罪を犯し逮捕されてしまいました
私は妻と小学生の息子と幼稚園児の娘と、ごく普通の幸せな生活を送っていました。私は仕事はしっかりとしておりましたが収入は多くはありませんでした。家計の足しにしようと万引きをしました。それは度々続き、いつか痛い目に合う、そんな気がしていました。そしてそんな思いは現実となってしまいました。万引きが見つかりパニックとなり逃げようとして警備の方の腕を振り払い罪も重くなり逮捕されてしまいました。家族も友人も仕事も家も財産も全て失いました。自業自得です。幸い実母が身元を引き受けてくれ、今は深く反省し更正するためお金の価値や物の大切さ、人のやさしさを日々感じ生活しています。自分の犯した罪の重さと愚かさに後悔ばかりしています。住んでいた家で暮らす残された家族は生き辛い思いをして毎日を過ごしています。自分の行いに毎日反省し離れた家族に何をしてあげられるか考え、できる限りのことをしています。手紙を書いたり、お金を掛けずに子供達を喜ばしてあげられるよう折り紙を作ったり押し花をして送ったり。パパのことを忘れないでほしい、いつかもう一度やり直すチャンスが欲しい、そんな欲が生まれてしまっています。私のせいで元妻は辛い人生を送ることとなりました。自分は悪くないのに近所から白い目で見られたりもすると思います。そして子供達も犯罪者の子供としていじめられるかもしれません。家族の人生を大きく狂わせてしまった私にもう一度チャンスを与えてくれるはずもありません。でもやり直したい、そんな気持ちが日々大きくなってしまいます。そのためにも早く仕事を見つけ、経済的にも精神的にも支援や協力をしなければと思い、前向きに頑張ろうと思っています。しかし家族を失い毎日寂しくて寂しくて仕方ありません。心の支えがなくなり、子供という生きがいを失くした自分が今後頑張っていけるのか不安と恐怖の毎日です。絶望して少しだけ希望を見て、また絶望に落ちて、でも頑張ろう、そんな繰り返しばかりです。これから家族に何をしてあげればいいのか、何をしてあげられるのか、でも反対に何もせず自分の存在を忘れてしまったほうが家族は過ごしやすいのではないか、そんな気持ちも生まれよく分からなくなります。今の私の夢は、以前通りとはいきませんが、いつかやり直したい、ただそれだけです。
幸せそうな家族を見ると孤独で寂しく諦めなければいけないのにやり直したい気持ちが強くなってしまいます。やり直せるはずもないのに期待してしまう自分がいて、何年かしたら帰れるかもしれないそう思ってしまいます
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「やり直したい」の考え方
こんにちは、はじめまして。
お辛い心中が伝わってきます。
「絶望して少しだけ希望を見て、また絶望に落ちて、でも頑張ろう、そんな繰り返しばかりです」という文面からは、あなたの悪戦苦闘する日々がひしひしと伺えます。
「これから家族に何をしてあげればいいのか、何をしてあげられるのか」とのこと。いまはただ、お仕事を確定し、収入を安定させてご自分の地固めが第一と思います。足元が覚束ないままでは、その次を考える余力自体がないと思います。
「反対に何もせず自分の存在を忘れてしまったほうが家族は過ごしやすいのではないか」とお尋ねです。これは、先の問いにも共通するのですが、今は離れている家族が何かを欲するのをただ待ち続けることしかできないと思います。奥さんや子供さんが、あなたを「忘れてしまったほうが」「過ごしやすい」のならばそれを尊重すべきでしょう。
在りし日を懐かしみ、「いつかやり直したい」というお気持ちは無理もありません。しかし、それは奥さんたちの方から「やり直したい」と提案されたときのみ有効な未来でしょう。あなたの試行錯誤のアプローチは、むしろ奥さん達を返って遠ざけてしまうと思います。
長い年月の中で、奥さんたちが金銭的にどうしてもひっ迫してくるときがあるかもしれません。その時にも陰ながら支え続け、子供さんたちが成人して結婚して、年を取っていつか人生の悲哀を感ずるようになって始めて交流が生まれるかもしれません。そのくらいの長期で「やり直したい」を考えた方がいいと思います。
前非を悔いつつ、再スタートを切るあなたを応援しています。
御身お大事に。
被害者への償いは?
被害者への償いは済ませたのでしょうか?
鉛筆1本盗まれたら、その損失を取り戻すためには鉛筆10本は売る必要があります。
その労力まで考えたら、万引きされた被害者の損害は計り知れません。
あなたは、自分と家族の心配の前に、被害者の気持ちも考えた方が良いと思います。
他人の悩み苦しみを想像し、仏様のような慈悲の心を持つなら、きっと世界はあなたに優しく接してくれます。
やり直せます。
でもそれは
あなた個人の人生の話です。
元家族の人生は
元家族が決めること。
先ずは
あなたが反省し更生し贖罪し
そのことだけを考えましょう。
元家族のことは
その後の話です。
質問者からのお礼
ありがとうございました。今はとにかく毎日毎日が辛くて仕方ありません。寂しくて寂しくて仕方ありません。でも頑張って頑張続けるしか仕方ありません。元妻からの手紙を読み返してみました。最後に「もう家族ではなくなってしまったけど、また4人で寿司を食べに行ったり、焼き鳥を食べに行ったりできたら良いなと心から思います」そう書いてあります。「4人で」と書いてくれています。信頼関係はマイナスまで落ちてしまいました。その信頼を長い年月かけて少しでも取り戻したいと思います。そして可能性はゼロではない。その日を夢見て少しずつ頑張ろうと思います。一歩ずつ一歩ずつ頑張ります。