人と会うのも嫌で私自身の心もなぜか冷めた
2年間、がんの治療をしてきました。
その中で傷つくことが多すぎて、人と会うのが億劫になり壁を作るようになりました。
大好きで支えだった趣味や芸術鑑賞も、その世界で食べている人たちに大変個性的な方が多く、私の病気を「あなたの個性はその病気だ」と言われることが多々ありました。
その言葉は、悪意からのパターンと、励ましのパターンともにです。
支えだった趣味・芸術の世界で、噛み合わないことがあまりに多く、ズタボロに傷ついてしまい、離れています。尊敬していた師匠のことも、大嫌いになってしまいました。
同じ病気の方が集まる場所でも、私の年齢での罹患がかなり稀にて「その歳で罹患してつらくない?」と言われます。
同じ病人なのに無神経な発言に傷つくことが多く、ここも離れています。
同年代の友達は、出産ラッシュで子育てモード。私は罹患で子供が産めず、友達とも会わなくなりました。
そのうち、ほんとうに誰とも会いたくないし話したくないし、何をしていても、心が冷めているようになってしまいました。
一生懸命な人、前向きな言葉、幸せな世界。
そういうものを見ても、物凄く冷めて「そっちも死ぬ寸前までいってみろよ」と思ってしまいます。
物凄く汚い嫉妬心です。
しかし、小さなころから性的な虐待だったり親の依存性の介護だったり、また30代になってこの数年で、流産、ステージ4のがんの罹患、それによる骨折などを経験し、ただひたすら目の前のことを必死できりぬけてきて、今ここにきて、物凄く気持ちが冷めています。
誰もわたしの気持ちをわからないし、話しても理解されないだろうと思っています。
いま、やっと自分の身に起きた一つ一つのことに、怒り、悲しめてる感じなのです。
しかしこんな気持ちにひたり、楽しかったもの、好きだったものや情熱をささげていたものにすら気持ちが冷えきってしまっているのはつらく孤独です。自分が大嫌いです。
この気持ちはずっと続くものなのでしょうか?温度が戻ることはあるんでしょうか?そのためには、なにか新しい場所や物事に触れていったほうがいいんでしょか?それとも自分を守っていったほうがいいんでしょうか?いずれかをしたら何か幸せを感じることができるんでしょうか?それとも人は一度さめるとそのままなんでしょうか?傷つくことは何かのためになるんでしょうか?
もう全てがわからなくなっています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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こんにちは、たすくさん
はじめまして、北海道白老のはくりょうと申します。
たすくさんの投稿、読ませていただきました。
なんともはや、大変な人生。まずは、日々の闘病お疲れ様です。
しかし、凄いですね素晴らしいです。自己分析がしっかりなされていらっしゃる。とても芯の強いお方と感じられました。
会いたくないし話たくない、億劫だし冷めてくる。こんな感情が湧き出てくるのも、たすくさんが病と戦っている証拠です。頑張っている証です。悪い物を消そうと体が頑張っているのです。負の感情が表に出てきても仕方が無い時もあるのです。
しかし聡明なたすくさん。自己分析がしっかり出来、しっかりと自分を保っておられる。
「この気持ちはずっと続くものなのでしょうか?」…一過性のものでしょう、気にし過ぎない事です。
「温度が戻ることはあるんでしょうか?」…情熱が消える事はありませんが、温度の上下はよくある事です。お風呂と同じく、熱すぎても上手く行かない事もあるでしょう。
「新しい場所や物事に触れていったほうがいいんでしょうか?」…おっしゃる通りです。
「自分を守っていったほうがいいんでしょうか?」…今は守りを固めてください。病には対しては攻めも必要です。
「何か幸せを感じることができるんでしょうか?」…それを探せるのは自分自身です。いろんな所で感じる努力をしてみてください。
「一度さめるとそのままなんでしょうか?」…たすくさんのたましいが求める物であれば、必ず情熱と共に戻ります。
「傷つくことは何かのためになるんでしょうか?」…すべてが、たましいの糧となる物です。
「もう全てがわからなくなっています」…たましいの成長の過程です。たすくさんはもうご自分で全て答えてらっしゃいます。
たすくさんの、身体とたましいのご回復をお祈りいたしております。
はくりょう拝
質問者からのお礼
このたびは私の混乱した相談にお答えいただき、本当にありがとうございました。
酷い気分の日々で、今も全快しているわけではないのですが、頂いた言葉をそのたび見返し、反芻し、自分のかてにさせていただいてます。
ひどい状態なのは一過性であること
幸せを実感するのは意識であること
そして、ひどい出来事は全て魂の糧となり、私の魂が求めれば情熱の光はその時ともされるということ そのようにお言葉を解釈させていただき、気持ちが本当にらくになりました
私の魂。
考えてもいませんでした。
きっと、その魂がまた呼ぶことがあるんじゃないかって思います。
とてもそれは私にとって嬉しいことです。
また、私が答えを出している、という言葉もありがとうございました。
そうだなぁ、と、それをお伝えいただき、自分の身の上のお話を聞いてくださり、気持ちが楽になりました。
また困ったことがあったらぜひ相談させていただきたいと思います。
寒さが本格的になり、北海道も厳しい寒さかと思いますが、お体にお気をつけて、また色々な方の支えになっていただきたいと誠に勝手ながら思っております。
ありがとうございました。