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1年前の元彼を忘れられない

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有り難し有り難し 11

SNSで趣味から繋がった遠距離恋愛で9歳差の元彼が忘れられません。
バスで3時間半の所に彼は住んでいて、毎回こちらが泊まりがけでデートをしていました。色々なところに連れて行ってもらいました。初めての彼氏でした。毎日電話してワクワクドキドキで楽しかったことを覚えています。結婚を口約束するぐらいには仲は良好で、喧嘩もありつつ仲良くしていました。

彼の様子がおかしくなったのは別れる前の2ヶ月前でした。その時から何故か急に嫉妬するようになったりさみしがったりするようになったのです。
その時は怒られるので鬱陶しいな泣かないで欲しい、めんどくさいと思ってしまいました。毎日忙しかったので彼に対する心遣いなどが足りなかったです。彼からのおねがいを厳しく断り、疑問などを強い言葉を使い責め立てたりしました。

そして私の管理ミスで月1のデートが無くなった月に別れを切り出されました。
別れる理由は彼は精神に病を元々持っていてそれが再発してとても付き合っている場合ではないというものでした。
ショックでした。
彼からは常にSOSが出ていたのに、彼を逆に酷い言葉をあびせ傷つけたと思ったからです。しかし彼からはこんなに長く続いたのは君が初めてだということと感謝している事を伝えてもらいました。
ここで綺麗に別れればよかったのですが、私はしつこく復縁を望みました。彼にはその度に無理だと言われました。何回も迫ったり泣き喚いたりしたのできっと嫌われています。
こんな自分じゃだめだと思い、相手にもお願いして全て連絡先を消しました。
しかし1年経った今でも忘れられないままです。最後に連絡した際、私のことを聞くと彼はもう好きじゃないと答えました。
だから彼の病のためにも私は邪魔だと思いこの1年耐えました。もう限界です。友達にもいい加減この話をするのは飽きられています。彼のためにも私のためにも早く忘れたいのですが忘れたくありません。

愛した人を忘れることはどうしたらいいのでしょうか、コロナで遠くに行けない状況で向こうはSNSもやめて完全に音信不通状態になっています。だから復縁は難しいので早くこの感情を消したいです。彼が好きなので憎むことができず毎日苦しんでいます。だけど本当は連絡したい安否確認がしたいです。けど断られるのが怖いです。
このふたつの感情が入り交じり辛いです。
どうか助言をお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

彼の判断を尊重されてはいかがでしょう

こんにちは。

「愛した人を忘れることはどうしたらいいのでしょうか」と問う一方、「彼が好き」「本当は連絡したい」という相反する心がぶつかり合っているのでしょう。

彼の本心は、勿論彼にしか分からないと思うのですが、あなたが「最後に連絡した際に」「彼はもう好きじゃない」と答えたようです。それは、あなたを諦めさせようとした、彼一流のやさしさだったのではないかと思います。

彼が別れを告げた理由は、彼が「精神に病を元々持っていてそれが再発してとても付き合っている場合ではない」というものだったそうですね。彼は、あなたを大切に思うがゆえに、自分の精神的病の負担を負わせたくなかったのだと想像します。

ここで、彼にとって選択肢は2つあったでしょう。
あなたを大切に思うがゆえに、一緒に将来通して乗り切って欲しい。
あなたを大切に思うがゆえに、この負担を負わせたくない。
彼は、恐らくこの両者、どちらが良いかを考えたでしょう。

それは、自分の希望だけでなく、現実的にも考えたはずです。
そう、現実的に。

「別れる前の2ヶ月前」にあなたは、「様子がおかしくなった」と感じつつもそれを「めんどくさいと思ってしま」った。「彼からのおねがいを厳しく断り、疑問などを強い言葉を使い責め立てたり」した。

そして、会えない月があった後、彼から別れが切り出された。
その時に初めて「精神に病」という事実を知らされた。
そこで初めて、「めんどくさい」と思っていた彼からの言動は、彼からの「SOS」だったのだ、と「ショック」を受けた。

過去を巻き戻したいでしょう。
しかし、それは残念ながら出来ません。

彼の視点で想像します。

あなたに好きになってもらおうと当初は良いところだけを見せようとした。しかし、心の奥底では「嫉妬」「さみしがったり」するような本来の自分がいる。自分の素を見せても受け止めてくれるだろうか。いや、この反応を見るとこれは難しそうだ。ましてや、「精神の病」を負担させるには荷が重いかもしれない。これは、別れたほうが自分の将来のためにも、彼女の将来のためにも現実的だろう。

そう判断したのではないかと想像します。
それは彼なりに、現実的に、関係をきちんとしようとした責任感の現れであり、あなたを思うやさしさだろうと思います。

自分の想い以上に彼の判断を尊重する
そう思われてはいかがでしょうか

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浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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