お墓について
こんばんは。いつも拝読しております。
今回はお墓のことについてご質問させてください。
わたしには子供がふたりいるのですが、わたしの両親が自分達の苗字で〇〇の墓と、生前のうちから建ててしまいました。ただここで問題なのは隣におばあちゃんのお墓もあるわけですよ。
うちの親は私たちが死んだらその墓を潰して拝んでもらって私たちの墓を作りなさいと言います。
でも結局、うちの子供達は二つも墓をみないといけないわけなんです。
それよりなら、すこし離れた場所に永年供養墓ができまして、ここなら家族用もあるそうなんです。
合祀墓もあるのですが、合祀墓にはいろんな人が入る墓と聞きました。
私はとても人見知りで、おそらくそんなお墓に入ったらパニック起こしてしまうと思うのです。死んでしまえばかんけないと言う方もいらっしゃいますが、怖いテレビとかで成仏できず墓をかえてくれーって番組みました。人は死んでもこの世に意思はあるといいますが、本当でしょうか?
もし本当ならば永代供養墓、関係ないのであれば合祀墓でもいいのかなと考えております。
料金もかなり違いますので、どうかよきアドバイスよろしくお願いします
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
拝むための媒体は何でも良い
遺骨は遺品の一つにすぎません。
私は、遺骨にもお墓にも霊とか魂とかはないと考えます。
お釈迦様は、仏やりっぱな王様など尊敬すべき人については、亡くなった後にストゥーパ(卒塔婆=仏塔)を建てて遺骨を納めなさいと説かれました。
私達が尊敬すべきりっぱな人のストゥーパを拝むとき、私達の心が清らかになるのだそうです。
私は、これは、見習うべきりっぱな人のことを思い出すことで私達の心に善い影響があるという意味じゃないかと思います。
で、日本仏教では、私達の先祖もいずれ仏様(見習うべきりっぱな聖者)になると信仰します。
要は、お墓等の「媒体」の形にこだわる必要はなく、故人を思い出して手を合わせ、善いところを見習う気持ちが重要なのだと思います。
なお、私達も子孫や後輩達の心に善い影響を与えられるような「卒塔婆を建てて拝むべき聖者」になれるよう、良い生き方をしたいものですね。
質問者からのお礼
色々悩んで、でも深く考え過ぎて間違えた解釈をしていることに気付きました。
ありがとうございました。
ちゃんと同じ墓に入り、残された子孫に迷惑かけない。これが一番だと思いました