仕事を休んだ自分へがっかり
現在、社会人4年目です。精神的な体調不良を原因に、仕事を休職中です。
体調不良の原因としては、
・今年度4月に今の職場に異動してきて、前とは全く違う仕事をやっている。仕事をまた一から覚えることに苦労している。
・自分の直属の上司とうまく行かず、毎日厳しい言葉をかけられる
・地元から遠く離れて働いており、近くに仲のいい友人などがいない
だと自分では考えています。
社会人であればこれぐらいの試練はほとんどの方が経験していることだと思いますが、私は乗り越えることができず、現在退職を考えております。
私は我慢強いことだけが取り柄だと思っていたので、自分に対して残念な気持ちでいっぱいです。また休み始めた時も、急に休んでしまったため、仕事の引き継ぎ等できず罪悪感でいっぱいです。上司は精神疾患に理解がないので、「きっと怠けているだけだと思われている」と考えてしまい、悔しい気持ちが込み上げてきます。
こういった自分に嫌気がさした時の、心の持ち方を教えていただきたいです。
乱文で読みにくいかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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耐える自分、からの転換
こんにちは。
まずは、心身をお大事になさってください。
「上司は精神疾患に理解がない」というのは、残念ですね。昔に比べて精神疾患に理解が広まってきたとは言え、まだまだ分からない人は多いのでしょう。ただ、今の状況で「悔しい気持ち」なのは分かりますが、相手の考えを変えることは難しいので、少しづつ手放していく他ないと思います。それは、「退職」予定であり、今後ご縁のなくなる人でしょうから、そこに心を持っていくことはあなたの精神的負担を考えて手放していくべき、という意味でもあります。
「我慢強い」からギリギリまで「我慢」されたのでしょう。だから、結果的には「仕事の引き継ぎ等でき」なかったのだと思います。「罪悪感でいっぱい」というご心情は、あなたが真面目だからこそ、「引き継ぎ」はするべきものだという仕事上欠くべからざる義務感がきちんと備わっているからこそです。出来なかった自分に注意が向いてしまうでしょうが、自分はきちんとしている部分があるからこその悩みであるとも考える必要があるでしょう。
以上を踏まえて勝手な提案ですが、これを機に地元に帰られてはいかがでしょうか。あなたは体調不良の原因の一つとして、「地元から遠く離れて働いており、近くに仲のいい友人などがいない」 ことを挙げています。
これは、あなたが精神的な孤立感に悩まされているからこその言葉でしょう。我慢強く耐えることはあなたにとって美徳でしょうが、自分の心を叱咤激励するのではなく、今度は自分の本音、弱い部分と相談しながら、現実的に物事を考え、運んでいく必要性があると思います。
自分のことをわかってくれている、知ってくれているという人が居るのは心強いです。帰っていく場所があるから、人間は外に出ていけるのです。あなたに今必要なのはその帰っていく場所と、待ってくれている人ではないでしょうか。
耐える自分よりも、弱さをさらけ出した自分を大切にしてく。
あなたに必要なのは、その転換だと思います。