で食事をとるように言いました。また、前と同じような態度をとっていたかもしれません。 その後父がまた倒れ、入院することになった時、また父に「これは私のせいか?」と聞いたところ朦朧とした意識の中、父に「ケンカ」と一言言われました。どういう意味かわかりませんが、私との喧嘩のせいで亡くなったという意味なのか、あれはただの喧嘩だったという意味だったのか、それが最後の会話になったので、今となってはわかりません。 ここまでのことをしていた私は親を殺した、罪人として地獄に落ちるのでしょうか? 父は私を恨んでいるのでしょうか?

有り難し有り難し 30
回答数回答 1

地獄は実在しますか

度々お世話になっております 半年前からずっと今まで察知した事の無い死の予感がグルグルと渦を巻いており最近頻発する地震により大きなものが発生するという、またその被害を受けて命を落としてしまうと魂が警告しているのではと最近感じて日々を過ごしております。 そこでなのですが過去に盗・嘘・邪淫【自慰/配偶者でない彼と肉体関係を持ってしまった。求めてしまった】・食べ物粗末にした時期がある・我儘・怒りに身を任せて暴れてしまう・ペットを飼育管理不足で殺生してしまった・以前にお話した真言の関係性は以下にな所もありますがそれでもしかしたら命を奪ってしまった人がいるかもしれない、それと同じく私が聞いた幻聴理由に僧の彼をせめてしまった【五戒⠀】・親になんで産んだんだと責めてしまった・失敗した写仏/写経を供養せずそのまま捨ててしまった【仏の身を傷つける事になる?】包丁でお腹を刺し自殺未遂をしかけたことがある・幼い妹を恐れさせてしまった・幼少期に兄に性的な行為をされそれを求めてしまった時期があった。 このような事からこの私が感じ取ってる嫌な予感が当たってしまった後の世の事を考えて地獄は実在するのでしょうか。 またこの様なものは深い階層のある地獄のどちらへ落とされるのか仏教の戒において知りたいです

有り難し有り難し 29
回答数回答 2

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ