感謝、恩を返す方法。
いつも此方に相談をさせて頂いてます。閲覧ありがとうございます。
何度も返信を下さったお坊さんや、一度でも言葉を下さったお坊さんに感謝致します。
私は今まで、言い訳や責任転換をしていたことに気づきました。そして過去に執着し、人に憎悪を抱いて生きておりました。でも色々な動画を見たり、ここでのお話を聞いたり、経験を通して私が未熟だったのを思い知らされました。私は、過去にどれだけ迷惑をかけてきたのだろう、人を傷つけてきたのだろう…、私は恐怖に侵されて何も気づきませんでした。失ったり傷ついてようやく気が付きました。
そこで、私が今やりたいことは周りの人に感謝や恩を返すことです。でも、どうやったらいいのか、何から始めたらいいのか分かりません。
小さなことから始めたいのですが、私でも出来る方法、また人が喜ぶこととは何でしょうか?まずは身近な人にそれを示したいと思っております。
どうか智慧を貸して頂けると幸いです。拙文失礼致しました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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心の触れ合いを通して
こんにちは。
以前に、二度ほどご縁がありました。
ご自身を振り返るお手伝いができたのなら何よりです。
自省のお気持ちを深められているご様子です。
それは、とても大切な心です。
なかなか出来ないことでもあります。
人間、自分の過ちを認めたくない、頑なさがあるものですから。
私もその一人です。
「今やりたいことは周りの人に感謝や恩を返すことです。でも、どうやったらいいのか、何から始めたらいいのか分かりません」とのお尋ねです。「まずは身近な人」が「喜ぶこと」とのことです。
私は、あなたが今までその「身近な人」に対して行った過誤について、正直に認めたり謝ったりすることが良いと思います。物をあげたりなどをするよりも、人間同士として心が通じ合った、触れ合ったという感覚は何事にも代えがたい喜びにもなります。
あの時は、分かりあえなかった。
今、再び同じ関係には戻れないけれども、せめて分かってくれたことは嬉しい。
あなたの謙虚な姿勢は相手の心を柔らかにするでしょう。
まずは相手の心を慮る姿勢と自分とひとときを過ごしてくれた感謝を述べ、控えめながら自分が少しづつ変われた喜びを相手と語ることができると思います。
ただ、これは相手が受け容れてくれた場合です。
受け容れてくれなければ、サッと身を引くことも必要でしょう。
そして、余裕ができれば「身近な人」に限らず、優しい言葉、柔らかな表情、思いやりの心を他者にも向けていけたらいいのでは、と思いました。
過去に身近な人と何があったかは私にはわからないので、大まかな言い方になりましたが、ヒントになればと思っています。
どうぞお大事に。
安心のお返し
藤本さま
周りの人に感謝や恩を返すこと・・
「安心」を返していくと良いでしょう。
その人が困ったこと、しんどいこと、つらいことがあれば、それを和らげてあげられるようなことを。優しく声掛けや励ましとかからでも。
また、自分が誰かの安心に役立つことをすることで、それを(そっと)見てもらうことなども。
良いことをして頑張っている姿をみて頂くことで、喜んでもらうという感じです。
例えば、医師が、自分の救った子供が、その救ったことがきっかけで医師になったと聞いたら嬉しくなるのと同じような感じです。
川口英俊 合掌
質問者からのお礼
お返事をありがとうございました。
まだまだできる事は少ないですが、私にできる小さな事を一つずつやっていっております。
言葉で伝えるのは今はまだ怖いので取り敢えず気持ちを綴った手紙を渡すことから始めようと思います。
捻くれていて歪んでいる私ですが、自分なりに安心させられるような人間になれたらいいなと思います…。