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地獄はどういうところですか?

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私は自殺未遂をした時、生死を彷徨いました。
その時みた光景は、色彩がなにもなく光もかぜも音もなにもない真っ黒な世界でした。生きていて自分は孤独だと思っていましたが、自分の好きな洋服、家、匂い、音楽、風、いろいろなものに囲まれているんですね。本当に孤独とはそれすらないんですね。これが、地獄ですか?ある人はそこから振り分けられるとも、パーティみたいな楽しい世界ともいいます。

死にたい衝動にかられたとき、黒の世界には行きたくないと思います。
もし、そうではないならとは思います。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

科学と哲学の両面から。

これまで非科学的とされてきた宗教や死後の世界といった心の世界ですが、最近はそういった課題に脳科学や心理学的に取り組む動きがあります。

死後に見える景色というのは、臨終間際の精神状態により見える景色が違うのではという意見もあります。
安心して死ねる環境、つまり大往生を遂げられる人は心が落ち着いていて、夢で言えば比較的良い夢を見ながら逝くといったところでしょうか。

仏教的には、というか真言宗的にはこの世で自身を救う生き方をすることで死後の安寧を目指そうという考え方もあります。
両者ともに言えることは自分の心に嘘をつかず、人として前向きな生き方をせよということでしょう。
人生暗くなる時期もありますが、1cmでも1mmでも一生懸命前を向いて生きるだけでも大切なことなのです。

極楽と地獄についての古いお話にこんなものがあります。

まだ武士がいた時代、とある侍が山寺の僧に
「和尚様、地獄や極楽とは如何なる場所でございましょうか?」と尋ねたところ、

「なんと!お主は戦場に身を置く身分でありながら地獄を知らんと申すか!これはなんという臆病者か、この腑抜けが、鮒侍がetc・・・」
等々、散々侍を罵倒し続けたのです。

最初は呆気にとられていた侍でしたが、段々と冷静になるにつれついに我慢できなくなり、刀の柄に手をかけた瞬間、

「そこが地獄よ!」

と和尚に一喝されます。
ハッと我に返った侍が平伏して
「恐れ入りましてございます。」と詫びると、和尚は今度はにっこりと微笑み

「そこが極楽じゃ。」

と答えたというお話です。

如何に自分の心をコントロールできるか、それが死後に地獄を見るか極楽の景色を見るかの分かれ目ではないでしょうか。

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おきもち

一般家庭から真言宗のお坊さんとなりました。 お寺はありませんので普段は普...
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残念ながら地獄はどんなところか、私にはわかりません。

行ったとこがないからです。私もこれから地獄落ちの業を積み重ねて地獄に行くかもしれませんし、
逆に、極楽浄土に往生するかもしれません。誰も行きたくて行くわけではないでしょう。
往生要集(おうじょうようしゅう)という本があります。比叡山のお坊さん、源信和尚さまが、阿弥陀さま教えの観点から、多くの仏教の経典を研究されて、極楽往生に関する文章を集めた仏教書です。
死後に極楽往生したいなら、一心に仏を想い念仏(南無阿弥陀仏)を唱える以外に方法はないと説かれました。この後に世に出られた、法然上人や親鸞聖人など日本浄土教の基礎を創られたのです。この書物で説かれた、地獄・極楽の観念、厭離穢土・欣求浄土(おんりえど、ごんぐじょうど)。どこかで聞いたことがありませんか、厭離穢土・欣求浄土は、徳川家康公の旗印です。地獄には行くまいぞ!!極楽浄土に共に参ろう!!ということです。往生要集の中の地獄は、地獄の鬼に責め立てられたり、いろんな地獄が描かれていますが、あなた様が体験したような、孤独地獄もあるんだろうと思います。あなた様は、幸いなことにご神仏のご加護を得て、生還することができました。もう二度と、そういうところに行かないように、するためには、
今生かされている自分をしっかり体感して、呼吸や体温、心臓の鼓動、見える、聞こえる、話せる悦びをしっかりと心と身体に留めてください。そして、恐ろしいところに行きたくないtという消極的な気持ちに基づくのではなく、
明るく・楽しく・元気であるためにはどうしたらいいのかという視点で、考え方を組み替えることをお勧めします。
難しいとこはありません。気持ちは沈んできたら、楽しいことを考えるようにするんです。
まと、なんでも構いませんので、あなた様が興味、関心のかることで、目標や楽しみをみつけることです。
時間をかけてゆっくりで構いません。あなた様の人生がより華やぎ、豊かで幸せなものであることを祈っています。これこそが、天国、極楽浄土への道です。
せっかく2度も賜った命でございます。どうぞ、大事になさいませ。お幸せを祈っています。命を全うされることが、天国への道です。

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浄光寺の三浦康昭です。 くよくよと考えてもしかたがありません。明るく前向...
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そのまっくら世界に行きたくない気持ちを大切に

 前のお坊様が書いて下さった通り、私も死んだことがないので、地獄とはどのようなところかわかりません。
 でも「死にたい衝動にかられたとき、黒の世界には行きたくない」という気持ちが、自死へのブレーキになっているようなので、その気持ちを大切にすると良いと思います。

 どうか、寿命がなくなるまで、生き続けてください。その時なら、そこはそんなまっくらくらの世界ではないはずです。

 そんなあなたに長渕剛さんの歌から。
「生まれ変わるなら 生きているうちに」
死んでしまってはもう何も出来ません。生まれ変われるのは生きているうちだけです。
一度死んだと思った人生です。生まれ変わったと思って新しい気持ちでいろいろなことに挑戦してみましょう。

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おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

三浦様大変有り難い返答有り難うございます。誰も地獄はわからないのですね。今日常を生きている自分と取り残された悪い自分の中で日々揺れ動いています。
人生を楽しいと感じられるように、取り残された弱い自分を成長させていきたいと思います。
幸せを願われたのははじめてで、心が震えました。
人生を全うできるように頑張っていきたいと思います。
ありがとうございました。

仁海様
有り難い返答ありがとうございます。

前向きに頑張っていきます。
暗雲たちこめる時も、じっと耐えて過ごしてきた15年間でした。頑張っても頑張っても、先が見えませんでした。なぜ耐えて年だけ重ねるのだろうと苦しくなるときもありました。

いつかこの耐えたことが、自分の終末や先に続けば良いなと思います。極楽を目指して負けないように頑張りたいと思います。

少しでも自分の心を前向きにコントロールしながら、この世に命を頂いたことの意味を考えながら生きていきたいと思います。

ありがとうございました。

光禅様有り難いお言葉ありがとうございます。

生まれ変われるなら、生きてるうちに良い言葉ですね。

私は、優しくて普通に物事を考えられる人になりたいです。そして、何を言われてもぶれない人間になりたいです。考え方が偏っているのは自覚しています。きっと偏りがなくなったら、あらゆる衝撃があっても何が起きても生きることが苦しいと感じることが少なくなると思います。
生きているうちに、そんな人間になれたらいいなと思います。
励まして頂きまして、この命自分だけのものではないと感じました。

ありがとうございました。

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