嫌われてしまった元妻にできることとは
私の軽率な行動により家族にも迷惑を掛け、信頼を失い全てを失い妻にも離婚され子供にも会えなくなってから9ヶ月が経ちました。今まで辛いことはたくさんありましたが、時間が解決してくれ悲しみも癒えることができました。きっとこの辛さも時間が癒してくれると信じ頑張って生きていますが、今回ばかりは癒えることはないように感じます。反対に日が経つに連れ罪悪感は強まり、ほとんど心は折れています。死んで詫びたいのですが、私が死ねば元妻や子供達が不便な思いをすることは分かりきっており、苦しいですが生きて経済的支援をしてあげなければなりません。もしコロナにかかったら治療は望まないかもしれません。 離婚直後は「家族ではないけれど、いつかまた4人でご飯でも食べに行けたらいいなと心から思います」と書いてもらえており、辛い時はその手紙を見てこの言葉を信じて頑張っています。しかしここ最近は「関わらないでください」と、とことん嫌われてしまいました。今日はクリスマスイヴで子供達にどうしてもサンタからのプレゼントを届けたく、コソッと玄関に置いてきました。案の定、早速LINEで「あなたの施しはいりません、出ていってからも物を増やさないで下さい」と怒られてしまいました。犯罪者である私にはサンタはやってきませんでした。今年は人生で一番辛い年でした。世の中は今コロナで世界中の人が辛い思いをしています。そんな憎きコロナですが、私は憎きコロナに正直少しだけ救われれいるのです。独りぼっちの生活で寂しいですが、世の中の皆さんも寂しく自由のきかない生活をされ辛い思いをされていると思うと、自分だけじゃないと少し救われるのです。憎きコロナのはずが、コロナのおかげで…なんて思うのは世界中で私だけかもしれません。辛い思いをしている方に怒られるでしょう。 本業と副業を頑張り、本業で得た給与については生活費3万円だけ頂き、残りは元妻に振り込むようにしています。贖罪ひとつとして経済的支援は限界まで行っています。家族に対して他に何かしてあげられることはないものでしょうか?何がしてあげられるのでしょうか?日が経つに連れ、人生とはやり直すことができないことを痛感します。
幸せそうな家族を見ると孤独で寂しく諦めなければいけないのにやり直したい気持ちが強くなってしまいます。やり直せるはずもないのに期待してしまう自分がいて、何年かしたら帰れるかもしれないそう思ってしまいます
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償われる側の心を最大限に尊重する
こんにちは。
7ヶ月前に2回ほど御縁あって回答しました。
一時的に職を失われてから、その後一生懸命に働いておられるようです。「本業と副業を頑張り、本業で得た給与については生活費3万円だけ頂き、残りは元妻に振り込む」、とは大変な努力ですね。「経済的支援は限界まで行っています」というその言葉に、あなたが精一杯の「贖罪」をしようとしている気持ちが伝わってきます。
あなたの文章を見て、さだまさしさんの「償い」を思い出します。
交通事故で一人の人を殺めてしまった一人の男性、ゆうちゃんのお話です。
以下、歌詞の一部です。
それから彼は人が変わった何もかも
忘れて働いて働いて
償いきれるはずもないがせめてもと
毎月あの人に仕送りをしている
今日ゆうちゃんが 僕の部屋へ泣き乍ら走り込んで来た
しゃくりあげ乍ら 彼は一通の手紙を抱きしめていた
それは事件から数えて ようやく七年目に初めて
あの奥さんから 初めて彼宛に届いた便り
「ありがとうあなたの優しい気持ちは とてもよくわかりました
だからどうぞ送金はやめて下さい あなたの文字を見る度に
主人を思い出して辛いのです あなたの気持ちはわかるけど
それよりどうかもうあなたご自身の人生を もとに戻してあげて欲しい」
手紙の中身はどうでもよかったそれよりも
償いきれるはずもないあの人から
返事が来たのがありがたくてありがたくて
ありがたくて ありがたくて ありがたくて
償いをしていくということは、受け取ってもらえる、もらえないに関わらず償う側が黙々と長い年月をかけて一念に行っていくものです。それは、償う側の心が報われないことを当然として甘受しつつ、どこまでいっても償われる側の心を尊重していくということです。
あなたのLINEメッセージも、「プレゼント」も受け取って貰えない現状があるのでしょう。一方、「経済的支援」は受け取ってくれているようです。相手が必要だと思うことをするのも、償われる側の心を尊重することになります。
以前にも指摘しましたが、償われる側、元奥さんと子供さんではなく、償う側の心、つまりあなたの心を幾分か満たそうとして苦しくなっているのではないですか。
償われる側が必要とする分を、必要とする期間を最大限に尊重する。
そこに専念してください。
相手が嫌がることはしない
文面から痛いほど思いは伝わりました。今、とてもつらい気持ちでお過ごしですね。せっかくのクリスマスプレゼントも断られ、心が折れるのもわかります。
でも離婚というけじめをつけた以上、元のパートナーの方も新しい人生を模索されていると思います。離婚にあたり決められたお金を振り込む以外はかかわらないこと、これが相手に対してできる最大のことだと思います。
とてもきつい言い方でごめんなさい。仏教では何かにこだわることを執着と言います。過去と人は変えられないが未来と自分は変えられる、といいます。お子さんに会いたい気持ちもあるでしょうが、それは今は無理そうですよね。過去ばかり考えたら進めません。頭をきちんと切り替えて、新しい人生を探してみて下さい。もちろん過ちは繰り返さないようにして。
そっとしておく、かかわらない、そして自分の人生を作っていく。これが今できる最上のことだと思います。
お体を大切に、自分を大切にお過ごしくださいね。またいつでもここを利用して下さい。