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いつか家族に会いたいです

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有り難し有り難し 22

家族に会えなくなり1年近くが経ちます。去年の年末までは元妻はLINEのメッセージを読んでくれていましたが、今では読んでもらえるとこもなくなり連絡もとれなくなってしまいました。本業や副業を両立させて家族ともう一度人生をやり直せないものかと願い、寂しさを堪え日々精一杯頑張るよう努力しています。思いを伝えたく、時々「ご飯でも一緒に行ってもらえませんか?」などメッセージや手紙を送ったりしています。もちろん返答はありません。もしかしたらいつか思いが伝わり、一緒に行ってもらえる時が来るかもしれないと願い、毎月の養育費などの経済的支援を行う際などに声を掛けています。しかし私は一緒に食事に行ってもらえるような立場ではなく、声を掛けることすら立場を理解しておらず時期尚早なのかもしれません。あと2年は会ってもらえる立場ではなく、声を掛けることも我慢しなければいけない立場なのかもしれません。でも声を掛けなければ私の気持ちを伝えることもできません。経済的支援だけでなく、思いも伝えていきたいというのが私の本音です。子供達はもちろん、元妻とも会える機会を作っていきたいという気持ちが強いのです。自分の思いをどのようにして伝えていけばいいのか分かりません。反対に思いを伝えることが逆効果なのかもしれません。自分は離れて暮らす家族に何かしてあげられないか、いつも考えながら生きていますが何も見つかりません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

償いの基本に立ち返る

こんにちは。
以前、3回ほど回答しました。

罪を犯し逮捕されてしまいました(9ヶ月前)
https://hasunoha.jp/questions/43509

寂しくて寂しくて仕方ありません。(9ヶ月前)
https://hasunoha.jp/questions/43615

嫌われてしまった元妻にできることとは(1ヶ月前)
https://hasunoha.jp/questions/49841

あなたが、罪を犯して後、仕事を探し段々と軌道に乗りつつある頃からの縁です。

当初は、離れて住む奥さんからの手紙に「もう家族ではなくなってしまったけど、また4人で寿司を食べに行ったり、焼き鳥を食べに行ったりできたら良いなと心から思います」と書いてあったようです。あなたはこれを喜んでいたし、希望に思ってもいた。私も理解のある奥さんで良かったな、と思っていました。

しかし、あなたが寂しさのあまりでしょうが、元家族に接触を直接間接的に取ろうとすることが重なるたびに、奥さんの感情は段々と離れていったようです。ひと月前の相談では、奥さんが「関わらないでください」と言うまでに悪化した。

私は、前回に指摘しました。
償われる側の心を最大限に尊重しましょう、と。
償われる側が必要とする分を、必要とする期間を最大限に尊重する、それがあなたのするべきことでは、と。

そして、元奥さんと子供さんではなく、いつの間にか償う側の心、つまりあなたの心を満たそうとして苦しくなっているのではないですか、とも指摘しました。

しかし、今回も「あと2年は会ってもらえる立場ではなく」と言っています。
前回回答したように、その年数を決めるのは、償われる側です。
あなたではありません。

奥さんは「関わらないでください」と言っている。
一方あなたは、「自分の思いをどのようにして伝えていけばいいのか分かりません」と自分の思いを完遂することに注目している。

このすれ違いをあなたが作っていることを理解しない限り、一層状況は悪化します。

「関わらないでください」といわれているのだから、いまは「関わらない」。
向こうが関わりたいと思った時に初めて関わればいい。
それは、5年先、10年先いつかは分かりません。

相手を最大限に尊重する。
それが償いです。

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

ご指摘ありがとうございました。今は何も考えずやっていくしかないのだと思います。さだまさしさんの「償い」という詩が心に残っています。今は何もかも忘れて、元妻や子供達の未来が明るいものになるよう願い祈るしかありません。その詩の内容のような未来を夢見て頑張りたいと思います。相手の思いを尊重して償っていければと思います。

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