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失言癖と対人恐怖と自己嫌悪

回答数回答 1
有り難し有り難し 16

私には失言癖があります。それによって、今まで何人もの人を傷つけてきました。

相手を怒らせてしまって、何が失言だったのか自覚がないまま、周りの人たちを巻き込んだトラブルになってしまい、私が心を病んでしまった、ということもあります。

自分が悪いことはわかっています。自分のせいでその人に不快な思いをさせたり、それがきっかけで周りの人達に迷惑をかけたりしてしまったからです。

しかし、同じようなことを繰り返し、周りの人たちから白い目で見られることが怖くなり、その環境から逃げ出してしまったりして、この先どう生きていけばいいかわからない気持ちです。

私が人に相談できない性質で(家族にも相談できません)、要領も悪いということも相まって、「この先何も続かないんじゃないか」「どこへ行っても同じことになるんじゃないか」「そんなことをしてきたことを知られてしまったらどうしよう」など、とても辛いです。

また、私は調子に乗りやすいタイプですし、自分の心を汚れてると感じます。

そんな私は、この先一体どうやって生きていけばいいのでしょうか。

強く優しい人になりたいと思い自分なりに努力してきましたが、現実的には不安なことばかりで、それ以前の所にいて苦しいです。
また、不安が強くなってしまい、TVやインターネットを見ることが怖くなってしまい、支障を感じています。(自分に言われてるんじゃないかと想起してしまうものが怖い等)

よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

感性の違い

あなたのことをよく知らずに、無責任に言いますが、文面を見る限りとても良い思いやりの心を育まれてきましたね。

自分でも自覚のないままに失言をしてしまうのは、これは話し手と受け手の感性の違いです。これは私の勝手な妄想ですが、あなたは物事に対してとても強くハッキリした印象を持ちやすい性質があるのでしょう。そうすると、何かを表現する時に、極端な表現だったり、ドギツイ表現になりやすいのです。これはあなたの感性です。

日本でなければ、その感性で全く問題なく失言にもならなかったかもしれません。日本文化では極端な表現は好まれず、まろやかにそれとなく表現されます。前世が日本人ではなかったと思って、日本文化をこれからでも学び直しましょう。

ここは自分にとって外国だと思って、色々な話やスピーチなど動画などで見て下さい。グータンヌーボーとかでもいいです。日本人の奥ゆかしい歯切れの悪い表現を学び、特に自分にはピンとこない表現を書き出してみて下さい。面白い発見があるでしょう。

とにかくこれは感性の個性の違いなので、あなたは何も悪くありません。悪意もないので、他者の幸せを願う心だけを育てていけば、良い人生を送れるでしょう。

ご活躍を期待してますよ!

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ご覧頂き有難うございます。夫婦で2児の子育てをしながら僧侶をしています。少...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
苦しかったので、早急なご回答に本当に救われました。

>文面を見る限りとても良い思いやりの心を育まれてきましたね。
このようにおっしゃっていただけると思っていなかったので、嬉しくて涙が出ました。ありがとうございます。

>あなたは物事に対してとても強くハッキリした印象を持ちやすい性質があるのでしょう。そうすると、何かを表現する時に、極端な表現だったり、ドギツイ表現になりやすいのです。
私は正直に言葉が出てしまうところがあり、その通りかもしれないと、読みながら思いました。まさに日本的ではないのかもしれません。

感性の違いだとおっしゃっていただき、とても心が軽くなりました。こちらで相談させていただいて本当に良かったです。
>自分にはピンとこない表現を書き出してみて下さい。面白い発見があるでしょう。
この方法を試してみたいと思います。あまり自己否定せず、前向きに取り組んでみます。

失言自体に悪意はありませんでしたが、やはり日々生活している中で、人に対して悪い気持ちになってしまうことや、後悔や反省点があります。
ですので、今から他者の幸せを願う心を少しずつでも育んでいけたらと思います。

ご回答ありがとうございました!

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