親の想いか友人か
感染症で基本的に外出するべきでないという父となかなか会えずに心配してくれている友達との間で神経がすり減ってしまいます。
私は大学生で自宅で授業をうけています。
もともと心配性の父は世間一般より感染症に対して対策をとっています。一時期は安心できないのか父の目の前で手を洗わないと癇癪を起こしてしまうほどでした。ただ私を心配してくれているからこその行動だと思いできるだけ従うようにしていました。最近はもっぱら私が自宅にいるのでとくに癇癪をおこしたりしません。
しかし田舎に住んでいることもあり、地元の友人たちは感染症対策をしたうえでよく遊んでいます。私もそれが悪いことだと思いません。友人たちの誘いも断ってばかりですごく心配されます。
このままいつ収まるかわからない感染症のせいで友達と疎遠になってしまうのではないか、就職してもこのまま働くだけの生活になってしまうのではないかと不安になってしまいます。
自分の意見としては友達と会いたいです。
以前、感染症が流行り出したての頃に対策したうえで遊んだことがありました。しかし一緒にいた友達まで頭がおかしいと父に言われてから友達を巻き込んでしまうのではないかとこわくて自分の意見を通せません。
現状を変える勇気ももてない自分にすべて後ろ向きに考えるようになってしまいました。この状況をどう受け入れればよいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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今は忍耐の時期です
冬は乾燥していて、気温が低いのでコロナがあってもなくても感染症の季節です。コロナと気温の関係はインフルエンザと同じではないかもしれませんが、やはり低温のときの方が怖いといえるでしょう。
そんなわけですから、これから3月くらいまで、あるいは4月までは気を付けすぎるくらいの方がよいと私は思います。したがってお寺の行事もあまりしないようにしています。
あなたはお辛いでしょうし、お若いのでお友達と一緒にどこかに行ったり、遊びんだりしたいのは当然です。せっかくの若い時期だのに気の毒だと、正直、思います。かけがえのない大学時代なのに家にいなきゃいけないのは悔しいでしょう。
でも、今は忍耐の時期だと言えます。他者と接触しないようにすることが自分と他者を守ることになるわけです。ワクチンが効果的かつ安全性が高いと仮定するなら、もう少しの辛抱です。そうでなければ長期戦になるのでしょが、分からないの悲観的になっても仕方ないです。いまはワクチン接種できる時期まで自重する以外にない忍耐の時期と思ってください。
お友達との関りはインターネット上で、ということになるでしょうが、私の若いとは比較にならないほど、深い意思の疎通が可能なのは間違いありません。
これは私自身にも言い聞かせていることなのですが、現状で出来ることを見つけてやれることをやっていくことだと思います。
家においでになるとお父さんと関わる時間が増えて苦痛かもしれませんが、それはあなたへの愛情の故だと思ってください、
質問者からのお礼
藤岡俊彦様
納得ができるありがたいお話ありがとうございました。
まだまだ幼稚である自分を認識し、耐え忍んで生活していこうと思います。この状況下で健康に過ごせることに感謝して、家族、友人ともに大切にしていく努力をしていきます。まずはやれることから…。改めて感謝いたします。