地獄は必要なのか?
私は将来、犯罪を犯した人と向き合う仕事に就きたいと考えています。
そこで犯罪者は当然罪を犯したのだから刑務所を出ても周りから非難されて生きていかなければならないと思いますが、彼らも彼らで生きる価値がない人間とは思えないのです。罪を犯した悪い人たちでありますが、彼らもこういう形でしか世間に訴えられなかったと考えれば良いだけのことだと思います。
そこで、相談ですがインドのガンジーも罪を憎んで人を憎むなと言っています。
それなら何故地獄という場所があり、間違った形で行動を起こしたが世間にそういえばそうだなと倫理観、新たな価値、新たな課題を提示してくれる彼らが地獄で反省しなければならないのか疑問で仕方がありません。反省なら罪を犯したこの世で反省して生きていくだけじゃダメですか?
地獄は本当に必要でしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
地獄は、地獄絵図などで醜悪に描く事で、そのような場所に行きたくないから悪いことはやめよう、悪い事をしたら反省しもうしないようにしよう、そして良いことをしよう、という気持ちを起こさせるための装置です。悪い事をして反省せずに繰り返す者が地獄なのです。
すでに体験しています。
あらゆる悪事を働いていることそのものがすでに地獄ではないでしょうか。
死んでから地獄へいくのではなく、この世で地獄の様相を体験しています。
そして心の中でも、殺してやる!だましてやる!噓をついてやる!犯してやる!蹴落としてやる!笑いものにしてやる!等、地獄の心ではないでしょうか。それが現実化しているだけです。
それが効く人への抑止力
刑罰は犯罪の抑止力のはずなのに
それでも罪を犯す人はいます。
そういう人の思想を矯正する施設が刑務所です。
地獄も同じようなことで
地獄に堕ちると恐れている人の
矯正施設が寺院だと思っています。
質問者からのお礼
そうですね、その通りだと思います。
御回答感謝します。