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父親の死後

回答数回答 2
有り難し有り難し 11

先日は父親の突然死について
相談させていただきありがたい
お言葉をありがとうございました
なんとか生きています
しかしながら少し落ち着いて
きたのですが
今になって父親が亡くなる前に
歯が痛いや足が痛いなど
言っていたことを思い出し
病院に連れて行っていれば
まだ死なずに済んだんではないか
など考える日々です
母親は入院していますし
兄は実家から少し離れたところに
住んでいます
父親も免許は返納していますし
行くのにも私が運転しかありません
父親は私が忙しいと思って
病院に行きたいと言わなかったんでは
ないかなど今になって後悔が
襲ってきます
私は勝手に父親は健康だと思って
いました
2年前にも起き上がりできなくなり
救急車で病院に行き全て検査しましたが
異常がないとのことで帰ってきましたし
亡くなる日も私が届けた
ご飯もよく食べお酒は少しだけ飲んでいました
母親も長生きするね笑なんて
言っていましたし
安心していました
まさか心疾患の疑いで突然死ぬなんて
まだ実感がわきません
でも72歳でしたし
不眠に少し鬱の傾向があり
薬を服用していたので
体調は悪かったのかもしれません
天寿をまっとうした
と思っていますが
今更ですが自分を責める日々です


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人は思い出に支えられ、思い出に導かれて生きていける

 なおりさん、ハスノハに相談をしていただき有り難うございます。お父さんとのお別れに、心よりお悔やみを申しあげます。充分、介護・看護されただろうとお見受けするご遺族であっても、ほとんどが後悔の念を持っておられます。なおりさんのように突然のお別れとなった場合は、後悔の思いが強くなるのはごく自然なことで、私もそのようなご門徒さんとのお参りを何件も重ねてきました。他のお坊さまがお応えされているように、今のなおりさんに大切なものは、日にち薬です。これには二つの意味があります。一つには、この現実は急には受け入れることが難しい(=焦る必要はない)ものだ。二つには、時間の経過によって、この度の悲しみから生きるヒントを見いだせるようになる。受け入れるようになるには、数年かかる方もいらっしゃることを知っておくと、逆に安心してもらえるかもしれません。早く受け入れなければとか、私がしっかりしなければと自分を追い込む必要はありません。泣きたい時には、泣いていいのです。笑いたい時には、笑っていいのです。天気に晴れ・雨・曇り・雪・台風など色々あるように、私たちの心持ちも日々変化してごく自然なことですね。悲しみを抱きながら、後悔の思いを持ちながらも、その日その日にできることを一つずつ焦らず重ねていってください。
 
 さらに、なおりさんの今後の力となるのは、お父さんとの思い出です。「人は思い出に支えられ、思い出に導かれて生きていける」私は、ご法事のご法話でこのようにお話をしています。今は、突然のお別れという一場面に意識が集中していらっしゃると思いますが、これからはお母さんやお兄さん・親戚の方々とも言葉を交わす機会を増やしてみてください。そして、お父さんの若かった頃、元気だった頃の様子などをインタビューするなどして思い出を語り合う機会を増やしてみてください。日にち薬が効いてきたら、72年間生きてきたお父さんの人生の一コマ一コマが浮かび上がってくるでしょう。思い出を思い出し、語り合い、聞き合うことで、これまでのつながりや支え・愛情を再び感じることが出来ます。またそれらの思い出は、なおりさんの今後の人生にも大きな示唆を与えてくださることになります。
いつの日か「お父さん、生まれてきてくれて有り難う」「私を育ててくれて有り難う」と声をかけられるようになりますよ。ハスノハのみんなで応援しています。

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おきもち

個別相談可能
1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。実家の西福寺で中高生を主体とする「るんびに太鼓」に所属、演奏・指導経験を通して、「人は、支えられてこそたくましく生きてゆける」と体感。青少年よみがえりの場「短期るんびに苑」にも関わる。   平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。ご法話や講演などをご希望の方は、遠慮無くお声かけください。  グリーフケアアドバイザー1級 発達障害コミュニ ケーション初級指導者 つどい・さんあい運営委員
ご相談時間はご希望をいくつかお知らせくださいね。 ◆「絵本のお坊さん」として、絵本を通じて人生を見つめ直す活動を行っています。◆死別、離婚、退職、不安など、様々な喪失を抱える方のお話に寄り添い、仏道の教えを分かち合いながら心を癒すお手伝いをしています。◆資格:グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。

安心してください。❝天寿❞を全うされたのですよ。

〈私は勝手に父親は健康だと思っていました〉・・・大なり小なり、皆そのように思っています。(「自分もいつか死ぬ」って思ってないのと一緒です😢)。
また、誰でも「亡くなった人(それが大事な人であればあるほど…)」に対する「後悔」はあります。あの時ああしていれば…、もっと気遣っておれば…等という気持ち、中々消えません。時間が経つしか解決しません。ちなみに、昔の方はそれを❝日にち薬❞と言ってます。いい言葉だと思います・・・💚。
〈自分を責める〉気持ちが湧いた時、お念仏でもお題目でもご真言でも、貴女の「ご縁」のあるものを唱えてみて下さい。
その内、父上様が微笑んで「有り難う。後悔なんかしなくていいよ。こちらで待っているから、いつかまた逢おうね」って言ってくださいます。合掌 南旡阿弥陀仏

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質問者からのお礼

大塚芳明様
ありがたいお言葉ありがとうございます
後悔ばかりの毎日です
日にち薬ですね
いいお言葉です
少しずつ前みたいな日常に
戻れるようゆっくり受け入れながら
生きて行きたいと思います
明日49日を迎えます
今日は父親が夢にでてきて 
ありがとう
と言ってくれ起きた瞬間嬉しかったです
ご回答くださりありがとうございます

げんさん様
ありがたいお言葉ありがとうございます
その日できること少しずつですね
今日は父親の写真をみたりして
過ごしました
明日49日を迎えます
親戚などで
父親の72年間の思い出を話せたらいいです
亡くなっても思い出は消えない
で生きていること
忘れていました
暖かいお言葉ありがとうございます

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