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盗んだことを後悔しています。

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有り難し有り難し 27

はじめまして。
5歳ごろから16歳ごろまで、過去に盗んだ経験が思い出すだけでも7回ほどあります。

兄の貯金、友達のもの、幼稚園の先生が作った手編みのマフラー、幼稚園にあったもの、兄の友達の家にあったおもちゃなど。

理由は、単純に欲しかったから、マフラーに関しては母に「自分で編んだの」と見せて自慢したかったから、などです。

言い訳に過ぎませんが、困らせようと思って盗んだことはありません。

子どもだったから、盗んでその人がどれだけ困るということをそこまで分からなかったのだと分析しています。

また、お店のものは盗んだことは記憶上ありません。

これらのことを思い出さない日はないです。死ぬまで一生覚えているのだと思います。それなりのことをしました。

自分を責める毎日です。母に昔この過去を伝えた時に、
「神様はあなたがすごく後悔していることをわかってくれているし、

きっともう許してくれているよ」だから、これからは良いことをたくさんしていこう」と言ってくれました。

その日から私は言われた通りに生きてきました。また、母や友達から、私のように盗んだ過去がある子どもを知っていると聞いたこともあります。

私のような人はこの世に数人はいるみたいです。しかし、過去は消せません。

死にたくなります。ですが、死んだら大事な家族や親族、数人の親友たちが悲しむのではないかと思うと、死ぬことはできません。

さらに、死んで地獄に行くのが怖いのです。
ただ、どれだけ死にたくても、この罪から逃れたくても、私は生きなければいけないと思います。

償うために、良いことをたくさんするためにも。そして、身の回りの人たちや、未来の子どもたちに、「盗みはよくないことだよ」

「盗みをすると一生後悔するんだよ」と伝えなければいけないと思います。このような生き方をどう思われますか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

罪に気付けた「救い」。布施。

浄土宗では、「南無阿弥陀仏」と念仏を称(とな)える人は、どんな悪人でも阿弥陀仏によって極楽浄土に迎えていたいただけると考えます。
だから、南無阿弥陀仏と口に唱えて、「こんな私でも極楽に往生できるぞ」と喜びましょう。
罪に気づくことで南無阿弥陀仏が口に出る、これも「救い」だと思います。
あなたのおっしゃるように、また、お母様の言われたように、これからは良いことをしたり、他の人を励ましたりしましょう。
たとえば、他人に分け与える施しの修行(布施)を実践するのも良いと思います。
また、「生きとし生けるものが幸せになりますように」と思えるように、慈悲の心を育てるのも良いでしょう。
ただし、後悔(過去を思い出して嫌な気分になる)はストレスにつながります。
私は、あなたに後悔で苦しんで欲しくありません。
罪を繰り返さないことは重要ですが、後悔は捨てましょう。

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がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

回答していただきありがとうございました。
お礼が遅くなって申し訳ありません。
心が軽くなりました。これからも色々なことを頑張ります。
本当にありがとうございました。

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