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彼の母とうまく距離を取りたい

回答数回答 1
有り難し有り難し 10

前回もご相談させていただきました。
また悩みの沼にハマってしまっているのでご相談させていただきます。

付き合っておよそ2年ほどの彼がいます。結婚も考えています。彼はよく言えば優しい、悪く言えば人に意見が言えない人です。罪悪感が沸いてしまい、昔から人に強くものを言ったり否定したりできないそうです。反論が怖いのもあると思います。

そんな彼の母は彼が学生の頃に彼の不登校や夫の病、祖父母からのいじめを憂いとある宗教を信仰しています。そのことは思想の自由ですし、彼もわたしも信仰自体は尊重しています。しかし母は私たちのためと言ってはやれお供えだ、講義だと言っては連絡をよこし私たちがお金がない、時間がないとやんわり断っても家族みんなが不幸になる、あなたたちに日頃おこる災いは活動をしないからだとこちらが悪いように言ってきます。私たちにも私たちの思想があると伝えても、彼の母には伝わらず家族想いの母親を否定してくる悪い彼女と騙されている息子という構図にされます。彼の父や他の家族はまっぴら否定的で一切その母の話は聞きません。なので私たちが完全に否定してしまえば母親がよりどころをなくし精神を崩しかねない、というのが彼氏の考えです。一応やんわりと彼女(私)も俺も疲れてきている、距離を置きたいと伝えたそうですが何の効果もありません。正直私はもう限界です。同居こそしていませんが、度重なる連絡に心底嫌気がさしています。
彼のことはとても好きです。彼も私と結婚したい、2人で静かに暮らしたいと言ってくれてはいます。でも母親を強く否定したり、連絡を絶ったりはできないのです。そんな彼にイライラしてしまいます。(決して縁切りをしろとは言っていない)
私も自分の気持ちに嘘はつけないし、信仰は押し付けられてするものではないと考えているので我慢することはできません。彼の母とうまく距離(例えば正月お盆に顔を出す、何かあったら連絡を取る程度の距離)をとるにはどうしたら良いでしょうか?彼も私を苦しめたくないけど、母親が精神的にきてしまうこともできれば避けたいと悩んでいます。
今も私宛てにその団体の特別会員になってもらうから返事をくださいと連絡が来ていますが、返せていません。

信仰のことも絡むため、周りにも相談できずにいます。
数多いご相談の中もし見つけていただけましたら、どうかご助言よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「信仰」よりも彼氏さんの問題

こんにちは。

この問題は、彼氏さんの在り方一つに掛かっている問題だと思います。
なぜなら、あなたは「結婚も考えて」いるとはいえ、まだ交際中の彼女という立場であり、お母さんに直接ものがいいにくい立場であるからです。

一方、彼氏さんは「よく言えば優しい、悪く言えば人に意見が言えない」という性格である。これは、恐らく生育の過程で、親に「反論」することがタブーにされ、「反論」自体に「罪悪感が沸」くように方向づけられた事によるものでしょう。つまり、一方的なコミュニケーションをそのまま受け入れることしか身に着けられなかった結果だと想像します。

だから、「人に強くものを言ったり否定したり」という自分を出すことが出来ない。もし、「強くものを言ったり」して「反論」されようものなら、ただでさえバランスの危ういアイデンティティーが脅かされる。「反論が怖い」というのは、あなたが見ている通り筋が通っていると思います。

その彼氏さんが、「否定してしまえば母親がよりどころをなくし精神を崩しかねない」から母親を放っておけない、といっている。しかし、二人の将来にとって、母親の言う通りにもなれないとも分かっている。ここで次の一手に窮している、という膠着状態が今、なのでしょう。

彼氏さんの抱えているのは、生育過程からくるパーソナリティの問題。そして、親からの精神的自立という同時並行の難しさだろうと思います。ここは、あなたが精神的サポートをしつつ、彼氏さんを是々非々で主張できるような人格への形成を促すことが必要でしょう。

この問題への対処は、親子関係だけでなく、仕事をする上でも、人間関係を広く築いていく意味でも今後大切です。

以上は、生育過程の根深い問題が関わっているので、カウンセリングが有効だろうと思います。現在、心理的援助を受けているかどうかは分かりませんが、お近くの心療内科医や専門カウンセラーに相談されてはいかがでしょうか。

この問題は、「信仰」の問題と言うよりも、彼氏さんの過去との向き合い方、精神的自立の問題がメインテーマだと思います。彼氏さんが、是々非々でハッキリと物が言え、かつ母親に絡め取られないように上手く対応できれば、「母とうまく距離を取りたい」という願いはそれほど難しくはないからです。

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

御回答ありがとうございました!私の固くなっていた気持ちがスッととけたような気が致しました。改めて彼ともよく話し合いをし、このお言葉を伝えさせていただきました。母親と電話でやり取りし、初めは母親の反発がもの凄くありましたがその後時間を置いたら連絡を控える気に変わったようです。
ご相談させていただき本当に良かったです。おっしゃる通りで、彼は仕事での人間関係もなかなかうまく築けない一面があります。是々非々、これが彼の今後のキーワードになりそうです。私もサポートを頑張りたいと思います。ありがとうございました!

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