hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

自分の存在が気持ち悪いです。回答受付中

回答数回答 1
有り難し有り難し 2

自分が機能不全家族で育ったという事実からずっと目を背けて生きてきました。両親からの虐待を受け、心が不安定なまま大人になりました。それでも自分が結婚してからは親と和解したつもりで、親の力になれる場面を1つでも多く作れるように頑張ってきました。でも、それは子どもの頃に受けられなかった親からの愛情や賞賛を得たくて無意識のうちにやっていたことだと気付きました。
全てを親のせいにしてはいけないのですが、うつ病になって心のバランスを崩してから、自分の生い立ちを恨めしく思うことが増えました。子どもの頃は虐待に負けずに力強く生きていたのに、大人になってから心のバランスを崩して、情けないです。
自分がアダルトチルドレンの特徴に当てはまると気付いて、自分の存在が気持ち悪いです。
同僚も私の自己肯定感の低さや自己犠牲を払う癖を見て、何かしら勘付いているのではないかと不安です。
本当は家族と縁切ってもおかしくない状態の自分が家族に必要とされたくて、家族のために尽力しているのが急に滑稽に思えてきました。
自己犠牲を払わないと誰からも愛されないのではないか、誰からも必要とされないのではないかと不安でたまりません。
とにかく今は心のバランスを崩して、自分の存在が気持ち悪くて仕方ありません。
自分をどう立て直して生きたら良いでしょうか。
まとまりのない相談で申し訳ないございません。
御教示いただけますと幸いです。

2025年9月14日 22:27

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは何も悪くない

匿名 様 相談ありがとうございます。

いま、鬱病の影響で苦しんでおられるご様子(違っていたらすいません)、まずは心療内科や精神科のお医者さんの治療などを優先することを前提に、お話し申し上げます。
あなたは、何も悪くないということです。
あなたが今苦しんでいるアダルトチルドレンのような感じ、自己肯定感の低さ、自己犠牲を払う癖、すべてあなたのせいではありません、あなたに責任はないのです。虐待を受けたり、機能不全を経験すると、どうしてもその影響で脅威感情が先に立ち対人関係が不安定になります。それは総じてしっかりとした愛情が育まれなかったからと言えるでしょう。
だからといって愛情を求めて、自分を貶めたり、自己批判したり、依存的に愛情を求めたりしても、効果はないでしょう。

まずは自分を責めないことです。安心安全をよく感じるようにして、心を癒し、穏やかに落ち着かせることが大切です。
癒された経験や安心安全を感じた体験を思い出してみましょう。何となく心が温まったような感じになるでしょう。その感じが大事です。最初はわずかでもいいのです。少しずつ段々心の温かさを感じるようにしていきましょう。
さらに、呼吸法やマインドフルネスなどの瞑想法で今の自分を評価せず判断せず、ただ感じるようにして、自分が今ここにただ居ることをそのまま受け入れるようにしてください。「自分が今ここに居ることが、それでいい」「今ここに居ていい」とリラックスして感じることが支えとなってきます。
そして、思いやりや優しさを自分に向けることです。「慈悲の瞑想」などが役に立ちます。その一つの方法は、親しい人から優しさや思いやりを向けられたことを思いだし、その時の感覚・感情を自分の中にしっかりと取り入れて、それが心と体に充満するようにイメージする方法です。
人は思いやりを受けて感じる時、やがて心のバランスが整えられるようになるのです。あなたにもできます。大丈夫です。ぜひ参考にしてください。
一礼

2025年9月14日 23:34
{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリング、コーチングなどで活動しています。 メールでの相談も受け付けています。hasunohaの回答後のフォローアップはメールで致しておりますので、メールでお問い合わせください。また面接でのカウンセリングセラピーをご希望の方もメールで連絡をお願いします。 amrita.offcourse@docomo.ne.jp へどうぞ。
昼間は、ほとんど法務に出ておりますので、夜の応対になります。 できれば、事前にメールで相談内容を教えていただければ、スムーズなセッションになるように思います。 プライバシー、相談内容の守秘義務は遵守いたします。

煩悩スッキリコラムまとめ