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不倫の罪を母に伝えても良いのかどうか

回答数回答 2
有り難し有り難し 52

初めてご相談いたします。うみと申します。長文となってしまいますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 
私は5年間妻子のある方とお付き合いをしておりました。その方は、過去に奥様に不倫をされ、ひどく傷ついておられました。そんな時にお付き合いを始め、お互い本気で結婚を考えておりました。
 
ですが、私が不倫という罪悪感に耐えられなかったり、私自身を本当に愛してくれているのか勝手に不安になってしまい、徐々に彼にあたってしまうことが増えていきました。たくさんの愛情をもらっていたにもかかわらず傷つけてしまいました。
 
ついに、彼から将来を考えられないと別れを告げられました。私は生きるのが下手で、人に頼ることが苦手なため、泣いたり怒ったり感情を素直に出せるのが彼しかおりませんでした。そういった不安定な状態もあり、今はまだ私を気にかけてくれています。ただ、恋愛感情はもうないとはっきりと言われております。
 
まだ彼のことを忘れられませんし、ひどいことをしてしまったという後悔が常につきまとっています。その罪悪感と彼のいない将来が悲しくて仕方ありません。不倫をしていることに罪悪感があったにもかかわらずです…
 
ここでやっとタイトルのご相談となります。
この件について、私は墓場まで持っていくつもりでおりました。そして、これからの自分の幸せを望むつもりはありませんでした。自死を選ぶつもりはありませんが、生きる意味を見失っております。
 
しかし、つい最近母から結婚もせずに、親元を離れ一人で頑張っている姿を想像すると心配だと言われました。普段泣かない母が涙を我慢しているように見えました。
 
帰省した際にはご飯を作ってくれたり、日用品を送ってくれることがあります。本気の恋でしたが、正しい関係ではないため、母の優しさを申し訳なく感じてしまいます。また、現在は結婚について前向きに考えることもできていません。
 
ですので、母に全てを話したいと思っているのですが良いのでしょうか?母にとっては知らないまま過ごせることなので悩んでおります。
今まで一人で溜め込んでしまい、家族や友人には自己開示が不十分でした。だからこそ彼に依存してしまったのだと思います…
 
自業自得であり、また説明不足な点があるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

本物の陸(おか)

こんにちは。

季節に応じて移動をしていく渡り鳥は、その長い旅の途中で羽を休める時があるそうです。中でも、海の上に浮かべない鳥は、陸で休息すると聞きました。あなたは、いま長い旅の途中で、心の拠り所たるお母さんの元で羽を休ませようとしている、そのように見受けました。

不倫の事実を「墓場まで持っていくつもり」だった。
しかし、「普段泣かない母が涙を我慢して」自分の身を案じているのを見て、「母に全てを話したいと思」うようになったのだと思います。それは、「人に頼ることが苦手なため、泣いたり怒ったり感情を素直に出せる」相手が欲しいからでもある。自分を本当の意味で引き受け続けている、愛してくれている人の存在に頼りたい、そういう渇望なのだと思います。

あなたの「生きる意味を見失って」顔に声に生気がない様子であることを、お母さんは鋭敏に見抜いたのではないでしょう。母親とはそういうものです。何かあったのではないか、そう案じてもいることなのだと勝手ながら想像します。子供は上手に隠しているつもりであっても。

人間は、自分のことを分かってくれる、受け止めてくれる人が居なければ「生きる意味」を見失ってしまうものです。何故なら、幸福は一人では築けないからです。誰かと笑って、泣いて、そして心の内を吐露できる安心と喜びという名の幸福が。

あなたは、「墓場まで持っていくつもり」はもうできないだろうと分かっているのでしょう。そして、この重大な秘密を受け止めてくれそうな人は、お母さんしかいないということも。

あなたが「生きる意味」を取り戻し、幸福への第一歩を踏み出すには、お母さんに正直にお話することが最も適切だと思います。ただ、お母さんにお話して負担をかける分、将来に向けてきちんとしたお相手を見定めていく心づもりも、少しづつではあっても必要になるでしょう。お母さんを安心させるために。

不倫相手は、結局はあなたを見放したのです。それは、あなたにとって幻の陸だったのです。

お母さんは、どんな事があってもあなたを思い続けている。
これこそが本物の愛情であり、安心して羽を休められる人であり、心です。

そんな人と将来を歩めるようなったら、お母さんもきっと喜んでくれると思いますよ。

羽を十分休めて、元気が出たらまた飛び立ってください。

追記
ご返信有り難う御座います。
また、頼って下さい。

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おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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私なら、

誰にも打ち明けることなく
墓場まで持っていきます。

自分の苦しさを誰かに打ち明けて
楽になりたい気持ちは分かりますが
それは全く利害関係のない相手に限定すべきです。

母親に打ち明ければ
同じ大きさの苦しみを与えてしまい
それを見て
あなたはまた別の苦しみを背負います。

今はまだ苦しい最中ですから
前を向けないのも仕方がありません。
彼との連絡手段はきっちり断って
過去と決別する覚悟を持ってください。

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有り難し
おきもち

和田隆恩
 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生ま...
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質問者からのお礼

和田様 釋様
お忙しいところ早速のご回答ありがとうございます。私の罪についてもお優しい言葉をいただきありがとうございます。
 
ここで質問する前までは母に連絡してしまおう…と決めていたのですが、お話を聞いていただき少し気持ちが落ち着いております。とは言え、おそらく話すことになるのだろうと思います。今まで、本音を伝えることができなかったせいで、壁を作ってしまっていたので、そういうことももう終わりにしたいです…(上手く付き合える方もいるのでしょうが)。釋様が言われた「母は気づいている」ということについて、「あぁ…そうなんだろうな…」と納得してしまいました。罪を犯した身ではありますが自分の幸せが母や家族の喜びにつながると信じ、将来のお相手探しへの意識も向けていきたいと思います。
 
中々、誰かに頼ることができない人間なので、またここでご相談させていただくかもしれません。その際はどうぞよろしくお願いいたします。ご回答本当にありがとうございました。

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