初恋について
よろしくお願いします。
不惑の40と言いますが40目前の39にして悩んでおります。既婚、子供無しです。
最近、長年乗っていた車を手放しました。あの当時から今まで何をしてきたかな、と振り返っていたのですが特にここ10年は与えられた仕事をこなしているだけでした。
あまりにショックで人生を無駄にしてしまったと後悔をしていたのですがそんな時に地元の駅で初恋の人が子連れでいるところを見かけました。
これまで数回見かけていましてその時は心の中でおめでとうと思ったのですが今回は人生を振り返っていたので胸に詰まるものがありました。もっと若かった時に告白しておけば良かったと思うようになってしまい戻せない時を悔やんで悔やんで…います。
勿論、妻の事は愛していますし色々と私を支えてくれて感謝しかありません。
しかし静めようとすればするほど胸が苦しくなります。早く穏やかな心を取り戻したい、こんな心持ちでは妻に申し訳ないと悩んでいます。
何かご助言をいただければとすがる思いです。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「愛」と「恋」
こんにちは、初めまして。
ご年齢的に人生の折り返し地点をそろそろ通過する、そんな心境の上でのご質問かと思います。
「長年乗っていた車を手放」した寂寥感。
「特にここ10年は与えられた仕事をこなしているだけ」という起伏のない現状。
これらの背景の上に、「人生を無駄にしてしまったと後悔」がよぎるのですね。
その「後悔」がくすぶっている所に、昔の「初恋の人」を見かけて「胸に詰まるもの」があった、ということです。
では、その「胸に詰まるもの」の具体的内容はどんなものでしょう。
「もっと若かった時に告白しておけば良かった」と言われています。もっとハッキリ言えば、彼女と人生を歩んだらどれだけ幸せだっただろうか、と思ったということでしょう。だから、その後にその考えを打ち消すように、「妻の事は愛しています」と言われているのだと思います。
十分お分かりだと思いますが、それは架空のベストだと思います。
もし、その「初恋の人」と歩んだら、歩んだなりの問題があったでしょう。
そして、もう一つ大切な点は、あなたご自身で言っていることへの自覚です。
あなたは、奥さんとの関係を「愛」といわれています。それは、強い結びつき、相手への思いやり、二人だけの長い出来事、歴史の蓄積です。「恋」という泡沫(うたかた)、切り取られた情景とは一線を画すのが「愛」です。
「愛」と「愛」を並べて、「胸が苦しくな」るのなら分かります。
しかし、「愛」と「恋」を並べて、「胸が苦しくな」るものでしょうか。
お考えください。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
恋は泡沫(うたかた)、この言葉が響きました。架空のベスト、仰る通りです。その架空のベストに妄想が膨らんでしまっています。
恋は泡沫(うたかた)、架空のベストという具体的な言葉にしていただいた事によって私の胸に引っかかっている物が少しハッキリしつつある様に思います。
何年も前に初恋の人に告白しても上手くいかなかったかもしれない。若い頃は自分ばかり優先して付き合ったとしても結局終わっていたかもしれない。
仰る通りで初恋の人と人生を歩んでも何かしら問題はあったに違いありません。でも•••と思う自分がいるのも確かです。
ですので正直、まだ引っかかっている物があります。ご助言を噛みしめ愛と恋を考えたいと思います。
ありがとうございました。少し胸につかえる物が和らぎました。