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今後の進退

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有り難し有り難し 6

私は現在大学の一年生で部活動に所属しています。小学生のころからずっと続けていた競技であり、とても好きでした。大学に入学してからは何となく流れで体育会の部活動に入部しました。

入部当初それほど乗り気ではありませんでしたが、同じ出身地の先輩や同期、優しい先輩に恵まれ、わずかではありますが楽しいと感じていました。

しかし、しばらくたつと度重なる出費や練習、行事等で時間、体力、金銭等に余裕がなくなってきました。部活での人間関係や自由時間がないことによりストレスがたまり、心の余裕もなくなっていきました。

一時期、突然泣き出してしまうことがあり家族や周囲の人に相談しましたところ、両親にはやめなさいと言われました。

しかしながら、辞めた場合就職のとき自分の強みがなくなるという不安や小中高この競技に打ち込んできた私からこの競技をとったら何も残らない(自分のアイデンティティがなくなってしまう)という大きな不安が生まれます。

現在では部活に行くことが苦痛であり、まったく楽しくありません。長い間考え続けながら、現在でも辞められずにいます。

私はどうすればよいでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

新たな扉が開かれることを楽しみに

NKさんが続けてこられたのは、どんな競技ですか。
スポーツが苦手な私は、NKさんが小学校からずっと続けてこられたことに、とても尊敬します。かっこいいなあと思います。

NKさん、競技を続ける中でどんな苦労がありましたか。どんな喜びや感動がありましたか。いつも順調に成績があがっていく訳ではないから、スランプに陥った時もあったのではないですか。どのようにそのスランプを乗り越えましたか。そして、仲間や指導者の方々、そして保護者の皆さんがどのように声をかけ励ましてくださいましたか。

NKさんは辞めた場合の周囲の評価について心配されていますが、心身ともに成長し、考え学び、仲間と競い合い支え合ったこと・・・。その競技生活すべてが、NKさんの素晴らしい財産なのです。「辞めたら何も残らない」と思う必要はありません。NKさんの身体が、そして心が、貴方のがんばりを覚えています。

(私は、学生時代に和太鼓をたたいていました。今はもう、和太鼓にふれるご縁はありませんが、その10数年間に学んだことが人生の柱になっています。)

「一時期、突然泣き出してしまうことがあり」とありました。むしろそのことの方が気になっています。時間・体力・金銭のそれぞれで無理が生じているようであれば、心身を休めることの出来る時間を確保するためにも、部活を卒業する方がよいのではと思っています。(競技自体は、大学の部活の所属に関わらず、今後楽しめるチャンスはありませんか。)

就職までは、まだ時間があります。これまで出来なかった新しい経験も重ねて、より幅広い成長をなさってみてください。

 このハスノハへ勇気を持ってお声かけを頂き、有り難うございました。
NKさんのこれからを応援しています。ご縁に感謝!!合掌

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有り難し
おきもち

1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん...
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質問者からのお礼

ご回答いただきありがとうございました。
体験談を交えた貴重なご回答を拝読して気持ちが楽になりました。
両親とよく相談をして決断をしたいと思います。

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