対人の話し方と質問の仕方が分りません
上手な対話と質問の仕方が自分の中で分らなくなりました。
私は常々考えたり、思う事が有って疑問を解消したい場合、
よく質問をしたり相談員の方と話をする機会を作る事が有ります。
それで相談員や医者以外の方と話す際に、要点をまとめて質問して欲しいと言われる事が有ります。
恐らく忙しそうだったり、せっかちに仕事で結論を求めてくる人に見られるのかな?
と思うのですが、何故そう言われるのかを考えた時に、「自分が話す際に断られる事に拒否反応が出てしまい、過程や事情を先に話して立場を理解して貰いながら質問する」癖が有るのでは?と思いました。
ただ質問される方の中には、これだけ質問してるんだから!お前の為に時間を割いてるんだから!せっかく話す為に来たんだから答えろ!と言わんばかりに、強引且つ図々しく脅迫やクレームを多用しながら自分の要求を含んで質問される方が居ると思います。
話は変わりますが、相談員の方とお話する際に自分の身の回りの事や
普段の生活について、割と論理的に説明できていると言われる事も有ったり
全然出来ていないと言う人も居たりした事も有りました。むしろ先に結論だけ言って聞かれた事だけ答えれば良いとか15秒で説明しろと言う人も居ました。
故に僕の中で、理想の対話や理想の質問する能力について
分らなくなったり、もう人と話さない方が良いのではと思ったり
もう少し強引且つ傲慢な質問や対話を心掛けた方が良いのでは?時折考えたりします。
お坊さんにとって上手な対話や質問とは何だと思いますか?
世の中の疑問点
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
相手と状況を見つつ
こんにちは。
前回もご縁ありましたね。
いかがお過ごしですか。
「上手な対話と質問の仕方」を問われています。
私は一律でこう対話すれば、質問すればというノウハウ、ハウツーはないと思います。何故なら、質問する側と回答する側、それぞれのキャラクターによって違うし、両者の組み合わせによっても違うし、状況によっても違うと思うからです。
あなたが具体的に経験しているのは、「相談員」「医者」「医者以外の方」等との対話においてのことでしょう。その「相談員」の中でも、「割と論理的に説明できていると言われる事も有ったり全然出来ていないと言う人も居たりした事も有りました」という反応にばらつきがある。これに対し、「理想の対話や理想の質問する能力について分らなくなったり、もう人と話さない方が良いのではと思ったり」とあなたは考え込んでしまうのですね。
私から見ると、先にも述べましたが誰にも通用する「上手な対話と質問の仕方」の法則をつかもうとしてつかめない、という所で悩んでいるように見えます。根本的にその法則をつかもうとすること自体が無理なことではないでしょうか。
ただ、その法則のない中で敢えて一つのルールがあるとすれば、それは相手の立場に立つということだと思います。
「相談員」「医者」「医者以外の方」には、それぞれ時間の制約がある状況があります。その時には、やはり結論から話すということは必要になるでしょう。或いはお茶を飲みながらのゆったりとした時間の中では、「過程や事情を先に話して立場を理解して貰いながら質問する」ことも可能かと思います。
或いは、人を見ることも必要です。
その日ごとに気分の浮き沈みのある人には、あまり期待して話さない。どんな質問でも柔らかく応えてくれる人には、落ち着いて話をするようにする。ただ、その話の中でも相手の反応を見つつ、話を切ったほうがいい、要約したほうがいいと判断したらそのようにする、等々です。
まとめると、万人共通の「上手な対話と質問の仕方」はない。
ただ、その中でも相手の立場に立ってその人と状況を見つつ、柔軟に対応する、ということです。
質問者からのお礼
…薄々感じていた事では有りましたが、相談や実感を得ないと安心できない所が有り、「万人にすべて受ける対話は無い」と言う着眼点で落ち着く事が出来そうです。
千差万別と言う言葉が有る様に、人の有り方や考え方は多種多様だと言う事を肝に銘じようと思います。ありがとうございました