回答 2
有り難し 23うちは私が子供の頃に両親が離婚しており、父親とは亡くなる数年前まで接触がありませんでした。若くから会社を経営し派手好きだった父親は、最後の最後に事業に失敗し、全てを失って借金まで残し、葬式費用も残さずに亡くなりました。
その時私は、きっと父親は私に葬式を出してもらおうなんて事、考えてもいなかっただろうと思い、葬式もしないで、戒名もお坊さんの読経もなしで火葬のみで送りました。それも私は大事な出張中だった為、その火葬にも参加しませんでした。四十九日の日に納骨をしたので、その時はお坊さんに読経だけお願いしました。
しかし今になって、いくら子どもの頃から交流がなく寂しい思いをさせられていたとはいえ、この世に産んでもらった親に対してああいった送り方はあんまりだったのではと思うようになりました。まさか、今頃になって葬式はあげられませんが、戒名は死後数年経ってからでもつけられるものなのでしょうか？戒名がないと成仏できないものなのでしょうか？これからちゃんとお墓参りをして、心からお祈りすれば、成仏してもらえるのでしょうか？
怠け者で、この年になっても何ひとつ成功していません。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
"葬式もしないで、戒名もお坊さんの読経もなしで火葬のみ"
それは大変気の毒な事をしてしまいましたね…
"成仏してもらえるのでしょうか？"
亡きお父さんの事がご心配なんですね。
亡きご尊父様の成仏を願い、
戒名をつけてもらうもよし。
真面目に根気よくお墓参りするもよし。
しかし、この後に及んでいちばん大事なのは、故人の息子である他ならぬあなたこそが仏教の三つの宝【仏法僧】を今後の人生の拠り所とし、あなた自身が成仏するべき身となることでしょう。（※これは決して、必ずしも出家得度して坊さんになれという意味ではありません）
亡きお父様の行き先が心配ですか？
それなら、まずあなたがしっかり仏教徒となって、迷えるお父さんを迎えに行ってやってほしいと私は思います。
お寺によって対応は違うとは思いますが、うちのお寺で経験したことであれば、亡くなってから何年も経ってから葬儀をしたこともありますし、また、親不孝者さんのように、故人に法名（浄土真宗の場合は戒名ではなく法名といいます）を望まれてつけたこともあります。
後からでも、思い立ったときにしたいことをすれば良いです。
宗旨にもよることですので、一概には申せませんが、戒名の有無やお墓参りの有無、心からお祈りすることで、成仏したり、しなかったりということは私は無いと思います。
お父さまの成仏は、親不孝者さん、あなたにとってお父さまは仏様としてはたらいていますか？そこに私はかかっていると思いますよ。
お手次の寺（菩提寺）はが無ければ、実際にお近くでやってくれる僧侶を探す場合に、数年経ったけど葬儀をしたいとか、戒名をつけたいと言うと難色を示されたり、高額の法礼を求められることもあるかもしれません。上手く見つかれば、実際に対面して、どこかのお寺や僧侶に行ってもらうのが一番良いと思います。
ただ、どうにもならなければ、私もオンラインからで良ければ対応しますので、ご検討ください。
コロナ禍になってしまい、葬式も戒名も何も進んでいませんが、あれからほぼ毎日手を合わせて祈っております。
ありがとうございました。
