人生の決断をする時に悪い事が起こる?
ここ数年、人生の決断、何か行動を起こそうとする時に悪い事が起きている気がしています。
入籍の挨拶に行った日の夜に、初めて会った義理の兄が倒れ、一ヶ月後に亡くなりました。
結婚式はコロナで延期となり、それならばと年齢の事もあるので、先に妊活を頑張ろうとしていた矢先に今度は義父が倒れました。
義理の両親や私の両親も高齢になってきていますので、こういう事が起こりやすい年代だとも思うのですが、
一度ならまだしも、こんな事が続くと、「この結婚によって、次々と不幸が引き寄せられてでもいるのか?」というように考えてしまいます。
ついネガティブに考えてしまいますので、どのような心持ちでいたら良いのかアドバイスいただけると嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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雨男、と同じ考え方です
こんにちは、初めまして。
まずは、義理のお兄さんが亡くなられたことをお悔やみ申します。また、義理のお父さんが倒れたとのことでご心配でしょう。喜びの式を控えた時期に、お悲しみ、辛いことがあるのは、何ともやりきれない気持ちでしょう。お察しします。
「この結婚によって、次々と不幸が引き寄せられてでもいるのか」とのお尋ねです。私は結論から言って、結婚とこの度の出来事に直接的な関連性はないと思います。あなたの宗教、依って立つ考えは存じませんが、仏教的にはそう考えます。
まず、「結婚」と人の生老病死との因果関係は何でしょうか。
「義理の両親や私の両親も高齢になってきていますので、こういう事が起こりやすい年代だとも思う」とあなたが言っていますが、年齢が高いほど病や死が起こる蓋然性は高くなります。また、病も、死も時と場所を選ぶわけではありません。両者に直接的な関連性、因果関係はないと見ます。
そもそも、「人生の決断、何か行動を起こそうとする時に悪い事が起きている」という考え方自体が、自分を中心としたものの見方です。一人の人間の心の中の決意や、アクションが人の生死に直接的な影響を与える、そんな超自然的な法則があることをお釈迦様は説いてはおられません。
これは、あなたに限らず、世間で雨男、雨女と流布している考え方にも見られます。自分が外出したら必ず雨になる、私は雨男なんですよね、という風に。この場合は、雨は純粋に気象条件の為せるわざであって、誰かの意志やアクションに原因があるわけではありません。
ですから、あなたがこの度の結婚に何か影響を与える云々に心を持っていくよりも、もう既にしておられるでしょうが、実兄を亡くし実父が心配な状況になっている婚約者の苦しみにこそ心を傾注していきましょう。そして、式が実現したときは、例えば参加が叶わなかった義理のお兄さんにメッセージを読み上げることや、参加が難しいかもしれない義理のお父さんをどう喜ばせてあげられるかを考えるとより宜しいと思います。
結婚式が無事挙行されることを願っています。
質問者からのお礼
はじめまして。ご回答いただきありがとうございます。
回答を拝見し、結婚で何かに影響を与えると言う考え方はとても自分本意で、おっしゃる通りに、本来であれば夫や義理の家族に寄り添う事に傾注すべきだなと気付かされました。
考えを改めるきっかけを作っていただき本当にありがとうございました。